
収納が限られていても季節のイベントを楽しむ工夫『子供4人共働き・賃貸60㎡でシンプル丁寧に暮らす』vol.6
子どもがいるとどうしても自宅が散らかってシンプルで丁寧な生活なんて無理……と思っている人、必見! さまざまな工夫で、賃貸の60㎡で家族6人住まいを楽しむベリーさんの著書『子供4人共働き・賃貸60㎡でシンプル丁寧に暮らす』(すばる舎)から、すぐに真似できる生活のアイディアをお届けします。
季節の飾りは手のひらサイズを厳選して
子供たちには、季節感を感じながら過ごしてもらいたいなあと思っています。
家の中でも四季の移り変わりを感じられるよう、季節折々の飾りを飾ります。収納スペースが限られているから、手のひらに収まるような小さなものが中心。大きな節句人形などもありません。
1月にはお正月飾り、2月の節分には鬼とお福の小さなお面、3月にはお雛飾りと月ごとに。10月のハロウィンや12月のクリスマスの飾りは、子供たちが手作りしたものも一緒に飾っています。クリスマスツリーは夫と上の子たちが100円ショップで選んだ材料を中心に作ったものですし、リースは長男が保育園のときに作ったもの。

ゆっくり時間をかけて集めているものと、子供たちが作ってきた作品。いろいろ混ぜて、わが家の季節を作っています。
心から気に入ったものだけ気長に集めているので、 梅雨時期に飾りたいなあと考えているガラスのアジサイはまだ見つかっていません。いつどこで出会えるのか、楽しみです。


季節行事を暮らしに織り込んで
暮らしの中で、大切にしているのは季節感。四季折々の季節のイベントをなるべく生活に取り入れるようにしています。
平日働いている分、子供たちと過ごす時間は限られているけれど、子供たちにも暮らしの中に楽しみ を見つけてもらいたいから、無理なくできる範囲で季節のイベントを用意します。
たとえば子供の日。4月の半ばを過ぎた頃から小さな兜の置物を飾って、子供の日当日はかしわ餅を用意。
用意と言っても、パルシステムで購入しておくだけなのですが、「今日は子供の日だね、おやつはかしわ餅!」と声をかけて、みんなで一緒に頬張れるのが嬉しい。
ハロウィンには、「ハロウィンお菓子探し」をします。 数年前にふと思いつき、家の中で始めた「ハロウィンお菓子探し」。家中にお菓子を隠し、隠し場所のヒントを盛り込んだ手描きの地図を子供たちに渡します。
子供たちは地図を手に「あった!」「ここにも あった!」。家の中でお菓子を探して歩きます。小さな次男に見つけさせてあげて、一緒に喜ぶ姿もほほえましい、わが家の恒例行事です。
クリスマスには、長男や長女が保育園のときに作ったクリスマス飾りを中心に飾り付け。クリスマスツリーは夫と子供たちの手作りです。
ごちそう作りも一緒に。大きな丸鶏に下味を付けてオーブンで焼くローストチキン、マッシュポテトで作った山にブロッコリーを飾るブロッコリーツリー。クリスマスをモチーフにしたクッキーも焼きます。
子供の頃、こんなふうにして季節を迎えていたなあ。子供たちが大人になった頃、そんなふうに思い出してくれると嬉しいなと思っています。





(ベリー『子供4人共働き・賃貸60㎡でシンプル丁寧に暮らす』(すばる舎)より一部抜粋/写真:林ひろし/マイナビ子育て編集部)
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書籍『子供4人共働き・賃貸60㎡でシンプル丁寧に暮らす』について

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本書では、ワーキングマザーとしてフルタイムで働きながら、上は小6から下は1歳まで4人の子育てをしているベリーさんが、家族6人が賃貸の60㎡でシンプルかつ丁寧な生活を送るコツを写真付きで紹介。
収納を減らすアイデアや子どもの持ち物を最小限にする方法、季節行事をコンパクトに楽しむコツやワードローブの工夫などなど、家族の人数にかかわらず、共働き夫婦の参考になる暮らしのコツが盛りだくさんです!
ベリーさんのプロフィール
3年間1日も休むことなく更新。にほんブログ村 「ワーキングマザー育児」ランキングでは度々1位に。読者数、PV数ともに急上昇している。
雑誌ESSEの2019年12月号では「暮らしof the year 2019 特別賞」を受賞。2019年11月より、ESSEオンラインで記事を連載開始。今もっとも注目を集めるワーキングマザー・ブロガー。本書は初の著書、全ページ書き下ろし。
ブログ: ベリーの暮らし