デイジーの花言葉|デイジーの名前の由来も解説
小さくてころんとしたかわいい花を咲かせるデイジーは、ヒナギク属の多年草で白から淡紅色の直径5cmほどの可憐な花をつけます。ここでは、デイジーの概要や特徴、花言葉、名前の由来などを詳しく解説します。
デイジーの花言葉
「デイジー(雛菊・ヒナギク)」の花言葉は「平和」「希望」「美人」「純潔」。
「希望」「平和」
デイジーには光が差すと開花する性質があることから、「希望」や「平和」の花言葉がついています。
また、デートするときにポケットに忍ばせておいて、枯れなければ恋が成就するという恋占いの風習を由来としている説もあります。
「美人」「純潔」
デイジーの学名は「Bellis」といいますが、これはラテン語の「bellus(美しい)」からきていて、これが「美人」という花言葉の由来となっています。
デイジーの色別、種類別の花言葉
デイジーには全般の花言葉の他にも、色別で異なる花言葉がついています。
赤いデイジー
「無意識」
白いデイジー
「無邪気」
ピンクのデイジー
「希望」
黄のデイジー
「ありのまま」
紫のデイジー
「元気」「健やかな」
青のデイジー
「幸福」「恵まれている」
デイジーの花言葉に怖いものはある?
デイジーの花言葉には怖い意味があるとする説がありますが、実際には怖い意味はありません。
ただし、シェイクスピアの悲劇「ハムレット」にはデイジーが「欺瞞」「虚偽」「不実」の象徴として描かれていたり、その登場人物であるオフィーリアが川で溺れ死ぬ間際を描いた名画『オフィーリア』にもデイジーが描かれています。
このことからデイジーには怖い意味、悲しい意味があるとされましたが、実際には怖い花言葉はありません。
デイジーの特徴
デイジーはヨーロッパ原産の植物で、イタリアの国花としても知られています。
太陽の光を受けると花が開き、晴れない日や夜は花を閉じる性質を持っています。
一般的に園芸用主として栽培されているデイジーは、八重咲き・ポンポン咲きの園芸品種です。
これらのデイジーは、ホワイトを始めとしてピンクやレッド、サーモンカラーなどの色味を中心に流通しているデイジーの花の大きさは直径3〜8cmで、草丈は20cm程です。
一重咲きのデイジー(雛菊・ヒナギク)はマーガレットに似た白い花を咲かせます。
デージー、デイジー、チョウメイギク(長命菊)、エンメイギク(延命菊)など様々な名前で呼ばれています。
デイジーの基礎知識
・分類…キク科ヒナギク属
・原産地…ヨーロッパおよび地中海沿岸
・別名…デイジー、デージー、延命菊(エンメイギク)、長命菊(チョウメイギク)、時知らず(トキシラズ)
・開花期…2月~5月
・出回り期…9月~3月
デイジーの名前の由来
デイジーの名前の由来は、「day’s eye(デイズアイ)」(日の眼)が語源で、太陽の光がさすと花を開いて、夜や曇りの日には花をすぼめる性質にちなみます。
日本には明治初期に渡来し、小さくてかわいらしい菊と形容され、雛菊(ヒナギク)と名づけられました。
また、花期が長いことから延命菊(エンメイギク)とも呼ばれています。
デイジーの誕生花
誕生花とは、生年月日にちなんだ花のこと。ギリシア・ローマの神話に由来するとされています。
デイジーが誕生花となる生年月日は以下のとおりです。
デイジーの贈り方
ポジティブな花言葉が多いデイジー。
フラワーアレンジメントで、入院されている方への励ましにデイジーを贈ってみるのはいかがでしょうか?
「希望」をもって治療に励んで欲しい、私はあなたが元気になって欲しいという思いは「あなたと同じ気持ちです。」をこめたフラワーアレンジの贈り物です。
病院のお見舞いでは花束を持って行っても花瓶があるとは限りませんし、付き添いの人がいなくて、花を生けることが難しかったりすることもあるでしょう。そのまま置いておけるフラワーアレンジメントの方が便利で、見た目にも華やかで可愛らしいですよね。水を差すだけで手入れも簡単です。
ちなみに、観葉植物など鉢に入っているものはお見舞いのお花としては、NGなので気をつけてください。鉢植えは、根が付く=根付く=寝付く、ということで、病気やケガが長引くと言われていて嫌う人が多いようです。
まとめ
初心者でも簡単に育てることが出来るデイジーは、春のお庭にピッタリです。
前向きな花言葉が多いので安心してプレゼントすることが出来ます。
家族や友人などに、ちょっとしたプレゼントに添えたり、プレゼントとして花束を贈るときなど、メッセージとしておすすめです。
花の色や形もさまざまな品種があるので、デイジーを植えて、ぜひガーデニングも楽しんでみてはいかがでしょうか。