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2022年07月25日 15:15 更新

スターチス(リモニウム)の花言葉|永遠の花と呼ばれるスターチス、名前の由来や特徴を解説

小ぶりで可愛らしい花を咲かせるスターチスはカラーバリエーションも豊富で、切り花やドライフラワーとしても人気です。ここでは、スターチスの概要や特徴、花言葉、名前の由来などを詳しく説明します。

スターチスの花言葉

スターチス

「変わらぬ心」「変わらない誓い」「永遠に変わらない」「途絶えぬ記憶」
スターチスはドライフラワーなどに加工されることも多い植物です。乾燥させても色あせにくいことに由来して「永遠に変わらない」「途絶えぬ記憶」という花言葉がつけられました。

西洋の花言葉
「remembrance(記憶)」
「success(成功)」
「sympathy(同情)」

スターチスの色別、種類別の花言葉

スターチス

ピンク色のスターチス「永久不変」
黄色のスターチス「愛の喜び」「誠実」
淡紫のスターチス「上品」「しとやか」
青色のスターチス「知識」
ハイブリッドのスターチス「お茶目」

スターチスの花言葉に怖いものはある?

スターチス

スターチスの花言葉に怖いものはありません。

スターチスの特徴

スターチス

スターチスはリモニウムの古い属名であり、イソマツ科リモニウム属に属する多年草や一年草の総称です。カラーバリエーションが豊富で、白色や赤色の他にもピンク色や青色、紫色やオレンジ色など、彩り豊かな花を咲かせる品種です。

別名である「リモニウム」や「ハナハマサジ」と呼ばれることもありますが、今ではスターチスという名称で呼ばれることが多いようです。

房状に咲く小さい花が特徴的なスターチスですが、花びらのように見えている部分は、葉が変化した「萼(がく)」とよばれるものになります。実際の花は萼の中に咲いており、5ミリほどの大きさです。園芸種をふくめると、約150品種ほど存在しており、草丈は10〜150㎝ほどで品種によって花の大きさなども様々です。
スターチスの萼の部分は水分が少ないため、切り花などで楽しんだ後は簡単にドライフラワーをつくることができます。

スターチスの基礎知識

・分類…イソマツ科イソマツ属
・原産地…ヨーロッパ
・別名…リモニウム、チース、花浜匙(ハナハマサジ)
・開花期…5月~6月
・出回り期…通年

スターチスの名前の由来

スターチス

スターチスが下痢止めの薬草であったことから、ギリシア語で「止める」という意味の「statizo」が語源となったといわれています。
リモニウムという名前は、ギリシア語で「草原、沼」という意味の「leimon」からつけられました。

和名である「花浜匙(ハナハマサジ)」は、花の形がスプーンに似ていることと、浜辺に咲くことからつけられたといわれています。

スターチスの誕生花

誕生花とは、生年月日にちなんだ花のこと。ギリシャ・ローマの神話に由来するとされていま す。スターチスが誕生花となる生年月日は以下のとおりです。

5月7日、11月17日
(ピンク色)4月18日
(淡紫)4月29日

スターチスの種類

スターチス

スターチスの代表的な品種をいくつかご紹介します。

・ロシアンスターチス
穂状に赤紫色の花を咲かせます。

・リモニウム・ボンデュエリ
リモニウム・ボンデュエリは、アルジェリアに分布する多年草です。鮮やかな黄色の花を咲かせるのが特徴です。

・リモニウム・ベリディフォリウム
リモニウム・ベリディフォリウムは、ヨーロッパに分布する多年草です。「宿根スターチス」や「スターチス・カスピア」ともよばれています。

・リモニウム・ラティフォリウム
リモニウム・ラティフォリウムは、ブルガリアやルーマニアなどに分布しています。「宿根スターチス」や「ニワハナビ」「ヒロハノハマカンザシ」ともよばれています。

・ブルーファンタジア
ブルーファンタジアは、リモニウム・ベリディフォリウム種とリモニウム・ラティフォリウム種の交雑品種です。

・リモニウム・ペレジー
リモニウム・ペレジーはカナリア諸島原産で、過湿を嫌い寒さに弱い品種です。ペレジズ・シーラベンダーともよばれています。

スターチスのドライフラワーの作り方

スターチス

簡単にドライフラワーを作る方法は、花を逆さまに吊るし自然乾燥させるハンギング法とよばれるやり方です。
花束を作りきつくしばります。風通しの良いところで1〜2週間ほど逆さまに吊るしておけばドライフラワーが完成します。

スターチスのアレンジ

スターチスのハーバリウム

ドライフラワーにしたスターチスをそのまま飾るのもいいですが、カラーバリエーションも豊富で他の花とも相性がいいので、リースやハーバリウムなどにアレンジしても可愛く仕上がります。

まとめ

スターチスには素敵な花言葉がたくさんつけられています。切り花や花束の他にもドライフラワーやハーバリウムなど、いろいろなアレンジをして楽しむことができるので、贈り物やお祝いの席にぴったりの花ですね。

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