さかなクンを尊敬する4歳の男の子、早朝から魚市場で魚に没頭……! 「どうしても見たかった」構造とは?
さかなクンが大好きだという4歳の男の子の行動が、Twitterで反響を呼んでいます。
ハコフグ帽子を被った4歳の魚博士
nana-bo(@misumi_srs)さんの4歳の息子さんは、さかなクンが大好き。さかなクンの影響で、たびたび朝5時半に起きて、魚市場に行っているのだとか。何かに熱中したときの子どものパワーは本当にすさまじい!
ある日、いつものように魚市場に行くと……
なんて真剣なまなざし!
魚のエラの構造、あなたは理解して説明できますか? 急に気になってきちゃいますね。
「なんで?」をとことん追求する息子さんの姿勢がとってもすばらしいです。
可愛いハコフグ帽子はおばあちゃんの手作りだそうですし、早朝から一緒に魚市場へ出向いて朝食用にタイを買ってくれるなんて、息子さんの興味関心を尊重して伸ばしていくご家族の温かい愛を感じます。nana-boさんに詳しくお話を聞いてみました。
――息子さんは何をきっかけにさかなクンが好きになったのでしょうか?
nana-boさん やはりあの目に止まるハコフグ帽子が可愛いくてそこから興味を持ちました。本格的に好きになったのは、NHK Eテレで放送している『ギョギョッとサカナ★スター』という魚の番組の影響が大きいと思います。
――さかなクンを好きになって、息子さんの様子に変化はありましたか?
nana-boさん 魚への感謝の気持ちを込めて、魚を余すことなくいただくようになりました。刺身、焼魚、あら汁、ヒレや骨も骨煎餅にしてポリポリ食べます。心臓も焼いていただきます。
――骨や心臓までとはすごいですね。魚市場にはよく行かれるのですか?
nana-boさん こんなに魚好きなら……と、夏休みだったこともあり、生きた体験を経験してほしいと思い、一度、朝に連れて行きました。初めての魚市場で目の輝きが変わり、まるで遊園地やテーマパークに居るような感覚で楽しんでいるみたいだったので、「あ! これは……ハマったな!」と思いました。
――大好きな魚が目の前に数えきれないほどたくさん並んでいるのですから、驚きですよね。
nana-boさん それからは本人自ら朝5時に起きて準備して「魚市場へ行きたい」と催促してくるので、夏休み限定の約束で行くようになりました。夏休みは終わりましたが、本人たっての希望で魚市場へはまだ行きたいと言うので、幼稚園に影響が出ないようにサポートを続けてあげたいとは思います。
――息子さんは市場をどのように見て回っているのでしょう?
nana-boさん 魚市場全体のお店を1店舗1店舗グルリと周って、見たことない魚が入ってないか? 自分の好きな魚は入ってないか? 変わった魚は入ってないか? などチェックし、最後はお気に入りのお店に行きます。
――お気に入りのお店があるのですね。
nana-boさん お気に入りのお店は魚市場に通うきっかけにもなったお店なのですが、口調の優しいベテラン魚マスターがいて、どんな安い魚でも、忙しくても、横で捌くところを見せてくれて色々と教えてくれるんです。最後に息子の汚れた小さな手を綺麗に流してもくれます。息子は、子どもの好きを伸ばしてくれる本物のプロに魚を捌いてもらいたいようです。
――素敵なベテラン魚マスターとの出会いがあったのですね!
nana-boさん 他のお店では危ないからダメ! と近づくことも許されず、捌くところは見せてもらえなかったのですが、そのお店では安全性に配慮しながらしっかり捌くところを見せてくれるので、どうしてもそこで購入したいみたいです。なるべくお店の邪魔にならないよう時間なども配慮しながら楽しませてもらっています。
――タイのエラの構造を観察した息子さんの感想を教えてください。
nana-boさん 「人間は水の中で生きられないけれど魚は生きられるのが不思議」と言っていました。構造を少し理解したようで「水の中にある酸素を魚はエラで吸えるんですよ〜なるほど〜このエラかぁ〜人間には無いですね!」と大人ぶって喋っている姿が可愛いです。
――立派な魚博士ですね。ハコフグ帽子も非常にクオリティが高く驚いたのですが、手作りなのですか。
nana-boさん さかなクンの影響でより魚好きに磨きがかかり、魚図鑑も沢山読み、夏休み中自分で朝起きて魚市場へ通い続け、魚の勉強を真剣にしている姿を見ていて…夏休みに頑張ったご褒美で今1番欲しいであろうサプライズプレゼントにと考えて、裁縫が得意なおばあちゃんに「さかなクンみたいなハコフグ帽子作れる?」と相談したところ、4日で作ってくれました。
――おばあちゃんもすごいですね! nana-boさんは魚を愛する息子さんを見ていてどのようなお気持ちですか?
nana-boさん 水族館も年パスで通っていますが、魚市場では日々変わる値段や旬の魚など、食と人と魚がどの様に関わっているかなどのさまざまな繋がりを知れたことが、魚市場へ通って良かったと思います。そして、魚のこともそうですが、息子と一緒に色々な経験をできることが嬉しいです。こうやって一緒に経験できるのもあと数年だと思うので……この二度と来ない貴重な時間を全力でサポートできる日々にワクワクしております。
――その経験こそが宝物ですね。nana-boさん、すてきなお話をありがとうございました。
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投稿主 nana-boさん
Twitter @misumi_srs
(マイナビ子育て編集部)
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