平愛梨さん「4歳でこんな気配りできるの?」長男の優しさに感謝
三児の母でタレントの平愛梨さんが、4歳の長男とほほえましいやりとりをする中で、成長ぶりに驚いたと明かしています。
「親であっても知らないコトがまだまだたくさん」
平愛梨さんはサッカー日本代表の長友佑都さんと2017年に結婚し、2018年2月にイタリアで長男・バンビーノくん(愛称、以下同)を出産。2019年8月にはトルコで次男のベベックくん、昨年4月にフランスで三男bebeくんを出産しました。現在は、長友さんのFC東京移籍に伴い一家で帰国し、日本で子育てをしています。
平さんは最近、4歳の長男と2人きりで過ごす時間があったといい、Instagramに印象的なエピソードを投稿しました。
前日に2人で何をするか相談していたところ、長男がラーメンを食べに行きたいとリクエストしたため、「お散歩しながらラーメン屋さん探そう!と約束して眠りについた」そうです。
しかし翌朝、平さんは「久々に頭痛がして体調優れない」状態になってしまい……そんなママを見た長男は、思いやりあふれる行動をとったそうです。
「『大丈夫!大丈夫!隣にいるから寝て』と毛布かけてくれて自分が使うオモチャを隣に添えてくれた」
「マッサージする?なんて聞いてくれてうつ伏せになった私のカラダに乗ってくれてむくみが少し和らいだ」
(平愛梨さんオフィシャルInstagramより)
長男の思いがけない優しさに触れた平さんは「4歳でこんな気配りできるの?と少し驚いた!! 親であっても知らないコトがまだまだたくさん」と驚いたそう。
そこで「優しさにジーンとして約束だったラーメン屋さん叶えてあげなきゃ」と気合いを入れ、ラーメン屋に向かったところ、長男は「マックにしよう!! ハンバーガー、ポテトとナゲット! あとカルピスね! オモチャもある?」と言い出し、いつのまにか気が変わっていたとか。自宅を出るまではラーメンを希望していた長男の突然の心変わりに、平さんは「一体どこで気が変わったの」と拍子抜け。
ただ、2人きりの時間を通して、長男の新たな一面を知った平さん。「何はともあれ体調不良でありながらもお母さんて寝込んでられないんだな…ということを知る」一方で、「こういう時間が体調を回復させてくれてる気もする だから、私が、バンビーノにありがとうだね」と綴り、長男に感謝していました。
4歳は自己抑制が発達してくる時期
4歳の子どもは、“心が揺らぐ”時期を過ごしています。
3歳から6歳までの幼稚園児の自己主張と自己抑制がどのように発達するか調査した研究によると、自己主張(自分の要求や意見を相手に伝えること)は3歳から4歳までに急激に増加し、4歳になると頭打ちになるそうです[*1]。そして、自己抑制(相手のために自分の欲求や行動を抑えること)が徐々に発達してきます。
自己抑制とは「まだブランコに乗りたいけれど、友達が待っているから代わってあげよう」などの行動ができることです。しかし、まだまだ未熟な4歳児ですから、自己主張と自己抑制のバランスがうまくとれなかったり、自分の気持ちに折り合いがつけられなかったりして、葛藤します。これが4歳の心が揺らぐ理由のひとつです。
また、4歳になると、記憶が発達し想像力も広がってきて、経験や出来事を話したり、ごっこ遊びを楽しんだりします。その一方で、暗い場所や大きな音などから怖い出来事をイメージして不安になってしまうこともあります。さらに、見通す力もついてきているため、“失敗するかも”と感じたときなどに、突然泣いたり大声を出したり、頑なにやろうとしなかったりという姿が見られることもあります。
こうした心の揺らぎも大事な成長のひとつです。親子で悩んだり笑ったりしながら乗り越えられると良いですね。