
板チョコに凹凸がある理由、割りやすくするためじゃなかった!?
バレンタインデーといえばチョコレート。バレンタインが近くなるとおしゃれでかわいらしいデザインのチョコもたくさん売り出されますが、普段はやはり板チョコを手に取ることが多いですよね。そこで今回は、子どもも大好きな板チョコに関する雑学クイズ。お子さんと一緒に考えてみてくださいね。
板チョコに凹凸がある意外な理由は?

昔から食べられていて馴染み深い「板チョコ」。
板チョコといえば、表面にブロックのような凹凸がある商品が多いですよね。凹凸があることでひとくちサイズにも割りやすく便利ですが、実はあの凹凸は、割りやすくするためにあるのではないのだそう。
では、いったい何のために、わざわざ凹凸をつけているのでしょうか。
答えは、製造時にチョコレートを均一に冷やすため。
……といっても、すぐにはピンとこないかもしれませんね。
板チョコは、カカオ豆やココアバター、砂糖などの原料を混ぜた液体状のチョコレートを型に入れ、冷やし固めてつくります。
このとき、液体状のチョコレートと型の接する面が多いほど、熱が逃げやすく早く固まります。
そのため、わざと凹凸をつくってチョコと型の接する面を増やし、早くかつ均一に冷えるようにしているのです。
チョコが均一に冷えないと、食べたときのくちどけが悪くなってしまうのだそう。板チョコの凹凸は、おいしさを保つために欠かせないものだったのですね。
聞いて驚く、もう1つの理由

均一に冷やす以外に、「型から外しやすくなる」という理由もあるようです。
チョコを冷やすと体積が減って縮むのですが、その際、凹凸があると型から外しやすくなるのだそう。
てっきり消費者が割って食べやすいよう凹凸のあるデザインにしていたのかと思いきや、製造時の効率化を目的としたものだったとは驚きですね。
板チョコの凹凸、デザインはさまざま

普段あまり気にしていなかった板チョコの凹凸も、意識して見てみると、商品によりさまざまなデザインがあることがわかります。
ブロックが真四角のもの、長方形のもの、ラインのような模様が施されているもの。中にはブロック部分に絵や文字が描かれているものもあります。
お子さんと一緒に、複数の板チョコを見比べてみるのも楽しいかもしれませんね。
まとめ
メーカーの工夫に思わず納得してしまった、板チョコの凹凸の理由。
バレンタインデーにはこんなチョコレートの雑学を披露すると、会話も盛り上がるかもしれませんよ。