喪主を務めたことがない人の約7割が「しっかりと務められると思わない」と回答【葬儀に関するアンケート】
日本トレンドリサーチ(運営会社:NEXER)は、斎奉閣・家族葬会館 和ごころ(三重平安閣)と共同で「葬儀の喪主」に関するアンケートを実施しました。
およそ3分の2の人が、喪主を務めるうえで大変だったことが「ある」
「葬儀の喪主」についてのアンケートでは、全国の男女1,393名にまず、喪主を務めたことがあるか聞いています。
調査の結果、42.1%が喪主を務めたことが「ある」と回答しました。
続いて喪主を務めたことが「ある」と答えた人に、喪主を務めるうえで大変だったことはあるかも尋ねました。
65.2%が、喪主を務めるうえで、大変だったことは「ある」と答えました。
具体的にどのようなことが大変だったのかも、一部紹介します。
どのようなことが大変だった?
・なにもかも一人で決定しなければならずただ疲れた。(50代・男性)
・何をしていいのかわからない、判断するための基準がない(60代・男性)
・長女で一人っ子だったし、それに加え夫が海外赴任で頼りになる家族は長男一人だけ。幸い親戚が地方から駆けつけてくれたが、いずれにせよ病院から葬儀の準備他すべて一人でやる初体験をした(60代・女性)
突然のことや初めてのことで段取りがわからなかった、といった声がとても多くありました。さらに頼れる人もいなくて大変だった、という意見も多かったです。
約4割が、喪主を務めるうえで困ったことが「ある」
次に、喪主を務めるうえで困ったことはあるかを聞きました。
40.4%が、喪主を務めるうえで困ったことが「ある」と答えました。
具体的にどのようなことで困ったのかも聞いていますので、一部紹介しましょう。
どのようなことで困った?
・お布施の相場がよくわからない(60代・男性)
・葬儀社や葬儀場の手配など(60代・女性)
・どのようなものを用意したり、人を頼まなければいけないのかわからない(50代・男性)
・当日来られた方々の半数以上が知らない人であいさつするにも戸惑った(70代・男性)
葬儀の決まり事や手順などがわからず、困ったという人が多いようです。
約7割が、喪主を務めることになったら「不安」と回答
続いて、もし今後、喪主を務めることになったら、しっかりと務められると思うかを質問しました。
68.4%と7割近くが、今後、喪主を務めることになったら、しっかりと務められるか「不安」だと答えています。
「不安」と答えた人に、どういう所が不安に思うかを尋ねました。
「不安」に思う理由は?
・知らない事や段取りが多すぎてちゃんとできる自信がないから(50代・女性)
・やったことがないし、誰に聞いていいかもわからないから(40代・男性)
・喪主をするということはかなり近い人が亡くなったということ。それどころではない心境だと思う。(40代・女性)
経験がないため不安、段取りがわからないから不安といった意見が多くありました。
自分に近い人が亡くなった中で務めなければならないこともあり、感情的にそれどころではないという声もあるようです。
調査概要
「葬儀の喪主に関するアンケート」
調査期間:2023年3月3日〜3月7日
調査機関:日本トレンドリサーチ(自社調査)
調査対象:全国の男女
有効回答数:1,393サンプル
調査方法:インターネット調査
日本トレンドリサーチの該当記事:https://trend-research.jp/17068/
斎奉閣・家族葬会館 和ごころ:https://saihokaku.jp/
(マイナビ子育て編集部)