約9割が引越し後に後悔! 理由は……3位「住民トラブル」2位「日当たり」1位はやっぱり……
AlbaLinkが運営する「訳あり物件買取プロ」は、引越し経験のある500人を対象に「引越し後に後悔したこと」についてアンケート調査を実施しました。
引越し後に後悔したことがある人は約9割に
引越ししたことがある500人に「引越し後に後悔したことがありますか」と聞いたところ、「ある」と回答した人が87.4%という結果に。多くの人が「後悔したこと」「不満に感じたこと」があるとわかりました。
引越しでの失敗を避けるために情報収集をしても、実際に住んでみると「こんなはずじゃなかった」と感じることも多いようです。
引越し後に後悔したこと 1位は「騒音がひどい」
引越し後に「後悔したことがある」と回答した437人に後悔の内容を聞いたところ、圧倒的1位は「騒音がひどい(176人)」でした。2位「日当たりが悪い(39人)」、3位「住民トラブルがあった(38人)」、4位「設備への不満(34人)」と続きます。
全体的に、引越し先の建物や部屋についての後悔が上位を占める結果となりました。また「騒音」「日当たり」「隣人とのトラブル」など、短時間の内見ではわかりにくいポイントを挙げた人が多くなっています。
<1位 騒音がひどい>
・内見した時にはわからなかったのですが、壁が薄くて隣の人の声などが聞こえる(27歳 女性)
・思ったより、外の音が聞こえる(37歳 女性)
・上階の騒音(生活音)がとても気になりました(45歳 男性)
昼間の内見では夜間の騒音には気づけないことが多く、実際に住んでみてから騒音に悩む人も少なくありません。
壁が薄くて隣人の生活音が聞こえる場合、自分が出している音を聞かれている可能性もあり、気持ちのよいものではありませんね。隣人や上階の生活音や足音だけではなく、外から聞こえる電車や車の走行音が気になったというコメントも目立ちました。
<2位 日当たりが悪い>
・夕方の暗い時間帯に内見したので、陽が入ってくるかの確認ができず、日当たりの悪い部屋を契約してしまった(27歳 男性)
・西向きなので日中は日当たりがイマイチで、夕方から急に明るくなり室温も高くなる(33歳 女性)
・東向きの窓のみなので、午前中しか日が当たらず、洗濯物を干せる時間帯が少ない(55歳 女性)
夕方に内見すると、昼間の日当たりが悪いことに気づけないケースもあります。日当たりが悪いと湿気やカビの原因になったり、気分が沈んでしまったりすることもあるため、軽視できないポイントです。
なお全体的には「日当たりが悪い」という回答が多かったものの、一部「日当たりが良すぎて室内が暑く、冷房代がかさむ」というコメントもありました。
<3位 住民トラブルがあった>
・同じアパートに住んでいる子どもがアパートの駐車場で遊ぶので、車に何度かものを当てられたこと。親に伝えても「子どものしたことだから」と改善しようせず不満です(26歳 男性)
・マットなどの対策はしていたのですが、下階の住人からたびたび「子どもの足音がうるさい」と言われました。駐車場にゴミを置かれるなどの嫌がらせを受け、1年も経たずまた引っ越しました(35歳 女性)
・隣の住人が、何かにつけて文句を言ってくる(46歳 男性)
とくに「下階や隣の住民から騒音クレームが入った」というケースが目立ちます。隣人とうまく折り合えないと、ストレスが溜まりますよね。
またトラブルとは言えないかもしれませんが、「ご近所さん意識」の強い地域だと、勝手に敷地や家に入ってこられて困惑するケースも。隣近所にどんな人が住んでいるかも、内見ではなかなかつかめないポイントです。
後悔しないためにしたほうがいいことは「同じ物件を何回か内見する」
「引越し後に後悔しないためにしたほうがいいこと」を聞いたところ、、1位は「同じ物件を何回か内見する(79人)」でした。2位は「内見時に部屋をしっかり確認する(76人)」と続きます。7位には「内見の時間帯を工夫する(18人)」がランクインしており、内見について挙げた人が多数という結果に。
引越しで後悔しないためには、内見がポイントになりそうです。
<1位 同じ物件を何回か内見する>
・時間を変えて、何度も内見すればよかったと思います(38歳 女性)
・可能であるなら時間をずらして、内見を複数回したほうがいいです(43歳 男性)
・現地には何回も足を運ぶべきです(50歳 男性)
「昼だけではなく、夜も行った方がいい」という声が多数。日中は隣人が仕事などで留守にしていることが多く比較的静かですが、夜は生活音が確認できるからです。
時間をずらせば、時間帯ごとの日当たりも確認できます。また夜に物件まで行ってみることで、夜間の周辺環境もチェック可能です。
<2位 内見時に部屋をしっかり確認する>
・蛇口をひねるなど、細かく見ておけば良かった(22歳 男性)
・内見をしっかりすること。内見時に壁をノックして、薄くないか確かめること(31歳 男性)
・内見時に隅々まで見て、「電気系統」「換気扇」「給湯器」の作動を確認しておけばよかったです(47歳 女性)
「せっかく内見に行ったのに、チェックが不十分だった」と後悔している人も多いのでしょう。「壁の薄さ」「水回りなどの設備」をもっとよく見ておけばよかったという声が多数寄せられました。
内見で住宅設備を触る場合は、案内してくれている営業担当者に一言断ってからにしましょう。
<3位 周辺環境を確認する>
・近所にある建物や施設にもっとこだわれば良かった(32歳 女性)
・最寄駅から実際に歩いてみる(44歳 男性)
・家の中だけでなく、周辺もよく下見しておくべきでした(52歳 女性)
騒音の中には、隣室からではなく外から聞こえてくるものもあります。そのため「線路や大きな道路が近くにないか」「夜中まで営業している店舗が近くにないか」などをチェックしておくとよいでしょう。
また、最寄り駅や最寄りのバス停から物件まで歩いてみると、周辺施設のほか街灯の有無もわかります。
調査概要
調査対象:引越ししたことがある人
調査期間:2023年5月12日~17日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:500人(女性329人/男性171人)
回答者の年代:10代 0.8%/20代 20.2%/30代 41.6%/40代 22.8%/50代 12.0%/60代以上 2.6%
AlbaLink
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(マイナビ子育て編集部)