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2023年07月05日 07:11 更新

紗栄子さん「ママのそういうところだよ!」と息子さんに怒られ……イライラの原因を親子で解決

モデルでタレントの紗栄子さんが自身のYouTubeチャンネルで視聴者からの様々な悩みに回答。自身の体験を重ねて、子育てで難しい場面の対処法などを明かしました。

「ついていい嘘と悪い嘘がある」

2020年から栃木県大田原市に移住し、牧場を経営している紗栄子さん。プライベートでは2007年に20歳で野球選手のダルビッシュ有さんと結婚し、2008年に第一子、2010年に第二子を出産しました。2012年に離婚後は、シングルマザーとして長男と次男を育てています。

動画では視聴者からのお悩みに回答していく中で、自身の子育てと重ね合わせたリアルなエピソードが明かされました。

「小学6年生の息子が嘘をつくことが多くなり、隠しごとも増えた。注意してはいるが、嘘をつくことが癖のようになっていて、どのように声をかけていいのかわからない」という悩みに、紗栄子さんは、まず、「すべての嘘が悪いわけではない」と持論を述べます。

そのうえで、「ついていい嘘と悪い嘘があるじゃない。誰かを守る嘘は大人も目をつぶってあげるべきだけど、誰かを傷つける嘘は絶対ついてはいけない」と助言。ただし、ついていい嘘といけない嘘の線引きは難しく、そこはジャッジする大人や親のセンスが問われるかな……と、大人であっても悩む場面はあるといいます。

もし「よくない嘘」をついた場合は、お子さん自身が「これはよくない嘘だ」と理解することが大切ですが、紗栄子さん自身も何かを指摘されると反発したり自分の意見を主張したり強く出てしまうタイプ。しかし、いかなる理由があろうとも自分の行動によって親や兄弟、友達など、大事な人に迷惑をかけた、と気づくことが「自制につながった」と言い、息子たちにも「大事な人に迷惑がかかってしまう」というアプローチをしているそうです。

「あなたのやったことで傷ついた人がいるんだよ、と伝える。そこで起きた事柄だけじゃなくて、人の気持ちの流れ、ストーリーを丁寧に伝えてあげることが子どもの理解につながるんじゃないか」と言い、ついてはいけない嘘に関しては真剣に向き合う根気強さが親にも必要ではないか、と話しました。

「ママが怒った空気感が嫌。それを直してほしい」

アメリカ在住で7歳の娘を育てている相談者さんからは、かなり長めのお悩みが。

「子どもはテレビやYouTubeが大好きですが、そうしたものを見せるのはよくないという刷り込みを受けてきた私は、娘がYouTubeなどを見ているとカッと怒りがマックスになりすぐ怒鳴ってしまう」
「娘のことが大好きでたまらなくて心配で言ってしまう。一度きりの人生だし好きなようにさせたい気持ちと、良い人生を送れるよう導いてあげたい気持ちとある。
以前YouTubeで紗栄子さんのお子様がテレビを見ているのを紗栄子さんは笑顔で当たり前のこととして受け止めているのを見てとても羨ましかった」
「娘はファッションも大好きで2歳から自分で着る服を選ぶ、素晴らしいことだが派手目な服を着ると文句を言ってしまう。髪の色も自由な子が多いが、ピンクにしたいと言われると困ってしまう」

……という相談者さんが、「どうしたら紗栄子さんのように子どもをありのままに受け止めてあげることができるのでしょうか。紗栄子さんはやはり勉強しなさいなんて一度も言っていませんか? 子育てのアドバイスたくさんほしいです」と訴えると、紗栄子さんは「全然言ってた! むしろ代弁してくれてありがとう、お母さんの本音だからそれが!」と大共感。

紗栄子さん自身も、「それこそ先々週とかあって」と、お子さんにカッとなって怒ってしまった直近のエピソードを告白しました。

その日、紗栄子さんは息子たちに何回も「もうやめなさい」「もう出かける時間だよ」「そのファッションは今日のお出かけにはNGだから着替えなさい」といった注意を続けており、他の事柄も溜まって最終的に「いい加減にしなさいよ!」とブチ切れてしまいました。

しかしお子さんたちは、ママのイライラが積み重なっていることがわからず、急に怒られたと思い、びっくり。そして息子たちは、「ママが怒った空気感が嫌。それを直してほしい」と訴えたのだといいます。

息子たちが「一方的に自分たちはいつも怒られて黙っている側だけど、初めて言わせてもらう」と本音をぶつけてくれたことで、親子で話し合う機会を設けることができ、紗栄子さんからは「ママが言ったことを1回目で聞いてほしい」とリクエスト。そして息子たちからは「わかった。じゃあママも怒る前に、自分で気持ちを落ち着ける努力をしてみてくれ」とリクエストされ、お互いに了承したのだそうです。

「今まではお互い嫌な思いしたまま生活の中で消えていくのを繰り返しちゃったけど。大人に何か言えば理解してもらえて解決できたって経験になったはずだから。私だけじゃなく、そうやって人間関係を築いていってくれたらいいなと思うし、私も親子でそうできたことがうれしかった」と、紗栄子さん。

悩み相談を終えて、「誰かが同じように思ってることで救われてるところってあるから、このコーナーが少しでもそうなってくれると嬉しい。みんなで支え合っていこう!」と、悩みを持つ親御さんたちが励まされるようなメッセージを届けてくれました。

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