更年期を過ぎたら「ご褒美」が待っている…その理由とは? 人生たいていのことはどうにかなる#3
子育て、仕事、人間関係、健康、夫婦関係……さまざまなことに向き合い、それなりに充実した生活を送る中、ふと気づくと悩みや不安に押しつぶされそうになる瞬間があります。そんな時、じっくり味わってほしい言葉があります。
産婦人科医の高尾美穂先生による「人生たいていのことはどうにかなる あなたをご機嫌にする78の言葉」(扶桑社)より、心のモヤが晴れていくようなヒントをお届けします。
人生は……
人生が何日かって考えると膨大な日数のように思える。
でも、週で考えると、80歳まで生きるとしたら人生は4000週間くらい。
1週間が過ぎるのはあっという間だから4000は決して多い数ではないよね
更年期を過ぎたら……
閉経を迎え、エストロゲンが少ない状態に体が慣れてきたら、女性ホルモンに揺さぶられない穏やかな時期がやってくる。
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更年期とは、生理がなくなる閉経の前後10年間ほどの期間を指します。閉経の時期は人によって違い、早い人では40〜45歳の間に閉経することもあります。
更年期には、エストロゲンの分泌量が急激に減ることで、ほてりやのぼせ、動悸などの自律神経症状、肩こりや頭痛、イライラや物忘れなどのメンタルの不調など、さまざまな症状があらわれます。不安に感じる方も少なくありませんが、ずっと続くわけではありません。とくに閉経前2年から閉経後の1年の計3〜4年間は更年期症状が強く出やすい時期とされていますが、その後は、エストロゲンが少ない状態に体がだんだん慣れ、ホルモンの揺らぎによる不調は徐々になくなっていきます。
更年期を過ぎたら、人生で初めてと言ってもいいくらい、女性ホルモンに揺さぶられることがない穏やかな凪の時期がやってきます。更年期の治療法もちゃんと用意されていますので、賢く取り入れて、どうにか前向きに乗り切っていきましょう。
(「人生たいていのことはどうにかなる あなたをご機嫌にする78の言葉」より)
書籍「人生たいていのことはどうにかなる あなたをご機嫌にする78の言葉」
産婦人科医・高尾先生が贈る、あなたをご機嫌にする言葉
長年、産婦人科の外来を通して患者さんの心と体に向き合ってきたからわかる、悩みや不安。
患者さんが病院で、自分の症状や心配事を上手に説明するってなかなか難しいもの。ときにはこんがらがってしまった話を丁寧にほぐしていき、どうしたらいいかの糸口をみつけてくれるのが高尾先生。その姿勢そのままに、どうしたらひとりひとりが自分の人生をよりよく生きられるのか、そのヒントがつまった本です。
いつもお守りのように手元に置いておいて、悩んだとき迷ったときに開いてみてください。きっと目の前がぱっと開けてくるはずです。