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2023年10月06日 07:07 更新

1日では遊び尽くせない! アスレチックに迷路、ダム見学までできる【神奈川県立あいかわ公園】

爽やかな秋風が心地よい今日この頃。体力を持て余した子どもには、外で思いきりエネルギーを発散してもらいたいですよね。 「お金は使わずに1日中遊ばせたい」「近所の公園以外にもレパートリーを増やしたい」そんなママパパ必見! 入場料無料なのに、丸1日いても遊び尽くせない【神奈川県立あいかわ公園】をご紹介します。

大自然に囲まれた宮ケ瀬ダムの下に広がる【神奈川県立あいかわ公園】

神奈川県の清川町・相模原市・愛川町にまたがる宮ケ瀬ダム。首都圏最大の同ダムの下に広がる自然豊かな公園が、今回ご紹介する【神奈川県立あいかわ公園】です。

その広さは、なんと東京ドームが約10個分入る51ヘクタール。
春には色とりどりのツツジが一面に咲き誇る「花の斜面」や、晴れた日には横浜ランドマークタワーまで見える眺望抜群の「風の丘」などがあり、四季折々の感動的な景色と出会えます。

大型遊具を揃えた「冒険の森」や「ふわふわドーム」、さらに夏季には「ジャブジャブ池」からも、一年中聞こえてくる子どもたちの歓声。「工芸工房村」では、地元愛川町の伝統工芸である藍染や機織り、紙漉きなども有料で体験できます。

さらにこちらの公園、4月から11月までは、宮ヶ瀬ダムのダイナミックな観光放流見学の拠点にもなるんです。入場無料でいろいろ楽しめるお得なお出かけスポットとして、親子連れから大人気なんですよ!

神奈川県立あいかわ公園 基本DATA

■所在地:神奈川県愛甲郡愛川町半原5423
■TEL:046-281-3646
■開園時間:4月~9月/8:30~18:00 10月~3月/8:30~17:00
※遊具の利用時間は公式HPをご確認ください。
■休園日:年末年始(12月29日~1月3日)
※公園各施設は休館ですが、駐車場は無料で開放していて、園内の散策や広場での遊びは楽しむことができます
■入園料:無料
■アクセス
[電車+バスの場合]
◎小田急小田原線「本厚木駅」から、神奈川中央交通バス「センター経由半原」行きに乗車し、「愛川大橋」下車、徒歩15分
◎JR・京王線「橋本駅」から、神奈川中央交通バス「三ヶ木」行きに乗車し、終点下車→関経由半原行きに乗車し、「石小屋入口」下車、徒歩15分
[車の場合]
◎東名高速「厚木IC」から約40分
◎圏央道「相模原愛川IC」から約15分
◎中央道「相模湖IC」から約45分
■駐⾞場:あり
※平日は無料。土日祝及びゴールデンウィーク、夏休み、春休みは有料(普通車500円)
■トイレ:あり
■⾷事:パークセンターでお弁当の販売(土日祝のみ)あり。工芸工房村にテイクアウト専門の「Park Side Kitchen」(土日祝のみ営業)あり。ダム上の水とエネルギー館に「Lake Side Cafe.」(月曜定休・祝日の場合翌日休み)あり
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※変更がある場合がありますので、詳しくはHP等でご確認ください。
【公式HP】神奈川県立あいかわ公園

駐車料金も1日500円と格安!

新しい公園を開拓するのが好きな我が家ですが、じつは【神奈川県立あいかわ公園】は何度もリピート済み。それほど気に入っている公園なんです。

その理由のひとつは、1日500円という駐車料金の安さ。平日は、駐車料金が無料になります。時間ごとに加算されることもないので、駐車料金が気になって思い切り遊べない……なんてこともありません。

公園の駐車場は「南駐車場」と「北駐車場」の2か所あります。南駐車場は461台、北駐車場は283台駐車可能で、南駐車場のほうが駐車台数が多いうえに、公園内の各施設にアクセスしやすくて便利。北駐車場は、南駐車場の混雑状況に応じて開場します。

わんぱくキッズは遊具がいっぱいの「冒険の森」を遊び倒そう!

公園に到着して我が家が真っ先に向かうのは、遊具がたくさん揃った「冒険の森」。入口広場から、デッキのスロープをのぼると到着します。体を動かして遊べる個性的な遊具が、とにかくたくさん並んでいます。

まずは、丘の斜面を利用してつくられた高低差のある「壁の迷路」からスタート!

巨大な迷路はゴールを目指すだけでなく、道中に待ち受けるアスレチックのような難所を越える必要があり、先に進むのが意外と大変です。

見晴らし台では、大自然を眺めながら休憩するのも◎

でもその大変さがとても楽しいようで、息子も何度も挑戦したがります。体力を持て余したお子さまには、ぜひここでクタクタになってもらいましょう!(笑)

続いてご紹介するのは「巨大ツリー」。

張り巡らされたネットを使って、てっぺんを目指します。混みあっていたので息子は途中で断念しましたが、てっぺんまでのぼったらどんな景色が見えるのでしょう!? きっと気分も爽快なんでしょうね。

じつは先ほどご紹介した「壁の迷路」と「巨大ツリー」は、網のトンネルでつながっています。

壁の迷路のゴールのひとつに、トンネルの入り口があります。そこからスタート!
1つ目のトンネルをリスのようにすばしっこく進む息子。もちろん大人は通れないのですが、網のトンネルだから子どもがどこにいるか分かって安心です
2つ目のトンネルは、高いところを通るのでスリリング。気にせずどんどん進んでいきます
そして巨大ツリーに到着!

トンネルを通るだけでも楽しいのに、ゴールが巨大ツリーになっているなんて素敵すぎですよね。

巨大ツリーのあとは、子どもたちに大人気の「スライダー」を楽しんでみては?

ながーいローラー滑り台は、想像よりもスピードが出てスリル満点! 滑り台を満喫したいという方は、お尻が痛くならないように敷くものを持っていくことをおすすめします。

滑り終わると、斜面を駆け上がってスタート地点へ向かう息子。斜面を行ったり来たりしているだけでも、良いエネルギー発散になります。

ロープにしっかりつかまって滑る「ターザンライド」も息子のお気に入り!

前後や左右に揺れながら予測不能な動きで進むから、ハラハラ、ドキドキする楽しさがあります。

冒険の森には、本格的なアスレチック遊具が待ち受ける「林間アスレチック」もあります。王道から初めて見るものまで、種類も豊富。

波打つような急斜面を駆け上るこちらのアスレチックは、意外と難関。何度かトライしてようやく突破!
斜めになった壁を飛び移りながら進みます。気分はすっかり忍者!
王道の丸太跳びは、持ち前のバランス感覚を発揮して難なくクリア

子どもの満足度もバッチリで、無料とは思えないクオリティのアスレチックです。

雄大な自然を感じながら遊べる「ふわふわドーム」

パークセンターそばにある「子ども広場」には、ぴょんぴょん飛び跳ねて遊べる「ふわふわドーム」があり、子どもたちに大人気!

お山が2つの大きいドームは小学生用、お山が1つの小さいドームは幼児用と分かれています。たくさんの自然に囲まれて遊べるから、爽快感がまた格別のようです。

公園の散策が楽しくなるマンスリー・チャレンジ

【神奈川県立あいかわ公園】では、クイズラリーやパネル探しゲームなど、誰でも無料で参加できるマンスリー・チャレンジを実施しています。家族で参加して、公園の豊かな自然に触れながら散策を楽しむのもおすすめ。参加する場合は、パークセンターで申し込みをしましょう。

我が家が訪れた12月のテーマは、「サンタクロースを探せ」。公園内に設置された、16人のサンタクロースのパネルを見つけるというゲームでした。8枚以上見つけたら「チャレンジ賞」、16枚全部見つけたら「パーフェクト賞」がもらえます。

普段は遊具のある「冒険の森」を中心に楽しんでいた我が家ですが、このときは園内のサンタクロースのパネルを探しながら、公園の中でもいちばん見晴らしがいい「風の丘」に来てみました。

頂上までの道のりは意外と大変でしたが、周囲の自然が一望できて眺めは抜群!
空が大地とつながっているようなこの景色は感動モノでした!

思わず転がりたくなる丘

普段なら「疲れたー」と挫折しそうなシーンでも、サンタさんを見つけたい一心で黙々と歩いてくれた息子。おかげでこの日は、冒険の森に行く余力もないほどクタクタになりました。

大迫力! 宮ケ瀬ダムの観光放流も無料で見学できる

春から秋にかけて【神奈川県立あいかわ公園】に行くのなら、宮ケ瀬ダムで観光放流が実施される日に合わせてみては。観光放流を実施しているのは4月~11月の毎週水曜、第2・第4金曜、第2日曜のほか、不定期に開催される「イベント放流日」です。

パークセンターから宮ケ瀬ダムは、片道約1㎞。歩いてでも行けるのですが、パークセンターから宮ケ瀬ダム下を結ぶシャトル便として、イタリア製のロードトレイン「愛ちゃん号」が走っています。

ロードトレイン「愛ちゃん号」

料金は、大人片道300円、子ども(小学生)片道200円。往復利用するとけっこう金額がかさむので、下り坂でラクに歩ける行きは徒歩、上り坂でキツイ帰りはロードトレインを利用するのが我が家流です。

この夏、初めてダムの観光放流を見学できたのでご紹介します。

到着すると、ダムのすぐ手前にある橋にはたくさんの人だかり。我が家は、ちょっと遠目の橋から見学することにしました。青のような緑のような、エメラルドグリーンの水面が幻想的ですよね。

定刻になるとアナウンスがあり…

ついに放流が始まりました! なんと1秒間に30立方メートルの水が放流されるそうです。重さに換算すると、30トンですからすごい量ですよね。放流の時間は6分間。

もっと近くで見たくなり、ダムの真下まで行ってみることにしました。

すると聞こえてきたのは、ゴゴゴォーッと響き渡る音。真っ白なしぶきをあげて流れ落ちる大量の水は、想像を絶するような大迫力です。親子で圧倒されながら、壮大な水のショーを楽しみました。

放流を見学したら、ダムを真上から見下ろせる“ダム上”にもぜひ行ってみてください。ダム上に行くには、エレベーター(無料)を利用する方法と、有料のケーブルカー「インクライン」に乗車する方法があります。

ケーブルカー「インクライン」

ベビーカーをご利用のご家族なら、ゆったり座って行けるインクラインがおすすめです。

ダム上に到着すると、ご覧のとおり壮大な眺め!

満々と水をたたえたダムが直下に望めます

エメラルドグリーンの水面と深い緑の織り成す、夏の絶景に目を奪われます。

反対外には、ダム建設によって生まれた人造湖の宮ケ瀬湖も望めます。こちらも日光の当たり方によっては、エメラルドグリーンに輝いて見えるのだとか。

そのほかダム上には、ダムや水資源、エネルギーに関する情報をさまざまな展示物で体験しながら学べる「水とエネルギー館」(無料)や遊覧船「ミーヤ」(有料)の乗り場もあり、ここだけでも充分楽しめるスポットです。

【おまけ】公園に行くなら立ち寄ってほしい、あげぱんが絶品の「オギノパン」

もはやパン屋の域を超え、観光地のような賑わいを見せるオギノパン

季節を変えて何度もリピートしているほど、こちらの公園がお気に入りの我が家。その理由のひとつが、公園にほど近い国道412号線沿いにあるオギノパンの本社工場です。

公園の前に工場に併設された直売店に立ち寄り、焼きたてパンを買っていくのが定番コース。売られているパンの種類も豊富なので、「これ、おいしそう!」「あ、こっちも~!」とあれこれ見て回る楽しさは、まるで宝探しのようなワクワク感があります。

タイミングが合えば、工場外側の見学通路からガラス越しにパンの製造工程をちょこっと見学できます。

個人の見学は予約不要

無料で自由に見学できるから、ぜひ気軽に覗いてみてください。

我が家の推しパンは、給食でも大人気の「あげぱん」。

何本でも食べたくなるおいしさ!

揚げたてにこだわって提供されるあげぱんは、ビックリするほど軽くてふわっふわ~!「これが本当にあげぱん!?」と疑ってしまうほどです。たっぷりとまぶされた砂糖のジャリジャリとした食感が、よいアクセントになっています。ぜひご賞味ください。

まとめ

どうやったらお金をかけずに子どもを遊ばせられるか? そんな思いで無料スポットを見つけてはあちこち出かけている我が家ですが、ここまで遊びが充実している場所はほかには見たことがありません。
“1日中楽しめる”を通り越して、“1日では遊び尽くせない”レベル。公園ながらテーマパーク並みの満足感があります。

3~4回訪れている我が家も、伝統工芸の体験や遊覧船は未体験。完全制覇を成し遂げるためにも、また近いうちに遊びに行きたいです!

(文・撮影:あゆーや/アソンデミエータ

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