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2023年10月27日 10:59 更新

部下とのコミュニケーションが上手く取れていないと思う上司は2割以上、要因はやはり世代の差による会話の難しさにある?

ハイブリッドワークをサポートするWEBアプリ「ワカチエ」を提供するソノリテは、20代~60代の管理職を対象に、「部下に対するコミュニケーションの悩み」に関する調査を実施しました。

部下とコミュニケーションが上手く取れている上司はどのくらい?

部下とコミュニケーションが上手く取れている上司はどのくらいいるのか、また、社内コミュニケーション活性化のために企業全体で何か取り組んでいることなどはあるのか――。そこで行われた今回の調査。どのような結果が得られたのでしょうか。

【部下とのコミュニケーション】上手く取れていないと感じる上司は2割!

はじめに、部下とのコミュニケーションの際に心掛けていることについて聞いています。

「部下とのコミュニケーションで最も心掛けていることはありますか?」と質問したところ、「コミュニケーションの量を増やす施策の実施(1on1等)(36.7%)」と回答した人が最も多く、次いで「社員教育の強化(24.4%)」「食事会の開催(11.7%)」と続きました。

3割以上が、1on1などコミュニケーションの量を増やす施策の実施を心掛けているようです。

では、実際に部下とうまくコミュニケーションが取れている人はどのくらいいるのでしょうか?

「実際に、部下と上手くコミュニケーションを取れていると思いますか?」と質問したところ、「とてもそう思う(10.4%)」「ある程度そう思う(65.2%)」「あまりそう思わない(20.7%)」「まったくそう思わない(3.8%)」という回答結果になりました。

部下と上手くコミュニケーションが取れていると思う人が7割以上いる一方で、上手く取れていないと思う人が2割以上いるようです。

では、コミュニケーションを取りにくいと感じる年代などはあるのでしょうか? ここからは、「あまりそう思わない」「まったくそう思わない」と回答した人に聞いています。

「コミュニケーションを取りにくいと感じる年代を教えてください」と質問したところ、「20代前半(27.8%)」と回答した人が最も多く、次いで「20代後半(22.6%)」「30代前半(14.5%)」と続きました。

コミュニケーションが取りにくいと思う年代は、20代や30代前半といった若い年代が上位となりましたが、取りにくいと感じる要因とは一体何なのでしょうか?

「取りにくいと感じる要因は何ですか?(複数回答可)」と質問したところ、「世代差が大きく会話がかみ合わないため(34.7%)」と回答した人が最も多く、次いで「共通の話題がないから(30.2%)」「部下から話しかけてくることがないから(21.4%)」と続きました。

世代の差があるため会話がかみ合わないことや、共通の話題がないことが要因であると思う人が多いようです。また、部下から話しかけてくることがないためだと思う人もいることがわかりました。

しかしながら、業務をするにあたってコミュニケーションは欠かせないため、コミュニケーション不足によってトラブルが起きたケースもあるのではないでしょうか?

コミュニケーション不足によって起きたトラブルについて詳しく聞いいます。

コミュニケーション不足によって起きたトラブルとは

・仕事の途中経過の報告がなく、ミスが見つかったときには修復が難しいほど大きなものになっていた(30代/女性/神奈川県)
・指示に対する思い違いがある(50代/男性/大阪府)
・信頼関係の低下(50代/男性/神奈川県)
・叱ったつもりはないのに相手はパワハラと感じ通報された(60代/男性/東京都)

仕事の経過報告がなく大きなトラブルに繋がったり、叱ったつもりはないのにパワハラを受けたと感じさせてしまったりなど、コミュニケーション不足によってさまざまなトラブルが起きているようです。

企業全体での取り組んでいることは「ミーティングスペースを設ける」「1on1の実施」

先ほどの調査結果で、部下とのコミュニケーションが上手く取れていない人の割合や、取れていないと思う理由などが明らかになりました。

では、社員間のコミュニケーションをよくするために企業全体で取り組んでいることなどはあるのでしょうか? 再び全員に聞いています。

「社員間コミュニケーションについて企業全体で取り組んでいることはありますか?(複数回答可)」と質問したところ、「ミーティングスペースを設けている(38.5%)」との回答が最多に。

次いで「定期的に1on1ミーティングを実施している(34.8%)」「コミュニケーションツールを使っている(チャット/社内SNS/仮想空間オフィス/コラボレーションツールなど)(34.6%)」と続きました。

社員間でコミュニケーションが取れるようにミーティングスペースを設けていたり、定期的に「1on1ミーティング」を実施している人が多いようです。

また、チャットや社内SNSなどコミュニケーションツールを活用している人も多いことがわかりました。

では、そのような取り組みを行って効果はあったのでしょうか?

「取り組みを行ってみて効果はありましたか?」と質問したところ、「とてもあった(9.5%)」「ややあった(50.2%)」「あまりなかった(25.2%)」「まったくなかった(4.8%)」「どちらともいえない(10.4%)」という回答結果になりました。

「とてもあった」「ややあった」と回答した人を合わせると6割近くが効果があったと思うようですが、効果がなかったと感じている人も少なくないようです。

そう思う理由を詳しく聞いています。

取り組みを行って効果はあった?なかった?

【とてもあった】
・離職率が減った(30代/女性/北海道)
・話しやすい環境づくりを試みた結果、部下本人に疑問があるときに、よく相談しに来てくれるようになった(40代/男性/大阪府)
・日常的にも、コミュニケーションが取れている(50代/男性/京都府)

【ややあった】
・業務と関係ない雑談が自然とできるようになった(40代/男性/大分県)
・何でも話せる雰囲気になったから(50代/男性/兵庫県)
・社員との会話が増えたことと、部下からの声掛けが増えた(60代/男性/千葉県)

【あまりなかった】
・業務に追われて時間がとれない(50代/男性/神奈川県)
・会社全体の雰囲気に変化が感じられないから(50代/男性/東京都)
・参加者が少ない(50代/男性/千葉県)

【まったくなかった】
・部下側のコミュ力が乏しい(40代/女性/神奈川県)
・仲のいい仲間とだけの交流となってしまった(50代/男性/静岡県)
・今どきの若者は喜ばない(50代/男性/神奈川県)

【どちらともいえない】
・コロナ禍もあり施策効果が停滞気味(40代/男性/東京都)
・まだ成果は判断できない(50代/男性/宮城県)
・使う時間的な余裕がない(50代/男性/東京都)

企業全体で取り組みを行ったことで、部下から相談しに来てくれるようになった、雑談が自然とできるようになった、さらには離職率が減ったといった効果を実感しているようです。

一方で、取り組みを行っても部下と上手くコミュニケーションできなかったり、時間が取れないといった理由で取り組みの効果がなかったと思う人もいることがわかりました。

調査概要

【調査概要】「部下に対するコミュニケーションの悩み」に関する調査
【調査期間】2023年10月3日(火)~10月5日(木)
【調査方法】リンクアンドパートナーズが提供する調査PR「RRP」によるインターネット調査
【調査人数】1,013人
【調査対象】調査回答時に20代~60代の管理職であると回答したモニター
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ

出典:https://c.wakachie.com/linkrrp05

ソノリテ
http://www.sonorite.co.jp/

(マイナビ子育て編集部)

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