
「冬至」には何を食べたらいい? 定番食材を使ったおすすめレシピ6選
一年の中でもっとも昼の長さが短くなる冬至。二十四節気にも数えられるこの日は、昔から食べられている食材や料理があります。定番食材にはどんなものがあって、どうしてそれを食べるのかご存知でしょうか? 今回はその由来と冬至にオススメのレシピをご紹介します。
こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。
一年の中で太陽が出ている時間が一番短い冬至。年によって日にちが変わりますが、だいたい22日前後。2023年の冬至は12月22日となっています。
冬至と言えば「柚子風呂」を思い浮かべる方も多いと思いますが、古くからこの日に食べるとよいとされている食材も実は豊富にあるんです。
今年はそれを取り入れた料理で楽しんでみてはいかがでしょうか。
冬至に食べるもの

冬至に食べるとよいとされている食材や料理には、寒いこの時期を乗り切るための知恵と願いが込められています。
代表的なものが「冬至の七種(ななくさ)」。どれも「ん」が2回名前の中についているのですが、これが「『運(ん)』がたくさん!」ということで、食べて運をいっぱい呼び込む、縁起のよいものとされています。
語呂合わせの縁起担ぎというわけですが、実のところ寒い季節に必要な栄養を多く含むものばかり。
冬至の七種
■南瓜(なんきん=かぼちゃ)
■蓮根(れんこん)
■人参(にんじん)
■銀杏(ぎんなん)
■金柑(きんかん)
■寒天(かんてん)
■饂飩(うんどん=うどん)
体調を整えるために必要な、ビタミン類や食物繊維などが豊富なものが多く、寒い冬至の時期にぴったり。風邪を予防し、免疫力を上げてくれます。

冬至の習慣は地域によっても異なります。邪気を払う色とされる赤から、小豆を使った小豆粥を食べたり、お腹を掃除してくれるこんにゃくや、大根を食べる地域も。お風呂にも入れる柚子を使った料理も人気です。
「ん」がつく食材や料理を考えると……
いんげん、こんぶ、みかん、りんご、南蛮漬け、とんかつ、天ぷら、きんぴら、けんちん汁、ラーメン、あんぱん……etc.
たくさんありますよね。こんな語呂遊びをしながら、子どもと一緒に冬至に食べたいものを探してみるのも楽しそうです。
冬至に食べたいオススメレシピ
ほうとう風冬至鍋うどん

かぼちゃや根菜をたっぷり入れて作るほうとうは、山梨県の郷土料理。太くて平たい麵を入れてとろみがあり、味噌仕立てにしますが、今回は冬至メニューとしてうどんを使用。栄養満点であつあつなので、体の中から温めてくれます。
材料(4人分)
・うどん……3~4玉
・豚肉……300g
・油揚げ……2枚
・かぼちゃ……200g
・大根……300g
・にんじん……100g
・ねぎ……1本
・白菜……2~3枚
・しいたけ……5枚
・こんにゃく……250g
・味噌……大さじ1~2
・しょう油……大さじ1
・顆粒だし……小さじ2
・水……1200ml
※具材の量や種類、調味料等もお好みで調整してください。

下準備
・こんにゃく……手でちぎって、塩を揉み込んでからゆでてアク抜き。
・かぼちゃ……乱切りにしてから耐熱容器にのせてラップをかけ、600Wの電子レンジで4分加熱。
・油揚げ……短冊切り。
・大根……いちょう切り。
・にんじん……半月切りかいちょう切り。
・ネギ……斜め切り。
・白菜……ざく切り。
・しいたけ……石づきを切り落として1cm幅に切る。

作り方
① 鍋に顆粒だしと水を入れ、大根やにんじんなどの火の通りにくい具材を入れて煮る。
② アクがでたらこまめに取る。
③ 火が通ってきたら豚肉を入れ、アクが出たら取る。
③ うどんとかぼちゃ以外の具材を入れて煮る。
④ うどんとかぼちゃも入れ、仕上げに味噌としょう油を入れる。
※ほうとうと違い、ほとんどとろみは出ません。とろみをつけたい場合は片栗粉などでつけてください。

今回はかぼちゃがあまり煮崩れないように、あらかじめレンチンで火を通しておき、仕上げにうどんと一緒に加えました。煮崩れたほうが好きな方は、加熱時間を長くしてみて。具材のうまみと味噌のコク、かぼちゃの甘味などが味わえ、ほっとするおいしさです♪
炊飯器で炊く赤飯

赤色の赤飯はお祝い時によく使われますが、冬至にもオススメです。本格的な蒸す作り方は少々面倒なので、我が家では気軽に炊飯器で炊く作り方で炊いています。
もち米に通常の米も混ぜて、もちもちだけど食べやすい食感にしました。もっちりがお好きな場合は、もち米のみで作ってみてください。
材料(3合分)
・もち米……2合
・米……1合
・小豆……80g
・水……500ml
・ごま塩……お好みで
※小豆は皮が破れやすいということから、破れにくく食感もしっかりしているささげを使う地域やご家庭も多いと思います。どちらでも同じ分量で作ることができるのでお好みでどうぞ。

作り方
① もち米と米を合わせて研ぎ、1時間浸水させてから水を切る。
② 小豆を洗って鍋に入れ、かぶるくらいの水(分量外)を注いで加熱し、沸騰して5分ゆでてザルにあける(アク抜きのためゆでこぼす)。
③ 小豆を鍋に戻し、水を注いで中火で加熱し、沸騰してから弱火で20~30分固めにゆでる。
④ 小豆とゆで汁を分けて冷ます。
⑤ ゆで汁はお玉ですくって何度か落とし、空気に触れさせる(空気に触れると酸化して色がより赤くなるため)。
⑥ 炊飯器に①を入れてから、⑤を炊飯釜の目盛りで「おこわ3合」まで入れる。量が足りないときは水を追加する。おこわのメモリがない場合は、通常よりやや水を少なくする。
⑦ 小豆を上に広げる。
⑧ おこわモードで炊く(なければ通常通りでOK)。
※小豆は水からゆでます。ひと晩水に浸ける、という工程もありません。

炊き上がったら、小豆をつぶさないようにサックリと全体を混ぜれば完成です。お好みでごま塩をふって召し上がれ♪
れんこんのキムチチーズ焼き

れんこんに、キムチとチーズをかけて焼くだけの簡単メニュー。あと一品欲しいときにもパパッとできるお助けメニューです。
キムチチーズのほかに、ピザソースとチーズ、ジェノベーゼソースとチーズ、かつお節やネギとチーズなど、和洋問わずにアレンジできます。
材料
れんこん、キムチ、とろけるチーズ、海苔(分量は適当でOKです!)

作り方
① れんこんを1cm幅の輪切りにし、5分ほど水に浸けてアク抜きする。
② れんこんにキムチとチーズをのせて、グリルやトースターで焼く。
③ 細く切った海苔をのせる。
※グリルパンがあれば、そのまま焼いて食卓まで置けるのでオススメです。無い場合は、グリル等で使える耐熱容器やアルミホイルを敷いて焼いてください。

我が家の魚グリルでは10分程度でチーズもほどよく溶け、れんこんはシャキッとした食感に。加熱時間が長くなれば、れんこんはホクホクした食感にもなるので、お好みの焼き加減で作ってみてください。
金柑のはちみつ漬け

のど飴でも有名な金柑は、皮ごと食べられる小さな柑橘類。香りがよく、甘味や酸味、ほろ苦さも味わえます。丸ごと甘露煮にしたり、オレンジのようにマーマレードにしたりしますが、今回は簡単にできるはちみつ漬け。材料はたった2つだけで作れちゃいます。
材料
金柑、はちみつ(1:1の割合で)

作り方
① 金柑をよく洗ってから1分ゆでる。
② キッチンペーパーで水気をしっかり拭き取り、ヘタも取る。
③ 輪切りにして種は取り除く。
④ 清潔な瓶に金柑を詰め、はちみつを注ぎ入れる。
※瓶はアルコール消毒や煮沸消毒すると傷みにくくなります。余分な水分が入ってしまっても痛みにつながるので、瓶はよく乾かして、水分が残っていない状態で詰めてください。

あとは冷蔵庫で1日置けば完成です。金柑の果汁が出てきてはちみつと混ざり、サラッとしてきます。冷蔵で1ヶ月ほど保存可能です。
これがまた……ふわっといい香りなんです。オレンジをより華やかにしたような香りと甘み。皮の部分はちょっとほろ苦なのですが、これがまたおいしい♪

見た目も可愛いうえに、果汁が染み出たはちみつも金柑自体もおいしいので、パンにのせたり、お湯で割ってホットドリンクにしたり、スイーツのトッピングにしても◎
柚子寒天

食後のデザートにさっぱりした味わいの柚子寒天はいかがでしょうか。後味スッキリで、いくらでも食べられそうな軽さ。甘さも控えめで、柚子の香りを堪能できます。
材料(500mlの分量)
・柚子……1個
・粉寒天……4g
・砂糖……50g
・水……500ml(柚子の果汁と合わせて)
※柚子は個体差があるので、とれる果汁の分量が違うと思いますが、今回使用したものは40mlの果汁がとれました。果汁が多ければ酸味も強くなるので、砂糖の分量を調整してください。

作り方
① 柚子の果汁を絞り、皮は白い部分を入れないように薄く剥いて、好みの量を千切りにする。
② 果汁の分量をはかり、その分を引いた水と粉寒天を鍋に入れて混ぜ、加熱してよくかき混ぜながら2分程度沸騰させてしっかり溶かす。
③ 砂糖を加えて溶かす。
④ 火を止めて果汁を加える。
⑤ 皮も加えて混ぜる。
⑥ 容器に流し入れ、固まるまで置く。
※寒天は常温でも固まりますが、冷蔵庫で冷やしたほうがおいしいです。
※皮は柚子らしい香りがしっかり感じられますが、多く入れると苦みが強くなります。お好みの量を加えてください。

シンプルな作り方の材料なので、柚子本来の味わいが楽しめます♪
にんじんケーキ

すりおろしたにんじんを生地に混ぜ込むことで、にんじんが苦手な人でも食べやすくなり、やわらかな食感に。くるみの香ばしさと、レーズンの甘みがよく合います。クリームチーズのフロスティングが定番ですが、これがまたおいしいので、仕上げに塗ってみてください。
材料(パウンド型1個分)
・にんじん……1本(150~200g)
・卵……2個
・薄力粉……150g
・砂糖……100g
・クルミ……40g
・レーズン……20g
・油……100ml
・シナモン……適量
・ベーキングパウダー……5g
・バニラエッセンス……少量
(フロスティング)
・クリームチーズ……100g
・粉糖……25g
・レモン汁……小さじ1

作り方
① 卵と砂糖を混ぜる。
② 油を数回に分けて加え、よく混ぜる。
③ にんじんをすりおろして加えて、よく混ぜる。
④ 薄力粉、シナモン、ベーキングパウダーを合わせて、振るって加えて混ぜる。
⑤ クルミを160℃のオーブンで8分ほどローストし、レーズンと一緒に加えて混ぜる。
⑥ オーブンシートを敷いた型に流し入れる。
⑦ 180℃に予熱したオーブンで40~45分焼く。
⑧ 焼きあがったら型から外して冷ます。
⑨ フロスティング(材料をよく混ぜるだけ)を塗る。お好みでトッピングにクルミやレーズンを飾る(分量外)。

生地はほんのり黄色み強めで、ほろほろっと崩れるような口当たりになります。栄養価も高いにんじんケーキは、軽食やおやつ、デザートにどうぞ。
まとめ
冬至では七種をはじめとする「ん」がつく食材や、縁起のよいものを食べる習わしがあります。語呂合わせだけでなく、どれも厳しい寒さの中でも健康を保てるよう、栄養価の高い食材。それを食べて無病息災を願います。
年の瀬の忙しいなかですが、無事に年を越せるよう願いながら、冬至らしさを味わってみてくださいね♪