困った部下ランキング「指示待ち・やる気がない」を上回った1位は? 「私、電話苦手なんで」「注意したらトイレに隠れてしまい…」
ネクストレベルが運営する『ミライのお仕事』は2月13日、部下を持った経験がある男女を対象に実施した「困った部下とその対処法」に関する調査結果を発表しました。
困った部下のタイプで最も多いのは「責任感がない」
仕事ができない・扱いにくいなどの「困った部下」を持った経験があるか尋ねたところ、アンケート対象者166人全員が「ある」と回答しました。
次に「困った部下」のタイプを聞いてみると、「責任感がない」(34.9%)が最も多くなりました。
同率5位「話が通じない」(28.9%)
●極力やさしく、相手に伝わるように言ったつもりでも、なかなか伝わらずこちらも疲弊した。(神奈川・38歳女性)
●話が伝わらず、こちらが伝えたことを本人の思った形で解釈する。わかっていないのに「わかった」と言うが、結果頼んだことができていない。(埼玉・45歳女性)
同率5位「勝手に判断をしてしまう」(28.9%)
●指示した内容とは違う業務を自己判断で行ってトラブルになった。本人は気を利かして会社のためにやったと思っている…。(広島・53歳男性)
●仕事のやり方はきちんとマニュアル化されていたのに、自己判断で勝手な行動をした人がいた。ミスに気づくのが遅くなりこちらの残業が増えた。(北海道・25歳女性)
4位「報連相がない」(29.5%)
●報連相がなく、依頼した仕事が終わっているのか遅れているのかなど、状況がわからず困りました。(新潟・58歳男性)
●保育関係の仕事ですが、報連相なしに自己判断で子どもへの対応を決めて、保護者へ報告までしてしまった。(神奈川・41歳女性)
同率2位「やる気・意欲がない」(33.7%)
●何か指摘をしても「はぁ」「あぁ…」という生返事しか返って来ない。(岐阜・27歳女性)
●「失恋をしたのでやる気がでません」と言い出して、会社にはいるのですが何もしない。「辛かったら早退してもいいよ」と声をかけましたが、「帰ると考えちゃうから」と帰社時間までいました。途中泣いたり机を叩いたりして本当に迷惑でした。(埼玉・46歳女性)
同率2位「指示待ち・受動的」(33.7%)
●こちらから作業を振らないと何も行動しない。自分で考えて行動しない。(宮崎・30歳男性)
●仕事の目的やゴールを説明し、進め方の要点を説明するのだが、言われた作業しかせずに「次は何をやりますか?」と聞いてくる。まるで自分で考えていない。(神奈川・69歳女性)
1位「責任感がない」(34.9%)
●指示をしても「わからない」という理由で、他の従業員に仕事を回そうする。仕事に対する責任感がない。(東京・29歳女性)
●責任感が乏しく、期限ぎりぎりになって「できない」と泣きついてきます。結局みんなで徹夜して資料を作成。(大阪・56歳男性)
●最も衝撃的だったのは、私が仕事の説明をしている途中でいきなり立ち上がって昼食に出かけたこと。(千葉・32歳男性)
●急に連絡が取れなくなり、そのまま休職。引き継ぎなど何もなく、他の部下に仕事を押し付けることとなった。(神奈川・31歳男性)
ほかにもインパクトがある部下の行動がさまざま寄せられました。
●電話が鳴ったので「○○さん、ちょっと出てください」とお願いしたら「私、電話苦手なんで」と断られた。(愛知・44歳女性)
●「次は気を付けて」と注意をしたが、すぐ後に鼻歌を歌いながら仕事していた。反省の色がない。(石川・45歳女性)
●研修中に先輩の作業を見て覚えるようにと言ったところ、「やっている人間のスキルが低くて参考にならない」と返された。(宮崎・40歳男性)
●「消費税ってなんですか?」と質問されたので、そこから説明しなきゃいけないのか…とがっくりしました。(兵庫・40歳女性)
●注意したらトイレに隠れてしまった。親が会社に来てトイレからやっと出てきた。親を呼んだのは部下本人。親に「もう辞める」と駄々をこねて辞めていった…。(東京・51歳男性)
困った部下への対処法、1位は「やんわり指摘する」
困った部下にはどう接しているか尋ねたところ、もっとも多かったのは「やんわり指摘をする」(68.1%)でした。
3位「話を聞く・ヒアリングをする」(41.0%)
●なぜそうなってしまうのかをヒアリングし、こちらが何ができるか、何をしてほしいかを一つずつ確認していく。(兵庫・45歳女性)
●まず本人がどう思っているのか話を聞いた上で、間違っている点を指摘するようにしている。(東京・29歳女性)
2位「コミュニケーションをとる」(44.6%)
●日頃からコミュニケーションを取って、関係をこじらせないようにしています。(千葉・34歳男性)
●コミュニケーションを取りつつ、物が言いやすい関係を築くよう心掛けてます。(山口・49歳男性)
1位「やんわり指摘する」(68.1%)
●問題点はやんわり指摘して、原因と再発防止策を自分で考えてもらうようにする。(大阪・45歳女性)
●まず前提として、褒めたり感謝するところから話し始めます。でないと聞く耳も持っていただけませんので。その上でなにがどう問題だったのかを伝えて納得していただきます。(和歌山・38歳男性)
●まともに指摘すると反発するので、やんわりと指摘して指導。(北海道・77歳男性)
●優しく注意したら流されたが、少し口調を強くすると「こわーい」と言われるので、言うのをやめてその人の作業をすべて私がチェックしていた。(石川・45歳女性)
●やんわり伝えるようにしていますが、鈍感なようで、はっきり言わないとわからないかも。(和歌山・39歳女性)
上司166人による「仕事ができるようになるコツ」とは
最後に、「仕事ができるようになるコツ」を聞いてみると、次のような声が集まりました。
●必ずメモをとる。(岐阜・38歳女性)
●言われたことはただやるのではなく、その意味を考えてみる。(和歌山・38歳男性)
●わからないことはとことん聞いてよし。(兵庫・55歳女性)
●人の話しは最後までよく聞きましょう。(兵庫・72歳男性)
●周りを見る。(埼玉・45歳男性)
●1日の仕事を始める前に、内容や流れを確認する。(神奈川・51歳男性)
●この人の仕事の仕方いいな、こんな人になりたいなと思う人を見つけて真似る。(埼玉・28歳女性)
●「自分はできない」と自覚するのは恥ずかしくありません! むしろかわいがられます。(宮城・50歳女性)
●とにかく笑顔!(北海道・49歳男性)
調査概要
調査方法:インターネットアンケート
調査対象:部下がいる・いた経験がある社会人
アンケート母数:男性83名・女性83名(合計166名)
実施日:2024年1月18日~2024年1月24日
調査実施主体:ミライのお仕事( https://jobseek.ne.jp/ )
調査会社:ネクストレベル
ネクストレベル
https://next-level.biz/
(マイナビ子育て編集部)