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2024年04月09日 13:41 更新

【リアル小1の壁】「どうして学校に行くの? 先生に怒られるのはなぜ?」スロースターターだった息子、一年間で見えた成長

小学校に入学すると、少なからず突き当たる「小1の壁」。小1ママは何に困り、どうやって乗り切ってきたのでしょうか? この4月から小2になるお子さんを育てる先輩ママに、“小学校1年生”の一年間を過ごして感じたこと・体験した出来事などを聞いてみました。「小1の壁」リアル体験談をお届けします。

(※写真はイメージです)
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先輩ママ 北山みなみさん(仮名/40歳/法律事務所勤務/静岡県在住)

◆家族/夫(35歳、公務員)、長男(7歳)、長女(5歳)、次男(3歳)

警察官の夫と2014年に結婚し、一度は退職。長男長女の出産を経て再就職後、次男を授かり転職し、現在はフルタイム共働き。夫の仕事上、休日や夜間に不在のことも多く、ワンオペ育児に奮闘する日もしばしば。両親は双方遠方のため頼りづらい。

毎日のお迎えが2カ所に増え、とにかく時間がない!

(※写真はイメージです)

長男が小学校に入学するまでは、子ども3人が全員同じ「認定こども園」に通っていたため、お迎えが一度で済んでいた我が家。

しかし入学後は、子ども園に加えて長男の児童クラブ(学童)へのお迎えが増えたため、「職場⇒お迎え2カ所⇒自宅」となり帰宅時間が遅くなってしまいました。

また、帰宅後も宿題の丸つけなど家庭での学習サポートが加わり、夕食の支度など今までできていたルーティンが回らなくなり……。

夕方に時間を割けない分、朝早く起きて夕食の支度まで済ませるようにし、少しでも早く仕事を上がれるように業務の調整もしましたが、とにかく時間が足りない!

さらに小学校の夏休み・冬休みなど長期の休暇は、学童に毎日お弁当を持って行く必要があって、かなりヘトヘトになりました。夫は夜勤もある仕事なので、忙しくてサポートが得られず、ワンオペの日々が続くと体力的にもきつく、私が体調を崩してしまったこともありました。

「なぜ学校に行くの?」幼稚園とのギャップに戸惑いがちだった息子

(※写真はイメージです)

肝心の長男の小学校生活はというと、のびのび自由に過ごしていた未就学時代からの変化に戸惑い、すんなりと受け入れられない様子でした。

通い始めの頃は、「どうして学校に行くのか?」「なぜ宿題をやるのか?」「先生に怒られるのはなぜか?」とよく私に尋ねてきていたものです。

勉強や宿題に関しても、親がやらせればできないことはありませんでしたが、長男にとってはそもそも学習しなければならない理由がなく、テストで100点を取ることになんのメリットもないと感じていたようで……。
“まずは学習の大切さを教えること”からの、スロースタートとなりました。

学校側に対して「長男の学習意欲や自己肯定感を高めてくれるだろう」と期待もしましたが、実際には難しかったです。小学校に入って初めて出会う担任の先生は、子どもの学びにとってかなり重要だと感じます。

友達とつかみ合いの大喧嘩をして謝罪に行ったことも……

(※写真はイメージです)
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長男の小学校は同じこども園から来たお友達がほぼいなかったため、すべて一から友人関係を構築しなければならず、子どもなりにストレスを感じていたように思います。

入学当初は些細なことでよく同級生と喧嘩になってしまい、つかみ合いの大喧嘩に発展してしまったことも。怪我をさせた相手の親御さんに、私が謝罪に伺ったこともありました。

こうした子どもに関する困り事は、できるだけ夫と共有できるように、日頃から相談したり話し合ったりする時間を設けています。

また、小学校の様子でわからないことも多いので、同じクラスのママ友や先輩ママからできるだけ情報収集をするようにしました。

近所に住むママ友には、急な体調不良などで学校や児童クラブへのお迎えが必要になったときに助けてもらうこともあり、本当に心強い存在です。
ほかにも、まだ一人では通えない習い事の送迎のため、ファミリーサポートも利用しています。

この一年で「やるべきこと・やってはいけないこと」が理解できるように

(※写真はイメージです)

入学したての頃はどうなることかとヒヤヒヤしましたが、この一年間で、長男は「やらなければならないこと」「やってはいけないこと」がかなり理解できるようになりました。
自分で判断がつくようになったことは、大きな成長だと感じています。

親の方は、私は何よりも時間の使い方が上手くなったと思います!
また夫は、ファミリーサポートの方をはじめ、地域の方々とのつながりに感謝できるようになったようです。

今まで「自分たちだけで子育てをしよう」と頑張ってきましたが、長男が小学校に上がってからは、周りに協力を求めようと発想を転換したことが大きかったのでしょう。

夫婦とも休みの日は子どもたちと目いっぱい遊んだり、出かけたり……。積極的に家族のコミュ二ケーションを取るように心がけ、自然と週末と平日とのメリハリが生まれました。

(構成:マイナビ子育て編集部)

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