お花見シーズン到来! 2児のワーママがノンアルコールビール5種を飲み比べてみた!
大のビール党である2児のママが、ノンアルコールビール5種をピックアップ! 厳しい目で審査し、味わいをレポートします。ぜひ、お花見に持参する候補として、参考にしてみてください♪
お花見シーズン到来! でも、お酒が飲めない……
今年は例年より桜の開花が全国的に遅くなりましたが、東京ではようやく見頃を迎えそう。コロナ明けということもあり、各地のお花見スポットはたくさんの人で賑わいそうですね。
「お花見」といえば「桜の下での宴会」を思い浮かべる人も多いと思いますが、マイナビ子育て読者のみなさんのなかには、授乳中でお酒が飲めない、もともとお酒が弱い(もしくはまったく飲めない)、小さい子どもが一緒だと外で飲めない、という人もいますよね。それを理由にお花見の参加を断るのは、少しもったいないかもしれません。
一人ひとり、好きな飲み物をゆっくり楽しもう
突然ですが、みなさんは、「スロードリンク」「ドリンク・スマート」「スマートドリンキング(スマドリ)」という言葉を聞いたことはありますか?
これらの言葉は、「適正な量のお酒を楽しもう」「自分の体質や気持ちに合わせてドリンクを選ぼう」という大手ビールメーカー各社が近年提唱している考え方。「スロードリンク」はキリンビール、「ドリンク・スマート」はサントリー、「スマートドリンキング(スマドリ)」はアサヒビールのキャッチコピーです。
この考え方を後押しするように、ここ数年でノンアルコール飲料や「微アルコール」と呼ばれる低アルコール飲料のラインナップも豊富となり、そのときの状況や体調に合わせて自分の好きなドリンクを選ぶことができるようになってきています。
そこで、近々お花見の予定を控えている筆者が、お酒が飲めない人や妊娠中・授乳中のママも一緒に楽しめるよう、ビールメーカー各社のノンアルコールビールを飲み比べてみることに。番外編として、ノンアル梅酒も用意しました。
今回筆者が参加するお花見には授乳中のママもいるので、飲み比べて気に入ったものを当日差し入れしようと思います!
ビール好きが評価! ノンアルコールビールの飲み比べ
筆者は大のビール好き。子どもたちを寝かしつけたあと、週に3、4回は晩酌でビールを楽しんでいます。そのため、今回は厳しめに評価していこうと思います!
ビール党のお気に入りはこの2つ!
実は、飲み比べをする前から「これはもう、鉄板だよね」という商品が2つ。それはこちら! キリンビールの「キリン 零ICHI(ゼロイチ)」と、アサヒビールの「DRY ZERO」です。
この2つは、下の子を妊娠していたとき、安定期がちょうど春ごろだったため、お花見がてら"のどごし"が恋しくなり、シュワっとした爽快感を求めて、スーパーなどで購入していたラインナップ。なかでも「キリン 零ICHI(ゼロイチ)」はお気に入りで、定期便で購入していた時期もあったほど(苦笑)。
キリンビール「キリン 零ICHI(ゼロイチ)」
もともとこの商品を知ったきっかけは、義父からの口コミでした。当時、義父もお酒を節制していた時期だったのですが、「今まで飲んだノンアルコールビールのなかで、一番おいしかった」と聞いたのが、こちらの商品だったんです。
一番のお気に入りポイントは、なんといっても飲んだ際ののどごしと後味。ビールと比べても遜色ないほどホップの風味が豊かで、飲みごたえがあるんです。飲んだときのコクが比較的長時間、口の中に残ってくれているおかげか、ノンアルコールビールと聞いてイメージしがちな"物足りなさ"もなく、お酒が飲めない時期は本当に毎日のようにお世話になりました。
アサヒビール「DRY ZERO」
妊娠中や授乳期、あっさりしたタイプのものを飲みたいときに重宝していたのが、アサヒビールから発売されている「DRY ZERO」。
もともと、アサヒビールには看板商品「アサヒ スーパードライ」がありますが、この「アサヒ スーパードライ」のようにアウトドアやバーベキューの日に飲みたくなるようなすっきりとした爽快感がある飲み心地が好きで、夏場はこちらのほうが出番が多かったように記憶しています。冷蔵庫でキンキンに冷やして飲むとおいしい!
パッケージが「アサヒ スーパードライ」に似ているのも、個人的にはうれしいポイント。一見、ノンアルを飲んでいることを忘れさせてくれる気分に浸れます。
ほかにも飲み比べ! 飲みたいシーンも紹介
キリンビール「キリン グリーンズフリー」
個人的に一番飲み心地が爽やかだと感じたのが、この「キリン グリーンズフリー」。
今回飲み比べたものの中で一番苦味が柔らかく、口の中に残る感じも控えめだったので、どんな料理にも合いそう。飲み心地はすっきりと爽やかですが、「3種ホップ香る」と謳っているだけあって、麦の香りや風味は濃く感じられます。
その爽やかな飲み心地から、お酒のアテといった味の濃い食べ物よりも、魚のソテーやパスタといった、お昼時に食べるような軽めのメニューとの相性のほうがよさそうに感じました。個人的には「晩酌や夕飯時に飲みたい」というより、「晴れた日の休日のランチで、水やお茶の代わりとして飲みたい」といった印象を受けました。
サントリー「オールフリー」
次に試してみたのはサントリー「オールフリー」。パッケージが現在のものになる前に2、3回、実家で飲んだことがあります。以前とどう変化しているのか、期待に胸が膨らみます。
一口飲んでみた感想は「あれ? こんなに麦の風味強かったっけ?」ということ。以前のオールフリーは、もう少し麦の風味が弱い印象を持っていたんです。それゆえ、正直ビールの代わりにするには物足りなさを感じていたこともあり、自宅ではリピートしなかったのですが……(実家の母的には、その"軽さ"が飲みやすさのポイントだったよう)。
今回飲んだこちらのオールフリーは、麦の風味も比較的強めなのに、後味がとても爽やか! のどごしも以前よりアップしていて、ビールの代用品として十分に楽しめそう。
キリンビール「キリン カラダFREE(キリン カラダフリー)」
個人的に「ビールは太るもの」として捉えているので、お酒が好きなくせに万年ダイエッターな筆者としては「糖質オフ」や「糖類ゼロ」といった健康系ワードには目がありません。しかし、一度は手に取るものの、そういった"ヘルシーポイント"と"おいしさ"はなかなか両立しないことも……。
しかし、この「キリン カラダFREE(キリン カラダフリー)」は十分ビール風味を感じられるおいしさ!
「カラダFREE」のネーミングからして「軽い口当たりなのかな?」と思いきや、同社の「グリーンズフリー」と比べて比較的重めの飲み心地。ランチよりも、夕飯時に合わせたい印象を抱きました。これでお腹まわりの脂肪が減るなら、飲むしかない!(笑)
【番外編】メルシャン・ファンケル共同開発「カロリミット ノンアル梅酒テイスト」
最後に試してみたのは、ノンアルコールビールではなく、ノンアルコール梅酒テイストの飲料。メルシャンとファンケルがコラボレーションした商品で、食事の糖や脂肪の吸収を抑えてくれるという、カラダにもうれしいノンアルコール飲料です。
これはとにかく「おいしい!」 の一言に尽きます。梅の風味をしっかり感じられるうえに、ほどよい甘さで食事にも合わせられそう。お風呂上がりのリラックスタイムにもよさそうな印象を受けました。
ノンアルコールビール5種のランキングはこちら!
好みの問題もあり、あくまで個人的な感想になりますが、「カロリミット ノンアル梅酒テイスト」を除く計5品のノンアルコールビールを飲み比べて、「ビールの代わりとして楽しむなら」という視点でランクづけしてみました。その結果がこちら!
1位:キリンビール「キリン 零ICHI(ゼロイチ)」
2位:アサヒビール「DRY ZERO」
3位:キリンビール「キリン グリーンズフリー」
4位:キリンビール「キリン カラダFREE(キリン カラダフリー)」
5位:サントリー「オールフリー」
やはり定期購入していたキリンビールの「キリン 零ICHI(ゼロイチ)」に軍配があがる結果となりましたが、正直2位のアサヒビール「DRY ZERO」と3位のキリンビール「キリン グリーンズフリー」に関しては、筆者の中でほぼ同率でした。「キリン グリーンズフリー」のブレンドしたホップの後味の強さは好みが分かれるだろうと判断し(個人的には好き)、僅差で「DRY ZERO」が上に躍り出ました。
まとめ
週末の花見には、トップを獲得した2ラインナップを差し入れに。授乳中のママ友も、とても喜んでくれました。
お酒は適量を守って楽しむ分には、とってもよいコミュニケーションツールのひとつ。飲む行為そのものを目的とするのではなく、お酒を手に大切なパートナーや気心の知れた友人たちとゆっくり語らうことに重きを置いて過ごす時間は、日々の疲れを癒してくれる効果もありますよね。
今回お試ししたノンアルコール飲料は、味わいもビールに近しいものが多く、料理と共に楽しめそうなものばかり。お花見の予定がある人は、是非一度手に取ってみてくださいね♪
(文・写真:ゆきねえ)