
【小中学生の「グループ」事情】約7割がグループに所属、起こりやすいトラブルは「1人が孤立」
子どもたちは学校生活の中でどのような友人関係を築いているのか、親としては気になるもの。クラスでは気の合う者同士でグループが出来上がることもよくありますが、今の子どもたちのグループ事情はどうなっているのでしょうか? 今回は、ニフティキッズが行った「友だち・グループ」をテーマとした調査をご紹介します。
小中学生の「友だち・グループ」について調査を実施
子どもの向けポータルサイトの「ニフティキッズ」は、小中学生を対象に「友だち・グループ」をテーマとしたアンケート調査を行い、2,103人から回答を得ました。その結果、今どきの子どもたちの友だちやグループとの関係性やチャットでの問題など、子どもたちの本音を聞くことができました。

グループに入ってる?|「はい」が約7割
現在、何かしらのグループに入っているかを聞いた設問では、「入っている」と回答した人は全体で72%、「入っていない」と回答した人は28%でした。グループに入っている小中学生が圧倒的に多いことがわかります。

―ニフティキッズ「『友だち・グループ』に関するアンケート調査」より
何人グループ?|「3人」が最多
前問で、グループに入っていると回答した人を対象にその人数を聞くと、最も多かったのが「3人」で30%となりました。次いで「4人」25%、「それ以上」21%、「5人」14%、「2人」10%という結果でした。
5人よりも6人以上の方が割合が増えるのは、やや意外にも思えます。どうやら、大きなグループを形成している子どもたちも少なくないようです。

―ニフティキッズ「『友だち・グループ』に関するアンケート調査」より
グループ内で問題が起きたことは?|「ある」3割
同じく、グループに入っていると回答した人を対象に、グループ内で何か問題が起きたことがあるかを聞いた設問では、「ある」が30%、「ない」が70%でした。小学生と中学生の回答を比べると、小学生では34%の人が「ある」と回答していて、中学生の27%より7ポイント多いという結果でした。
なお、グループの人数ごとに問題が起きた割合をみると、「3人グループ」が最も多く29%、次いで「それ以上」が24%、「4人グループ」が23%でした。

―ニフティキッズ「『友だち・グループ』に関するアンケート調査」より
どんな問題が起きた?|1人が孤立
前問で、グループ内で何かしらの問題が起きたことがあると回答した人を対象に、その問題がどんなものだったのかを具体的に聞いた結果がこちらです。
3人グループ
・2対1に分かれてしまった
・元々4人グループで、1人が違うグループに行ってしまった
4人グループ
・喧嘩、仲間割れ、食い違い
・3対1になって仲間外れしてしまった
5人グループ
・同じグループの中の1人が、同じグループの人の悪口を言っていたのを目撃した
・わたし以外の他のみんなでもう1個グループをつくっていた
それ以上のグループ
・7人グループなので2人ずつになるときに喧嘩が起きる
・男女混合のグループで誰と誰が付き合った、別れたが同じ時期にあったり価値観の違いが浮き彫りになった
全体的に「グループのうち1人が孤立する」という意見が多く、とくに奇数グループではこうした問題が起こりやすいようです。
グループチャットはある?|「ある」が約半数
コミュニケーション手段として、学校でグループチャットを活用しているケースも少なくないでしょう。自分が所属しているクラスや部活などにグループチャットがあるかどうかを聞いた設問では、「ある」と回答した人は全体で48%、「ない」と回答した人は52%でした。
これを小学生、中学生別で見てみると、小学生では「ある」が28%であるのに対し、中学校では「ある」が69%と、大きな違いが表れました。この差は自分のスマホやタブレットを持っているかの違いが関係していると考えられます。中学生では、グループチャットがクラスや部活でのコミュニケーション手段のひとつになってくると言えそうです。

―ニフティキッズ「『友だち・グループ』に関するアンケート調査」より
グループチャット内で問題が起きたことは?|「ある」3割以上
前問でグループチャットがあると回答した人を対象に、そのグループチャットで何かしらの問題が起きたことがあるかを聞いた設問では、「ある」と回答した人が全体で34%でした。これを小学生、中学生別に見てみると、小学生では「ある」と回答した人の割合が41%と4割を超えているのに対し、中学生では33%となっており、小学生の方がやや多い結果でした。

―ニフティキッズ「『友だち・グループ』に関するアンケート調査」より
グループチャット内でどんな問題が起きた?|「悪口」が最多
前問でグループチャット内で何かしらの問題が起きたことがあると回答した人を対象に、その問題がどんなものだったのかを聞いてみると、全体で最も多かったのが「会話について(悪口など)」で56.0%にのぼりました。次いで「通知で時間がとられる」32.8%、「メンバーについて(招待など)」が32.6%となっています。
小学生、中学生別に見ると、1位は同じですが、2位以下でやや違いが見られました。小学生は2位以下が「メンバーについて(招待など)」(31.7%)、「既読無視される」(29.2%)、「通知で時間がとられる」(28.3%)の順になっており、全体よりも「既読無視される」の割合が多くなっています。
一方、中学生では「通知で時間がとられる」(36.8%)、「メンバーについて(招待など)」(32.4%)と続いており、「既読無視される」は17.2%と2割以下にとどまりました。

―ニフティキッズ「『友だち・グループ』に関するアンケート調査」より
まとめ
大人の中にも、小中学生の頃に学校でいくつかのグループが形成され、そのどこかに属していたという経験のある人は、多いのではないでしょうか。それは令和の子どもたちも同じようです。何人かの人間が集まれば、時に揉め事や仲間割れが起きることもあるでしょう。それは人間関係の築き方を知っていくうえで必要な経験だともいえます。一方で、グループで孤立してしまったり、グループに馴染めず無理をしてしまったりする場合もあり得ます。ちょっとしたことでも相談するよう、日頃から伝えておくと、何かあった時に子どもが親に話しやすいかもしれません。
(マイナビ子育て編集部)
調査概要
■「友だち・グループ」に関するアンケート調査/ニフティキッズ
調査対象:小中学生を中心とする「ニフティキッズ」訪問者
調査期間:2024年4⽉23⽇〜5月27⽇
有効回答数:2,103