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2025年03月14日 07:02 更新

非認知能力に英語力まで育つ!? 欲ばりすぎる「親子 de 大山自然あそび体験」に3歳児が大喜び!

親子で楽しく歩けて遊べて、子どもの非認知能力を育てるプログラムが組まれている上に、ネイティブのガイドさんから英語まで学べちゃう!? 日本旅行の日帰り旅行「未来を生きる非認知能力とグローバル力を育てる!親子de 大山自然あそび体験」に、編集部が3歳娘といっしょに参加してきました!

コンセプトは「幼児教育×自然体験」子どもの非認知能力に着目!

阿夫利神社石段
目的地のひとつ、大山・阿夫利神社の石段。

子どもにとっていい刺激になるようなお出かけがしたいけど、つい、いつもと同じ公園や遊び場に向かってしまう……。

そんな風に思いつつ過ごしていたある日、飛びこんできたのが、幼児教育×自然体験をコンセプトにした日帰り旅行プラン「未来を生きる非認知能力とグローバル力を育てる!親子de 大山自然あそび体験」の話。

行く場所は、日本遺産にも認定される神奈川県伊勢原市の大山(おおやま)。
大自然のなかで身体を動かして遊ぶことができて、子どもが遊んでいる間に親向けのペアレントトレーニングが受けられて、しかもグローバル力を育てられるよう英語でのプログラムも行われるそう。

いや、欲ばりすぎじゃない?

そんなことも思いつつ、よく晴れた冬のある日、3歳の娘と一緒に参加してきました!

◆「親子de 大山自然あそび体験」当日の流れ
10:00 大山ケーブルバスターミナル集合
    オリエンテーション後、出発
    英語スタッフの案内で「こま参道」を登る(約20分・362段)
10:40 大山ケーブルカー乗車 登り
    阿夫利神社にお参り・阿夫利神社おさんぽビンゴ!
11:40 大山ケーブルカー乗車 下り
12:00 宿坊ねぎし旅館でお昼ごはん
    食事後
     子どもは英語スタッフと絵本アクティビティ
     大人はペアレントトレーニング「6歳までに伸ばす非認知能力」
13:00 文化体験「大山こま遊び」
14:00 ねぎし旅館にて解散

歩いてくれる? 抱っこになるの? 親もドキドキ、362段の階段のぼり

伊勢原・大山・こま参道
抱っこでスタートする子、どんどん登っていく子、いろいろです。わが子は最初はやる気満々で登り始めましたが……。

集合場所は大山ケーブルバスターミナル
小田急線伊勢原駅から、バスで30分ほどのところにあります。
受付を済ませ、娘はお名前シールをぺたんと貼りつけてもらい、かんたんなオリエンテーションの後、いざ、みんなと一緒に出発!

まずは、大山ケーブルカーの駅まで、「こま参道」の362段の階段を登っていきます。
大人の足なら15分程度の道のり、でも、うちの子、歩いて登ってくれるかしら!?
ドキドキの親子遠足がスタートです。

こま参道は、緩やかな階段。
左右にはお土産やさんや飲食店が並び、階段の踊り場にはひとつずつ数が増えていく大山の名産品「こま」が描かれています。

こま参道・こまづくり見学
こま参道では、タイミングよく、大山こまの職人さんが「こまづくり」をされているところをガラス越しに見学できました。ラッキー!

さて、このプログラムのポイントのひとつ、「英語スタッフによるガイド」。この日はふたりのネイティブスタッフさんがついてくれていました

ところが、成人男性がちょっぴり苦手な(嫌いではない)娘にとってハードルが高く感じられたようで、男性ガイドさんに陽気に英語で話しかけられて、人見知りを発動してしまい、「ママ~だっこ~!」モードに。

しかし、そこはガイドさんも慣れたもの。
嫌な顔ひとつせず、"See you later !" と、笑顔でさっと離れてくれました。

距離がとれると、急に気が大きくなる娘。「じぶんであるく!」と宣言すると、踊り場に描かれた「こま」をみんなが英語で数えている横をすり抜けて、どんどん登っていきます。

結局、抱っこが必要だったのは本当に最初だけで、ほとんど自分の足で362段を登ってしまいました。

周囲を見ていると、1~2歳くらいの子ではずっと抱っこという親子もいましたが、3~5歳くらいの子は、かなり自力で登っていた印象です。

子どもにとっては、階段もひとつのアトラクション感覚なのかも。

初めて乗るケーブルカーに3歳児は夢中!

大山ケーブルカーの車窓
大山ケーブルカーの車窓にかぶりつきの3歳児。

古くから信仰の山として崇められ、江戸時代には気軽に行楽と信仰を行える地として人気だった大山。もちろん、徒歩でも登ることができるのですが、この日はケーブルカーを利用しました。

小さな電車のようなビジュアル、でも中は階段状になっている、不思議なのりもの。そして、大きな窓一面に広がる大山の大自然の光景に、3歳児の目はキラキラ!

約6分と短い乗車時間の間、ずっと窓にくっついていました。

大山ケーブルカー。阿夫利神社駅にて。
駅から出たところで、発車するケーブルカーをお見送り。

途中、「大山寺駅」で下りのケーブルカーとすれ違い、あっという間に終点の「阿夫利神社駅」に到着。

下車してからも、ケーブルカーに未練たっぷりの娘でした。

阿夫利神社おさんぽビンゴでやる気に火がついた!

ビンゴの説明を受ける様子
大山阿夫利神社の石段の前で、輪になってビンゴの説明を受ける私たち。

次に向かうのは、大山阿夫利神社(おおやまあふりじんじゃ)
別名「あめふり山」とも呼ばれたといわれ、古くから人々が雨乞いや五穀豊穣を祈ってきたそうです。

境内へと向かう石段を前に、スタッフさんが一枚の紙ときらきらシールを配ってくれました。
その名も「阿夫利神社おさんぽビンゴ」
見ると、社紋や狛犬など、9つの写真が並んでいます。

阿夫利神社の境内で、写真のスポットを親子で探して、見つけたらシールを貼っていく。
「9つ揃ったら教えてね!」とのこと。

これに、シール大好きな娘の目はまたキラーン!
集合時間を確認して、いったん解散となるが早いか、「ぜったい、負けない!」と自分から石段を登り始めました。

阿夫利神社(下社)からの景色
石段の上からは、江ノ島の向こうに、東京湾、房総半島までのぞむことができます。山の空気がおいしく清々しい自然体験でした。

大鳥居を潜って境内へ。
左手にある「獅子山(大山獅子)」は、富士山の岩を用いてつくられた獅子の像。まわりに配された十二支の像に、「ヘビさん、いたー!」と娘が叫びます。

走り出しそうな娘を捕まえて、まずは拝殿にお詣りし、護摩木の煙ただよう境内を親子で探検です。

拝殿の脇に、地下巡拝道の入り口を見つけた娘は、「トンネルがある!」と大喜び。
「大山名水」が湧きでる泉のある地下道は少し暗く、「こわーい」と足が止まりそうでしたが、奥で立て続けにビンゴのスポットを見つけると怖いのは吹っ飛んだ様子。

3さい女の子
ビンゴをクリアし、おやつをゲットして、誇らしげ〜な3歳児。

ビンゴも残りひとつになると、「ありました?」「いや、わかんない」と、大人同士でひそひそ情報交換が始まります。

結局、私たち親子は、ガイドさんに、" Give me hint ! "をして、無事にゴール!

"Very good ! Congratulation!" と褒められ、ご褒美におやつをもらった娘は、さっきまでガイドさんを避けていたのをケロッと忘れて、「おやつくれた! いい人だね!」と喜んでいました。

お昼ごはんで元気回復! 母と離れて平気で遊びはじめた

再び下りのケーブルカーへ。
娘は大喜びするかと思いきや、乗車するなり、爆睡!
乗車中、一度も目を覚ますことなく眠り通していました。

眠い目をこすりながら、こま参道沿いの「宿坊ねぎし旅館」へ。
お昼ご飯です!

大山の豆腐定食
大山は豆腐も名産。豆腐ハンバーグ、冷奴、おからの定食。

きれいな湧き水の出る大山は、豆腐が名産でもあります。
というわけで、お豆腐定食!

写真は娘に出たランチです。
ポテトとふりかけご飯が大好きな娘、好物を見て急に元気に。
同じテーブルになった、パパさんと一緒に来ていた同い年の男の子と何やらアイコンタクトして、仲良くなっていました。

周囲を見ると、離乳食持参で参加されている親子連れもいました。

食後は、親子別れてのプログラム。
子どもは、英語スタッフさんと絵本遊び、とのことで、母から離れてくれるかしらと不安でしたが……このとおり!

絵本あそびを楽しむ子どもたち。
英語に親しめたかはともかく、英語スタッフさんには確実に親しむことができました。

読み聞かせ大好きなので、楽しく英語の読み聞かせを聞いていたようです。

親子分離は絶対ではなく、小さいお子さんと一緒に、親子でこちらに参加されている方もいました。

ペアレントトレーニング
ペアレントトレーニングの様子。後ろに子どもたちが見えているのも安心!

さて、本プログラムのもうひとつの目玉は、今回のプランを企画した小田さんによるペアレントトレーニング「6歳までに延ばす非認知能力」

お勉強させられちゃうのかな~と思ったら、いすを持ちより輪になって、手書きのホワイトボードを囲んでの、とってもフランクであったかい雰囲気でした。

「非認知能力は、学力や運動能力のように計測することはできないけれど、子どもの将来を大きく左右する力

たとえば、自分の気持ちを表現する力・チャレンジする力・コミュニケーションをとる力など日常生活や社会生活において重要な力のことを指します。

非認知能力を伸ばすには【自然体験・社会体験・文化体験】の3つがとても重要なんです」

とのお話。

あっ! だから、このプログラムはこんなに欲ばりなんだ。
欲ばりだけど、欲ばりすぎじゃないんだ!と、今さらのように腑に落ちたのでした。

小田さんの背後では、3歳児が英語を話す大人のそばで、社会体験と文化体験をしている様子が見えています。

大山こまの説明
地元の方から、大山こまの歴史と遊び方を教えていただく子どもたち。

さらにこの後、地元の方に大山こまの歴史や遊び方を学び、外へ出て実際にまわしてみる文化体験も。

娘も私も、何度か挑戦したものの、ひとりではうまくは回せませんでしたが、先生に一緒に回していただき、「えいっ」と投げると、きれいにこまがクルクルクル……!
同じ年ごろで、ひとりで上手に回せるようになった子もいました。

こま回しは、子どもだけでなく、とくにパパさんたちがみんな夢中になっているのが印象的でした。

こま回しを教わる子ども。
大きなこまを手にして戸惑いつつも興味津々、手伝ってもらってうまく回せたときは「ママ、見た!?」という顔でこちらへ飛んできました。

たくさん遊んだ後、この場で解散となりました。
とはいえ、みんな帰りに向かう先は同じ。なんとなく一緒に残りのこま参道を降りて、バスに乗るのかなーと思ったら……

「ぜったい、いちばんがいい!」

こま回しで何やらテンションが上がった3歳児が突如宣言して、ものすごい勢いで走り出し、一気に残りのこま参道を駆け下りて、バスに飛び乗ってしまいました。

帰りのバスは結構混んでおり、ずるずる寝てしまった娘を立ったまま抱っこすることに。
見かねたようで、前にいた年配の女性が席を譲ってくださり、ありがたくポカポカの3歳児を抱えて座って帰路についたのでした。

まとめ

そんなわけで、「欲ばりすぎ?」と思った1日をたっぷり満喫することができました。

10時集合、14時解散。

それほど長い時間ではないのですが、娘がいろんな表情を見せてくれたこと、二度も寝落ちるほど全力で遊んでくれたこと、いろいろと思い出深い1日になりました。

伊勢原の大山、もう少し大きくなったら、徒歩での登山にもチャレンジしてみたいなと思いました。


さて、「親子で大山しぜん遊び体験」第二弾も予定されているようです!

ペアレントトレーニングをしてくれた小田さんによれば、「今後は他の地域でも観光資源を生かした親子に喜ばれる体験等の開発支援をしていく予定です」とのことでした。

次は大山でどんな体験ができるんだろう? 楽しみです!

(取材・文:マイナビ子育て編集部、取材協力:日本旅行)

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