
新幹線の座席が2列と3列に分かれているのは理由があった |ムズい!! ハマる!! 算数びっくり事典 #4
新幹線の座席に隠された算数にまつわる「なるほど〜」な法則とは?
\「算数って楽しい!」のきっかけに/
知っているようで知らない算数の意外な「びっくり!」を集めた1冊。
思わず「そうだったのか!」と驚くような算数の不思議を、イラストやクイズを交えてわかりやすく紹介。ゲーム感覚で親子で楽しく学べる、書籍『ムズい!! ハマる!! 算数びっくり事典』(ポプラ社)から、おもしろくてタメになる算数の雑学を一部抜粋してお届けします。
新幹線の座席が2列と3列なのは座席をあまらせない工夫

新幹線の座席は、通路をはさむ形で2人席と3人席にわかれているって知ってた?
この座席配置、車両のはばに決まりがあるので、2人席と3人席に分けられたんだけど、じつは算数的にはちょうどよかった。
それは、いろんな人数の客が来ても、座席をあまらせない配置だったから。
どういうことか?
座席が「2」と「3」ということは、「2」以上の、あらゆる数の組み合わせができるのだ。

まず、客が指定席を予約するとき、2人組なら2人席、3人組なら3人席を予約すれば、同じグループどうしで、となり合って、席をあまらせずにぴったりに座れるよね。
そして、4人組なら2人席をふたつ、5人組なら2人席と3人席をひとつずつ予約すればOK! あとは同じ。6人組なら3人席をふたつ、7人組なら2人席ふたつと3人席をひとつ……と、どんな人数でも対応できちゃうってわけだ。
もちろん、ひとり客だっている。席の数にも限度があるし、グループの人数、予約のタイミングなどによって、現実には、席をあまらせず全員がきれいに座れるなんて、都合よくはいかないこともあるけどね。

飛行機の座席に3人席と4人席があるのも同じ理由だよ
=====
この続きは、是非書籍でご覧ください。


※本記事は、『ムズい!! ハマる!! 算数びっくり事典』文:こざき ゆう、絵:間芝 勇輔、監修:為田 裕行/ポプラ社)より抜粋・再編集して作成しました。