皇帝ナポレオンが愛する妻に贈った、伝説の王冠。マリー・ルイーズの王冠|小さな宝石の本#10
時代を超えて語り継がれる、皇后に贈られた特別な王冠。マリー・ルイーズの王冠とは?
\美しく、まばゆく、ときに妖しく光る宝石の世界/
国内最大級の宝石専門情報メディアKARATZ(カラッツ)が贈る、宝石の世界。
『小さな宝石の本』(リベラル社)は、各地に伝わる宝石の言い伝えや、偉人が愛した宝石、さらに文学や絵画に登場する宝石など、多方面から宝石を楽しめる1冊です。
今回は、特別な意味を持ち、今もなお世界中の人々を魅了し続ける「伝説の宝石」について、一部抜粋してお届けします。
マリー・ルイーズの王冠
アメリカ・スミソニアン博物館の宝石コレクションの中で、ひときわ目を引く豪華な王冠があります。
それが、ハプスブルグ家のマリー・ルイーズがナポレオン1世(ナポレオン・ボナパルト)と結婚した際に贈られた王冠(ダイアデム)です。
この王冠はネックレス、イヤリング、櫛などとともに制作されたパリュール(さまざまなアイテムがそろったジュエリーのセット)のひとつでした。
王冠はマリー・ルイーズの死後、彼女の伯母から何人かの親族の手に渡り、その後はジュエラーのヴァン・クリーフ&アーペルに売却されました。
制作された1810年当時、王冠の周囲には79個のコロンビア産のエメラルドがはめられていましたが、1950年代に取り外され、エメラルドはそれぞれ個別のジュエリーとして販売されます。
代わりに79石のペルシャ産ターコイズと1000石のダイヤモンドを使って、王冠は新しいデザインに生まれ変わりました。
青緑のターコイズで囲まれた王冠は、今も輝きを放ち続けています。
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この続きは、是非書籍でご覧ください。
※本記事は、『小さな宝石の本』著:小山慶一郎、監修:KARATZ(リベラル社刊)より抜粋・再編集して作成しました。
