不幸を呼ぶダイヤ? 謎に包まれた宝石、ブラック・オルロフの伝説 |小さな宝石の本#9
黒く輝くダイヤモンド、ブラック・オルロフ。その不気味な伝説とは……?
\美しく、まばゆく、ときに妖しく光る宝石の世界/
国内最大級の宝石専門情報メディアKARATZ(カラッツ)が贈る、宝石の世界。
『小さな宝石の本』(リベラル社)は、各地に伝わる宝石の言い伝えや、偉人が愛した宝石、さらに文学や絵画に登場する宝石など、多方面から宝石を楽しめる1冊です。
今回は、特別な意味を持ち、今もなお世界中の人々を魅了し続ける「伝説の宝石」について、一部抜粋してお届けします。
ブラック・オルロフ
ダイヤモンドにはピンクやレッド、ブルーなどさまざまな色が存在します。発色要因は色によって異なり、ブラックダイヤモンドは石の中に黒色の内包物(インクルージョン)が入りこむことで黒く見える珍しいタイプ。光にかざすと微かに透明度を感じる、神秘的な美しさを持つ宝石です。
そのブラックダイヤモンドの中で、もっとも有名なのがブラック・オルロフでしょう。
ブラック・オルロフの名は、所有者のひとりだったロシアの王妃ナディア・オルロフに由来するといわれます。
しかし、その誕生や歴史について、詳しいことはよくわかっていません。
もともと南インドのヒンドゥー教寺院にあったブラフマー像にはめこまれていたものが盗まれたという言い伝えもあります。
所有者が次々に不幸に見舞われたことから「呪いのブラックダイヤモンド」と呼ばれるようになりましたが、1950年代、アメリカの宝石商チャールズ・ウィルソンが購入。呪いを断ち切るために、ダイヤモンドは分割されました。
2006年のオークションでは、そのうちのひとつが35万2000ドルで落札されています。
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この続きは、是非書籍でご覧ください。
※本記事は、『小さな宝石の本』著:小山慶一郎、監修:KARATZ(リベラル社刊)より抜粋・再編集して作成しました。
