おばたのお兄さん、不妊治療の検査で判明した意外な事実「男性も体調によってこれほど変わるのか」
芸人で3児の母として知られるくわばたりえさんのYouTubeチャンネルに、お笑い芸人のおばたのお兄さんが出演。不妊治療を経験した当時の心境や夫婦の向き合い方について、率直に語りました。
■流産し深く落ち込む妻・山崎アナが大号泣した“めっちゃキザなセリフ”
おばたのお兄さんはフジテレビアナウンサーの山崎夕貴さんと2018年3月に結婚。不妊治療を経て、2023年8月に第一子となる長男が誕生しています。
結婚当初は互いに多忙で、「子どものことはゆっくり考えよう」と後回しに。やがて「そろそろ子どもが欲しい」と感じたタイミングで妊活をスタートしたものの、なかなか授からず、30代に入っていた山崎さんの年齢も踏まえ、「早めに踏み出した方がいい」と不妊治療を決断した経緯を明かしました。
日本体育大学出身で、喫煙習慣もなく、睡眠も6〜7時間確保していたことから、健康には自信があったというおばたのお兄さん。しかし検査では、精子の数が少ないことが判明。当時は体を酷使する仕事が続き疲労がたまっていたこともあり、コンディションを整えて再検査したところ、数値が大きく改善したといいます。「男性も体調によってこれほど変わるのか」と実感したと振り返りました。
その後、不妊治療は年齢を考慮して体外受精へステップアップ。途中で流産を経験する苦しい時期もあり、治療期間は約2年に及んだそう。
治療を開始する前に、不妊治療や流産を経験した知人から「子どもが授かるのは奇跡だ」と聞いていたというおばたのお兄さん。妊娠したとしても生まれるまで何があるかわからないため、慎重に「赤ちゃんが『おぎゃー』と泣いた瞬間に、喜びを解放しようと決めていた」といいますが、それでも流産がわかったときは夫婦とも深く悲しみ、胸が締め付けられる思いだったと振り返ります。それでも「こっちはドシッとしてなきゃいけない」と気持ちを奮い立たせていたと振り返りました。
落ち込む山崎さんの姿を見て、「何か元気になれる方法はないか」と考えたおばたのお兄さんは、スニーカー好きの山崎さんに向けて、自分では買わないような高価な一足をプレゼントすることを思いつきます。「人間てさ、楽しいときは上を向くけど、悲しいときは下を向く。悲しいときに下を向いて、気分が上がったら最高だよね」と“めっちゃキザなセリフ”でユーモアを交えて渡したところ、山崎さんは「そんなふうに考えてくれていたんだ」と大号泣。この出来事を通して、「(夫として)どれだけ相手に寄り添えるかを学んだ」と語りました。
初めて我が子を抱いたときの気持ちは、「もう奇跡ですよね」と感無量の一言。不妊治療を経験した立場として、後輩芸人が「まだ売れていないのに子どもができちゃった」と悩んでいるときには「こんな奇跡はないから」と実体験の感動を伝えるようにしているそうです。
データや一般論だけでなく、「実体験を届けたほうがいい」「自分だけじゃないんだって思える人がいればいい」という思いから、不妊治療を公表したというおばたのお兄さん。男性側は妊娠についてどこか他人事で、検査や治療に消極的になりがちな現状がありますが、「他人事じゃない、ひとりごとじゃない、ふたりごと」「一緒に走ってるんで」と力強く語る姿に、くわばたさんも「不妊治療はふたりごとやわ」と深くうなずいていました。
■不妊の原因は男女双方にある
妊活は夫婦が協力して取り組むもの。赤ちゃんを望むのであれば、男性も主体的に関わることが欠かせません。夫婦が同じ気持ちで向き合うことが重要です。
そもそも不妊とは、妊娠を希望しているにもかかわらず、一定期間妊娠に至らない状態を指します。一般的には、避妊をせずに性生活を続けているにもかかわらず、12カ月(1年以上)妊娠しない場合に「不妊症」と定義されています。
不妊の原因はさまざまですが、WHOなどの報告では、不妊の原因は女性のみ約4割、男性のみ約2〜3割、男女双方に原因があるケースも含めると、約半数に男性側の要因が関係しているとされています。つまり、「妊娠しにくい」という問題は女性だけのものではなく、男女双方に関わるものだという認識が重要です。
男性不妊の原因は、遺伝や先天的な要因、幼少期の病気のほか、生活習慣や薬剤の影響など多岐にわたります。多くは精子をつくる機能に問題が生じる「造精機能障害」とされていますが、原因が特定できないケースも少なくありません。
完全に防ぐことは難しいものの、生活習慣の見直しは大切です。例えば、過度なストレスや飲酒、喫煙、肥満、運動不足などは精子の質に影響を及ぼすとされています。また、糖尿病などの持病や、薬剤・化学物質の影響にも注意が必要です。さらに、長時間のサウナや熱い風呂など、精巣の温度を上げすぎる行動も避けたほうがよいとされています。
また、年齢の影響は女性だけでなく男性にも及びます。女性は生まれたときにすでに一生分の卵子のもとを持っており、それが加齢とともに減少・劣化していきます。このため、年齢とともに妊娠のしやすさは低下していきます。一方、男性は生涯にわたって精子を作り続けますが、精子の質や生殖機能も年齢とともに変化することがわかっています。精子の運動性やDNAの状態は加齢の影響を受け、妊娠の成立や流産リスクにも関わるとされています。「男性は年齢の影響を受けにくい」というイメージは必ずしも正しくありません。
もし男性不妊と診断された場合は、医療機関での治療と並行して、こうした生活面の見直しにも取り組むことが大切です。妊活はどちらか一方の問題ではなく「2人のこと」。夫婦で正しい知識を共有し、支え合いながら向き合っていくことが、何より重要といえるでしょう。
参照:
【医師監修】妊活中の男性がやるべきこととは? 意外に多い男性不妊と普段気を付けたいこと
(マイナビ子育て編集部)
