習い事をさせるにあたっての壁は「費用」と「時間」……。赤ちゃん、幼児の習い事についてママパパに聞いた
写真と食の力で子どもの幸せを創ることを目指す総合保育テックサービス「はいチーズ!」を提供する千は、未就学児を持つ保護者1,436名を対象に「習い事に関するアンケート」を実施しました。
子育て家庭における習い事の課題とは?
調査の結果、保護者の習い事への高い関心と同時に、費用や時間といった現実的な課題に直面している状況が明らかになりました。
未就学児の習い事実施率は5割未満、年齢とともに増加
現在定期的な習い事を行っていると回答した保護者は44.2%にとどまり、半数以下の状況です。
しかし長子の年齢別で見ると、3歳を境に実施率が顕著に増加し6歳では71.4%に達するなど年齢とともに習い事が一般化していく傾向が確認できました。
居住エリアの比較では、「東海」エリアで習い事をしている子どもの割合がやや低い結果となりました。
現在行っている習い事の上位3位は「スイミング」「体操・リトミック」「英会話・英語塾」となり、運動系と学習系が人気を集めています。
上位5位には、「音楽」「学習塾」もランクインし、保護者の学習系への関心の高さがうかがえます。
87.5%の保護者が「新たに習い事をさせたい」意向
子どもに「新たにさせたい習い事がある」と回答した保護者は87.5%に達し、未就学児の習い事に対する保護者の関心の高さが改めて浮き彫りになりました。
長子の年齢別で見ても、全年代で習い事への意欲は高いことがわかりました。
居住エリア別にみると、「関東」「関西」エリアの保護者の習い事への関心が高い一方、「東海」エリアでは10ポイント程度低い結果となりました。
新たにさせたい習い事のTOP3は「スイミング」「音楽」「英会話」となりました。特に「スイミング」は、全体の約45%の保護者が新たに習わせたいと回答しており、人気の高さが際立っています。
現在行っている習い事との比較では、「スイミング」「音楽」「習字・書道」の順に、新たに習わせたい意向が高いことがわかりました。
この結果は、保護者が実際に習わせている習い事と、今後させたい習い事の間にギャップがあることを示唆していると考えられます。
また「音楽」「習字・書道」といった芸術系や文化系が上位にランクインしており、こうした分野への保護者の高い期待がうかがえます。
習い事の目的は「才能伸長」「運動機会の提供」「スキルの習得」
習い事の理由は「得意なことを見つける/伸ばすため」でした。次いで「身体を動かすことを楽しんでほしいため」「将来役立つスキルを身につけてほしいため」が4割を超え、上位3位を占めました。
この結果から保護者が期待することは“子どもの得意の伸長”・“運動機会の提供”・“将来に向けたスキル習得”であることが明らかになりました。
習い事の課題は「費用」と「時間」
習い事について不安や負担に感じることを尋ねたところ、全体の74.1%が「費用」と回答し、経済的負担が最も大きいことがわかりました。
しかし費用以外にも「送迎時間がかかる」「保護者の時間的余裕がなくなる」「子どもの遊びの時間」など時間的制約を課題とする回答が多く、習い事の壁が「費用」と「時間」であることが示唆されました。
今回の調査結果より、未就学児を持つ保護者の習い事への関心は非常に高いものの、費用や時間といった現実的な問題に直面していることがわかりました。
一方で、習い事を通して、才能を伸ばし、健やかな成長をサポートしたいという保護者の強い思いも読み取れます。
調査概要
調査方法 :はいチーズ!会員へのWEBアンケート調査
調査対象者:はいチーズ!会員(※) 1,436名
調査期間 : 2024年12月21日〜12月27日
※はいチーズ!会員=未就学児、園・学校に通う子どもを持つ保護者
千
https://sencorp.co.jp
(マイナビ子育て編集部)
