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2026年06月09日 14:10 更新

【偏食に悩む親必見】2児のママ管理栄養士がたどり着いた「子どもの食べない」への対処法

7年以上にわたり、同時に10施設以上の献立作成に携わった経験を持つ、栄養管理士歴15年のベテランで、SNS総フォロワー14万人と人気のすずママさん。一方で、「管理栄養士として失格ではないか」——そう落ち込むほどわが子の“偏食”に悩み抜いた、二児の母としての顔もあわせ持っています。

そんなすずママさんが、自身の体験に基づいて生み出した、苦手な食材も自然と食べ進められる工夫が詰まったレシピは、全国の家庭から「これなら食べた!」「気持ちがラクになった」と喜びの声が殺到。

この記事では『栄養管理士ママの栄養まんてん! しあわせ家族献立』(ワニブックス)より一部抜粋・編集し、子育て世代から熱い支持を集める「子どもの偏食」対処法とレシピをご紹介します。

「栄養士の子なら食べるでしょ?」に泣いた日

私は管理栄養士ですが、最初から料理が得意だったわけでも、子どもが何でも食べてくれたわけでもありません。偏食に悩み、「どうしたら食べてくれるんだろう」と試行錯誤していました。

「栄養士の子なら、なんでも食べるでしょ?」——仕事柄、できて当然というプレッシャー。その言葉に、何度も心が折れました。現実は、いくら一生懸命作っても残されるごはん。それどころか、市販のパンに喜ぶ子どもの姿を見て、自分が情けなくて泣いたこともあります。

そんな親としての実体験と管理栄養士としての見地から、ここでは子どもの偏食、そしてたどり着いた、とある「レシピ」について、ご紹介したいと思います。

これまで、さまざまな施設の献立を立てる仕事に携わってきましたが、そこで私が学んだのは、栄養学的に「完璧な献立」を出すことよりも、まずは「食べてもらえる形」を見つけることのほうが、ずっと大切だということです。

どんなに栄養満点で体によくても、ひと口も食べてもらえなければ、その栄養は届きません。苦手な食材は、形を変えたり、量を減らしたり、そっと混ぜ込んだり……小さな工夫で、食べられるものが少しずつ増えていく。それは、子どもにとっても、ママ・パパにとってもうれしいことだと思うのです。

ママの言葉「給食なら食べる」がヒントに…

そんな想いから、私がSNSで発信し続けているテーマが「おうち給食」です。「給食なら食べる」というママの声をヒントに、給食レシピを再現したところ、なんと、わが子たちが少しずつ食べるようになったという実体験に基づいて始めたものです。

私がご提案するレシピでは、給食のよさを家庭でも取り入れやすい形にアレンジして紹介しています。毎日やることが山積みで、ゆっくり料理に時間をかけられない日もありますよね。

そんな中でも食卓が回るように、手間はできるだけ省き、「時短」と「かんたんさ」、そして子どもの「おいしい」を大切にしました。

食事作りに迷った日は、そのまま真似していただいてもいいですし、「このメインに、この副菜を足そうかな」と献立のヒントとして使ってもらっても構いません。

「これなら食べた」「今日は少し楽だった」——子どもの偏食に悩む全国の親御さんがそう思えるレシピを、一つでも多くお届けするために、今も発信をつづけています。

知っておくべき「体を作る基本の栄養素」

レシピをご紹介する前に、管理栄養士の立場から、毎食の献立作りのためにおさえておきたいポイントを少しだけお伝えします。

炭水化物

ごはん、パン、麺、いも類などの主食に多く含まれています。脳や体を動かすエネルギー源となり、集中力をキープし、疲れにくい体づくりに役立ちます。
また、いも類や穀類にはお腹の調子を整える食物繊維も含まれているので、毎食の主食としてバランスよく取り入れましょう。

たんぱく質

肉、魚、卵や大豆などに多く含まれます。内臓や筋肉、皮膚、髪、爪などの体を作り、免疫に関わる抗体や脳の神経伝達にも欠かせません。
動物性と植物性では含まれる成分が異なるので、どちらもバランスよくとるのが理想。

脂質

油やバター、肉や魚の脂などに含まれます。体温をキープしたり、脳や体の細胞を作ったりするための大切な栄養素で、ビタミンの吸収を助ける働きもあります。
肉の脂だけでなく、魚の脂(DHAなど)や植物油をバランスよく組み合わせることがポイント。とりすぎには注意が必要ですが、成長期には欠かせないエネルギー源です。良質な油を選んで賢くメニューに取り入れましょう。

ビタミン、ミネラル

野菜や果物、海藻、きのこなどに多く含まれています。
ビタミンは炭水化物、たんぱく質、脂質がスムーズに働くのを助ける栄養素です。体内で作ることが難しいものが多いので、毎日の食事からしっかりとる必要があります。

ミネラルは骨や歯、血液を作る材料になったり、体の機能を維持したりする役割があります。どちらも体の調子を整える栄養素です。

子育て家庭から大反響!「ポークビーンズの献立」

さて、園や学校で大人気の“子どもウケ”する「人気給食メニュー」を、家で作りやすくアレンジした「おうち給食」レシピをご紹介します。子どもが苦手な野菜も食べやすいよう工夫してあるので、ぜひトライしてみてください。

ここでは、インスタグラムで200万回再生と多くのご家庭から支持を得た、「懐かしのポークビーンズ」「れんこんのデリ風サラダ」をご紹介。
   
肉、豆、野菜がとれるポークビーンズを主菜に、副菜のれんこんとツナで食物繊維とたんぱく質をプラス。噛みごたえもあり、満足感のある献立です。

主菜「懐かしのポークビーンズ」

〈材料〉大人2人+子ども2人分
豚こま肉…200g
大豆(水煮)…150g
じゃがいも…1個(150g)
玉ねぎ…1/2個(80g)
にんじん…1/2本(80g)
油…大さじ1
カットトマト缶…1缶(400g)
水…200mL
(A)砂糖…小さじ2
(A)ケチャップ…大さじ3
(A)コンソメの素(顆粒)…大さじ1
(A)ウスターソース…小さじ1
〔お好みで〕
塩…少々

〈作り方〉
1.じゃがいも、玉ねぎ、にんじんは1cm角に切り、じゃがいもは水にさらしてから水気を切る。豚こま肉は食べやすい大きさに切る。

2.鍋に油を中火で熱し、(1)の玉ねぎ、にんじん、じゃがいもの順に炒め、油が回ったら豚こま肉を入れて炒める。

3.肉の色が変わったら、大豆、トマト缶、水、(A)を加えて蓋をし、弱火で20分煮る。お好みで塩をふる。

副菜「れんこんのデリ風サラダ」

〈材料〉大人2人+子ども2人分
れんこん…10cm(180g)
にんじん…1/4本(40g)
ツナ缶(水煮)…1缶(70g)
(A)マヨネーズ…大さじ3
(A)オリーブオイル…大さじ1
(A)カレー粉…小さじ1/2
(A)砂糖…小さじ1
(A)かつお節…1袋(2g)
〔大人分にお好みで〕
ブラックペッパー…少々

〈作り方〉
1.れんこんとにんじんは薄く半月切りか、いちょう切りにする。

2.鍋に湯を沸かし、酢(分量外・小さじ1)を加えて(1)のれんこんとにんじんを1〜2分茹でる。冷水に取って冷まし、ザルにあげてよく水気を切る。

3.ボウルに(A)を入れて混ぜ、(2)のれんこんとにんじん、汁気を切ったツナを加えて和える。大人分にお好みでブラックペッパーをふる。 

続く後編では、すずママさんに「たった2品」でも栄養満点、子どもウケ間違いなしの献立メニューをご紹介いただきます。           

(写真 寺岡みゆき)

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  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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