使わない商品券は買取してもらうべき？　換金するためのベストな方法とは

商品券の買取価格は、買取業者や商品券の種類によって異なりますが、おおよそ額面の70～98%で取引されることが多いです。

とくに三越や高島屋、伊勢丹など、有名百貨店や全国百貨店共通商品券は換金率が高く、95～98％で取引されています。

ファストフード店やカフェ、レストラン、ホテル、スーパー、専門店などの商品券のほか図書カードやクオカード、お米券なども買取対象です。意外と高額で買い取ってもらえるので、使わないのであれば現金に換えたほうが使い道が広がってお得かもしれません。

商品券の買取は、金券ショップに持って行くだけなので手続きは簡単です。金券を売る際は、身分証明書の提示を求められることが多く、運転免許証やパスポート、保険証などを持参する必要があります。

お住まいの地域にある金券ショップを探し、商品券を持って行ったら、その場ですぐ査定してくれます。査定金額に納得したら、買取成立です。

金券ショップのなかには、郵送での買取を行っているところもあります。インターネットサイトから申し込みを受け付けているため、検索してみましょう。郵送査定では、必要書類と商品を送って査定額が確定したら連絡が入ります。お金は銀行振り込みや現金書留で受け取るケースが多いです。近くに金券ショップがない方や忙しい方は、郵送買取も合わせて検討しましょう。

商品券でも、一部買取を断られる場合があります。とくにAmazonギフト券や地方のデパートの商品券は注意が必要です。

Amazonギフト券については、使用済みであったりギフト券番号が本物かどうかの判断がしにくく、査定が難しいためNGとしている店舗が多いです。Amazonギフト券はアカウントに登録してみないと使用可能かどうか分からず、店頭買い取りは困難……。とはいえ、買取を行っているサイトもあるため、金券ショップのサイトや電話で確認してみましょう。

地方のデパートの商品券の買取を断るのは、万一そのデパートが経営破綻してしまった際に使えなくなるからです。あまり知られていない百貨店ほど買取できないケースがあります。

他にも店舗によっては買取を受け付けていないものがあります。商品券であれば何でも買い取ってくれるわけではないので、事前に確認してください。

有効期限のある商品券は、期限が切れてしまうと価値がなくなってしまいます。買取対象となる商品券でも期限切れのものは買い取ってもらえないため、注意してください。

有効期限がないから大丈夫と思っている商品券も、まだ使えるか一度調べておきましょう。そして、当分使う予定がないのであれば、現金に変えておいたほうが安心です。

金券ショップで買い取ってもらえない商品券や、換金率の低いものはネットオークションに出品することで高い値がつくかもしれません。ネットオークションでも商品券を現金に換えることはでき、知名度の低いデパートの商品券でも需要があります。なかには金券ショップよりも高い値で取引されているものもあるので見逃せません。

ただし、いつも同じ価格で売れるわけではないので、思ったよりも低い価格で落札されることもあります。ネットオークションに出品する際は、過去にいくらで落札されたかチェックしておくと参考になります。

また、最近話題となっているフリマアプリなどでは、商品券の売買は禁止されています。使用するサイトによって、商品券の取り扱い禁止指定しているところもあるので、利用するサービスをよく確認してください。

商品券を使う予定があれば、自分で消費するのが一番簡単です。換金率を気にする必要がありませんし、金券ショップに持ち込む手間もかかりません。全国百貨店共通やJCB、VISAなど国際ブランドが発行しているギフト券は使えるお店がたくさんので、意外と身近な場所で消費できるかも。まずは、商品券が使える店舗を検索してみましょう。

なお、おつりの出ない商品券が多いため、額面以下の商品を買う場合は注意しましょう。

金券ショップで商品券を現金化すると、使い道が広がります。意外と換金率が高いので商品券のまま持って使わないでおくよりお得。自宅で眠っている商品券があれば、ぜひ早めにお金に換えてしまいましょう。もし、買取できないものはネットオークションを活用したり、自分で消費したりして上手に使ってくださいね。