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2018年11月02日 21:00 更新

ガス給湯器のリフォーム時期は? 機能・価格別の選び方と注意点

年月の経過したガス給湯器は、とくに目立った異常がないとしても熱効率や給湯能力は落ちてしまう傾向があります。早めのリフォームがおすすめですが、取り替え時期や費用など、わからないことが多く、ためらってしまいがち。そこで今回は、ガス給湯器の交換時期や費用の目安、リフォームする際の注意点などについてご紹介します。

ガス給湯器の交換時期は、10年が目安

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ガス給湯器も他の家電と同様、使い続けるうちに老朽化・劣化します。取り替え時期は、使い始めてから10〜15年ぐらいが適切だといわれています。お湯が出にくい、異音がするなど、10年ほど経過したころから、不具合や異常に気を配り、交換のタイミングを意識するとよいでしょう。

ガス給湯器でも、とくに劣化しやすいのが配管です。ここに水漏れが生じると漏電することがあり、危険。不具合が見つかったら、すぐに修理するようにしましょう。

また、基盤部分も故障しやすい部分で、湿気やホコリがたまってしまうと、基盤が作動しなくなることがあります。基盤の交換はコストが高額になるだけでなく、古い給湯器の場合は他の部分も劣化していることが考えられます。給湯器全体の交換を検討してください。

よく触るリモコンも故障しやすい場所。これが壊れてしまうと、温度調節などの操作が不能になり、不便です。早急な修理が求められます。

ガス給湯器のリフォーム費用は?

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ガス給湯器のパワーで値段が変わる

ガス給湯器のリフォームというと、気になるのが費用相場です。ガス給湯器設備の価格は、パワーや機能に比例します。

ガス給湯器設備のパワーを大きく左右するのが号数と呼ばれるもの。号数とは、1分間に水温+25度のお湯をどれだけ出せるかによって決まります。たとえば、1分間に水温+25度のお湯10リットル出せれば10号、24リットル出せるなら24号という具合です。例えば、屋外据え置きタイプ20号の一般的なガス給湯器であれば、リモコンが付属しておよそ15万円。風呂給湯器であれば、32万円ほどの価格になります。

ガス給湯器を交換するとなると、設備の価格に加えて工事費用が必要になります。工事費用はおよそ3万〜6万5,000円ほど。仮に15万円のガス風呂給湯器を購入して取り付けも依頼するとなると、合計費用は18万〜21万5,000円になります。ただし、業者によっては、ガス風呂給湯器の購入時に、メーカー希望小売価格から3割〜6割ほどの割引が適用されることも少なくありません。

安くリフォームしたいなら

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ガス給湯器の交換を依頼できる主な業者としては、ガス会社・給湯器メーカー・給湯器販売業者が挙げられます。このうち、ガス会社は大手であることが多く安心感があるのですが、ガス給湯器の割引率は必ずしも高くありません。また、選べる機種も少ないのが普通です。

給湯器メーカーも、大きな企業であることが多く、安心感があります。その一方で、ガス給湯器の割引率はあまり高くないようです。また当然、メーカーのラインナップのなかから選ぶ必要があります。

給湯器販売業者は、互いに競争し合っているからか、ガス給湯器の割引率が高いのが特徴。場合によっては、メーカー希望小売価格から8割引の価格で購入できるといった口コミもあるよう。価格面で業者を選ぶなら、給湯器販売業者が適している可能性が高いです。また、いろんなメーカーの機種を取り扱っていて、自由に選ぶことができるのもポイントです。

ガス給湯器リフォームの注意点

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リフォーム工事の契約や保証に注意

ガス給湯器をリフォームする際は、工事の契約内容や保証内容に注意する必要があります。必ず見積書の内訳と費用を確認し、工事費用が妥当かどうかチェックしてください。できれば相見積をとり、あまりに安いものがある場合は安易に飛びついたりせず、その理由を納得がいくまで担当者に聞くのがよいでしょう。

保証やアフターサービスも確認しておきたいところです。万が一故障した場合に備えて、きちんと保証やアフターケアしてくれる業者を選んでおくのがおすすめです。

マンションのガス給湯器交換について

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マンションなどの集合住宅にガス給湯器を設置する場合、設置可能な大きさに制限が設けられている場合があります。また、追い炊き機能など、ガス給湯器の機能を追加することで、新たなパイプの設置が必要になることも。現状よりも大きなものや多機能なものに交換したい場合は、あらかじめ管理組合に確認しておく必要があります。

集合住宅では配管スペースにも限りがあります。特定メーカーの製品に合わせてスペースが設定されていることが多いので、現状と異なるメーカーのものが使用できないケースも少なくありません。

まとめ

ガス給湯器は、快適な生活を支える大切な設備です。家族構成やライフスタイルに合わせて、最適なパワーや機能を備えたものを選びたいものですね。ガス給湯器が故障していなくても、10年を目安に、プロによる点検をしてもらうことをおすすめします。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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