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2019年08月25日 19:00 更新

【ナチュラルクリーニング】重曹・クエン酸・セスキ炭酸ソーダの使用法

今流行のナチュラルクリーニングといえば、重曹にクエン酸、セスキ炭酸ソーダの3種類。よく耳にはするけど、一体どうやって使うのか分からないという方も意外と多いのではないでしょうか? 今回は、お子さんのいるご家庭でも安心して使える、環境にも優しいナチュラルクリーニングについていくつかご紹介したいと思います。

こんにちは。先日、指先にささくれがあったのを忘れていて、思いっきり塩をひとつまみ。傷口に塩をねじ込んだankoです。

環境にも優しいといわれるナチュラルクリーニング。最近よく耳にすること、お店で目にすることも多くなってきたように感じますが、実際のところどのようにして使ったらいいのかわからないという方も多いと思います。

では早速、それぞれの特性と、どんなところに、どんなふうにして使えるのかをご説明していきたいと思います。

まずはおさらい! 重曹とは?

まず最初にご紹介するのは「重曹」。入浴剤やふくらし粉などでもよく知られる重曹ですが、安全性が高いといわれています。

成分は弱アルカリ性。得意とする汚れは、酸性の油汚れになります。アルカリ性の重曹が油の酸を中和して、汚れを取り除いてくれるんです。

キッチン周りは換気扇や電子レンジなど、油が付着しやすいものが多いので、放っておくとすぐギトギトになりがち。そんなときにもこの重曹は大活躍なんです。

重曹の使い方

重曹は、水200mlに対して小さじ1杯の重曹をよく溶かし、スプレーボトルなどに入れて使いましょう。気になる油汚れの箇所にシュッとスプレーすると、油汚れもスルンときれいになります。

また消臭効果もあるので、生ゴミや靴箱など、においの気になるところにシュッとしておけば、においが軽減されますよ。

その他にも、重曹は粒子が細かく、水に溶けにくいため、少量の水を加えながらスポンジなどで擦ると、研磨剤の代わりとしても使用できます。こびりついた頑固な汚れに使うといいですね。

クエン酸とは?

クエン酸

次にご紹介するのは「クエン酸」。

重曹に対し、クエン酸は酸性。アルカリ性を中和させ、汚れを浮かせながら落としやすくしてくれる性質を持っています。

得意な汚れは、水周りに多い水垢、石鹸カス、トイレの尿石汚れなど。また、クエン酸には抗菌効果もあるため、フローリングや畳の掃除、よく触るドアノブやトイレの床などの消毒にも効果的!

また、汚れが落ちにくいものに関しては、キッチンペーパーにクエン酸水を浸したものをパックのようにしばらく貼り付けておけば、頑固な水垢もスルッと落ちますよ。

クエン酸の使い方

クエン酸の使い方

こちらも重曹と同様に、水に溶かしてスプレーボトルに入れておくと、すぐに使えて便利です。

分量は水200mlに対してクエン酸が小さじ1杯。先ほどの重曹の説明で消臭効果に優れているというお話をさせていただきましたが、こちらのクエン酸も得意とするにおいがあります。

例えば、魚の生臭いにおいやタバコ、赤ちゃんのオムツのにおいなどはアルカリ性になりますので、酸性であるクエン酸をスプレーすることで中和され、においが軽減されます。

ちなみに、オムツのにおいで便などがついている場合は酸性になるため、クエン酸よりも重曹の方が効果的です。

一つ注意が必要なのが、掃除の際、クエン酸(酸性のもの)と塩素系漂白剤を混ぜると有毒ガスが発生する点。塩素系漂白剤を使用して掃除をするときには、クエン酸を使用しないようにしましょう。用法を守って、安全に使うことが大切です。

セスキ炭酸ソーダとは?

スプレーボトル

最後にご紹介するのは「セスキ炭酸ソーダ」。

重曹やクエン酸に比べると、なんだか難しい名前のように感じますが、このセスキ炭酸ソーダは一番最初にご説明した重曹と同じくアルカリ性。主に、油汚れ、皮脂汚れなどを得意としています。

重曹と同じく、キッチン周りの油汚れやなどにオススメですが、重曹と違う点は水に溶けやすく、汚れ落ちも高いということ。

また、血液の汚れにも効果的で、セスキ炭酸ソーダのスプレー、または粉末でその箇所に揉み込んでしばらくつけおきしてから洗濯すると、跡が残らないほどきれいになります。

セスキ炭酸ソーダの使い方

セスキ炭酸ソーダは、水500mlに対して小さじ1杯が目安。他のものと同様に、スプレーボトルに入れてセスキ炭酸ソーダでスプレーを作っておくと便利なのですが、このセスキ炭酸ソーダを使ってはいけない場所が実はあるんです。

キッチン家電の中には、アルミ素材のものがありますが、このセスキ炭酸ソーダを使うと変色したりする場合があるので要注意! 使用の際は材質をよく調べてから使用することをオススメします。

他にも、油は油でも頑固な機械油のような汚れや、靴下の泥汚れ、衣類のシミなどは不得意分野。

貴金属や革製品、ワックスがけしてあるフローリングや銅製品、漆器やニスが塗られている家具などもNGです。

それぞれの特性を知った上で、賢くお掃除に使うことが大切ですね。

まとめ

これらのナチュラルクリーニングは、100均でも購入することができお財布にはもちろん、環境にも人にも優しいお掃除の強い味方!

私もしっかり使いこなしながら掃除を頑張れるよう、また年末になって慌てることのないよう、一日一掃除を目標に頑張っていきたいと思います。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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