
ちょい置きもスッキリ! 専門家が教える、スッキリが叶うトレイ収納
玄関の靴箱の上や、キッチンカウンターの上などに、手に持っていたものをついつい「ちょい置き」しちゃうことありませんか? 散らかりの原因でもある「ちょい置き」ですが、実はトレイひとつでスッキリ見せることができるんです。
こんにちは、マスターライフオーガナイザー®︎のはやさかひろみです。
お家の中を見渡してみると、棚の上やキッチンカウンターの上、ダイニングテーブルの上などに、直に「ちょい置き」しているものはありませんか?
もし、部屋が散らかっているなぁと感じたら、その原因のひとつはその「ちょい置き」しているものかもしれません。そんなときはトレイ収納が効果的! ひと工夫でスッキリを目指しましょう。
つい「ちょい置き」しちゃうものって?
ただいま〜と帰宅したら、とりあえず「ちょい置き」してしまうもの。
・手に持っている家や車の鍵
・ポケットから取り出した携帯電話や財布
・身につけていた腕時計やアクセサリーなどなど……
これらのように毎日よく使うものの置き場所、ちゃんと決まっていますか?
また、郵便物や子どものお便りなどの書類も、テーブルの上などに「とりあえず」置いてしまいがちなものですよね。

これらに共通しているのは"とりあえず置く""一旦置く"という一時的なものたちであるということです。特に郵便物などは、「後で見よう」と置いたものがどんどん積み重なってしまう……ということも多いのではないでしょうか。
このように、一時的に「ちょい置き」してしまうものたちが、「部屋が片づかない」「なんだか散らかる」原因になっていることが多いのです。
「ちょい置き」は片づけのヒント


ちょい置きしてしまうには理由があります。
ひとつは「置き場所があるけれど、そこに置くのは面倒だからちょい置きしてしまう」パターン。
もう一つは「置き場所が決まっていないので、とりあえずちょい置きしてしまう」パターンです。
置き場所が決まっているのに決まった場所に置けない場合は、決めた場所や収納方法のハードルが高いのかもしれません。
例えば、家や車の鍵をかけておくフックがあるのに、別な場所にちょい置きしてしまうとしたら、フックの設置場所やフックにかけるという行為のハードルが高いのかも。
「フックに掛ける」「ボックスに入れる」などは、決まった形に収納しなければならないので意外と難しいことなのです。その点ちょい置きは、何も考えず置くだけ! だからやりやすいとも言えます。
つまり、ちょい置きしてしまう場所=置きやすい場所、そして置きやすい方法ということになるのです。可能であれば、ちょい置きしてしまう場所を定位置にすると片づけがしやすくなります。
トレイに置くだけでスッキリが叶う!


とはいえ、キッチンカウンターに鍵などがただ置いてあったら、ゴチャゴチャして見えてとても片づいているとはいえない状態になりそうですよね。
そこでトレイが力を発揮します。直に置かずにトレイに乗せるだけで、"まとまり感"が出てスッキリしちゃうんです。

「トレイではなく収納ボックスを置いては?」と思うかもしれませんが、収納ボックスなど箱状の入れものをおくのはおすすめしません。
ボックスだと容量が大きいので、さまざまなものをとりあえず入れてしまい何が入っているかわからなくなってしまうからです。
また、深いボックスだとたくさん入りますが、どんどん重なってしまい、結果出し入れがしにくくなることも……。あえて深さのない平らなトレイにすることで、何が置いてあるか一目でわかり、ものを置きすぎることも防げます。
失くしがちなアクセサリーにも

外したアクセサリーの置き場所には、トレイの代わりに小さめのお皿を使ってみても。
好みのデザインのお皿を選べば、アクセサリーをつけるときのテンションも上がります。
トレイやお皿に置いておくことで、失くしてしまいがちな小さなピアスなども失くさずに使うことができますよ。
山積みになりがちな書類もスッキリ

後で見ようと置きがちな郵便物などの書類にも、トレイに近い浅い入れ物を準備しておくのがおすすめです。ただ直に重ねて置いてあるのとは違い、まとまって見えてスッキリ感が出ますよ。
入れものにまとめておくことで、大きさの異なる書類でも失くさずにとっておけるので、大事な書類を探すことも少なくなるでしょう。
書類の場合も深さのある大きな入れ物にすると、かえって出し入れしづらくなったり、どんどん山のように積み重なっていくことになってしまいますので要注意です。

まとめ
収納用品はついついたくさん入るものを選んでしまいがちですが、毎日使うものにはトレイなど浅い入れものの方が合う場合も多いのです。
いつもちょい置きをしてしまうものには、ぜひトレイを活用してスッキリ空間を目指してみてくださいね。