
早い! 簡単! 夏に試したい、ホコリ汚れがスッキリする扇風機掃除法
暑い季節が近づくと、一家に一台は欠かせなくなる扇風機。作動中は気になりませんが、ふと気が付くとホコリまみれで汚れていた! そんな経験はありませんか? 使う場所や頻度によって汚れ具合はまちまちですが、どうしても扇風機にホコリ汚れはつくもの。一年中扇風機を使用している我が家の、早くて簡単な扇風機掃除方法をご紹介します。
ご覧いただきありがとうございます。南の島でお片づけ 整理収納アドバイザーの川根礼子です。
暑くなってきて、今年も扇風機が活躍するシーズンになってきました。
そろそろ、「納戸や押し入れから出してきた」というお宅も多いのではないでしょうか?
でもちょっと待って! その扇風機、ホコリ汚れは大丈夫でしょうか?
一年中扇風機を使用している我が家ですが、使用回数の少ない冬でも扇風機の掃除は欠かせません。それほど扇風機は汚れが付きやすい電化製品です。
扇風機ってどうしてすぐ汚れるの?
楽な掃除法はある?
時間がかかって大変じゃない?
そんな疑問に、夏にはメインの扇風機を5台使っている私がお答え致しますね!
扇風機が汚れる原因って?

扇風機は、背面や横から空気を取り込んで風を送ります。そのときに、目には見えない空気中の微細な汚れやホコリも一緒に吸い取ってしまうので、カバーや羽にその汚れがついてしまうのです。
汚れを防ぐために扇風機カバーをするという手もありますが、マメにカバーを変えることでコストがかかったり、風量が若干弱くなってしまったり、というデメリットも。
部屋の掃除をこまめにしてキレイを保っておく方法もありますが、どんなに部屋の掃除をがんばっても、多かれ少なかれホコリ汚れはついてしまうものです。
使う部屋によって汚れ方もまちまち。扇風機をキッチンで使用すると、空気中にある調理の油も一緒に吸い取ってしまいベタベタした汚れが付いてしまうこともあります。また、寝具でホコリが出やすい寝室も、扇風機の汚れ具合が高くなります。
涼しい風どころか清潔でない風を送っている扇風機の使用は、できれば避けたいもの。扇風機は汚れるもの、と思って掃除を習慣化した方がいい家電でもあります。
早い! 簡単! スッキリ! 扇風機の掃除法


まずは、取扱説明書をチェックして下さい。
水洗いや分解が出来ない扇風機は、以下の方法は使えませんのでご参考になさらないでくださいね!
扇風機は水洗いで

扇風機の掃除で一番早くて簡単で、かつスッキリと汚れが落とせる方法は「水洗い」です。
雑巾やウェットティッシュで拭く方法もありますが、ホコリが水分で固まってカバーの隙間に入り込んでしまう可能性も。羽にベタついたホコリが付いているとなかなかキレイに落としきれない上に、乾拭きの手間もかかります。
それよりも、カバーと羽を取り外して水洗いで一気に汚れを取り除いたほうが早くて簡単!
何よりも仕上がりがスッキリし、水洗い後の扇風機の風は一層爽やかに感じられますよ。
我が家でのやり方をご紹介いたしますね!
①取り外す

まずは扇風機のカバーと羽を外します。
我が家にある5台の扇風機は、汚れやすい前面カバー・羽・背面カバーの3つのパーツが取り外し可能になっています。
説明書に沿って、取り外しができる部分をご確認下さいね。
②準備

~準備するもの~
・中性洗剤
油汚れを含んだ汚れには、キッチン用洗剤やウタマロクリーナーなどが適しています。軽い汚れのときは、洗面所にある手洗い用石けんで落としています。
・ボディタオルのウエス
古くなったボディタオルを小さくしてウエスとして使っています。布のウエスよりも、ナイロン素材のボディタオルのほうがホコリを絡め取ってくれて、汚れ落ちがいいように感じています。
・雑巾
水洗いした扇風機パーツを置いておく用や、拭き上げ用として。
・古い歯ブラシや、掃除用の小さめブラシ
【準備】
取り外した3つのパーツはまとめて1セットとして置いておきます。
一番下から、背面カバー、前面カバー、その上に羽の順番で置いています。
持ち運びもしやすく、洗う順番にもなっています。
また、数台分の扇風機を一度に水洗いすることが多いので、どれがどの扇風機のパーツかごちゃごちゃにならないようにするためでもあります。
我が家は白い扇風機が多いので、パーツが混じってしまうとあとでパズルのように組み合わせるのが大変! 同じような扇風機が何台もあるご家庭は、特にご注意下さいね。

愛用している「エコマルチクリーナー」は、ラベンダーの爽やかな香りがお気に入りです♪
③洗う

汚れが広範囲に渡って付いている扇風機の羽には、直接洗剤をシュッとかけて洗っています。
一見汚れていないように見えるところも、細かなホコリが付いていたりベタベタしていたり。
裏表、そして真ん中の凸凹部分の汚れも見落とさないように洗い上げましょう。
最近の扇風機の羽は比較的柔らかい素材の物も多くありますが、割れないように、また扇風機の羽で手をケガしないように気を付けて下さいね。

カバーにもホコリ汚れはかなりついています。特に前面カバーの裏側は中心部分に汚れが集中しやすく、洗うのも少し面倒な場所。
こちらはウエスに洗剤をつけて、中心から外側に向かってなでるように洗います。

カバーに残ってしまったホコリは、ブラシで取り除いてくださいね。
ガーブしている縁はホコリや汚れが残りやすい場所なので、要チェックです。
④拭く

洗い終わった扇風機の羽は、このまま乾かしてしまうと水滴跡が残ってしまうので、しっかりと拭いておくことをおすすめします。
カバーも軽く古雑巾などで拭いておきましょう。
このあと我が家ではデッキでしっかり乾かすのですが、古雑巾で全部をしっかりと拭き上げて終了でもOKです!
⑤しっかりと乾かす

特に金属製のカバーは水分が残っているとサビの原因にもなるので、しっかりと乾かしましょう。
デッキやベランダなどで天日干しして乾かすときも、各扇風機のパーツをまとめておくと組み立てるときも迷わずにすぐに元通りにできますよ。
こんな場所もチェック!

時間があるときは、扇風機のモーター部分やヘッド部分のホコリもブラシを使って取り除いておきます。
ここもホコリが溜まりやすい場所なので、気が付いたら掃除をしておきたい場所です。
ホコリが故障や火事の原因にもなりかねないので、気が付いたらチェックしてみて下さいね。

また台座がなんとなく汚れているな、と感じたときは本体から外してチェックしてみてはいかがでしょうか? 隙間にも汚れが入り込んでいる場合があります(外せる場合)。
爪楊枝など細い物で汚れを取り除くと、清潔感が戻ってきますよ!
組み立て時に迷わないように一工夫

洗い終わった扇風機を元に戻すとき、扇風機によっては何もマークがなくてカバーの上下の向きがわからなくなることがあります。
そんなときは、カバーに小さく上下の向きを書いてわかるようにしておくと、次に洗い終わって組み立てるときも迷わずにできるので、おすすめです。
扇風機の水洗いは時間がかかる?


実は、扇風機の水洗いが面倒でなかなか取り掛かれなかった過去があります。
2~3台分を一度に洗うので時間がかかると思い、億劫に感じていました。
でも実際に、扇風機を洗っている時間を測ってみたことがあるのですが、3台分を洗っても8分ほど。取り外したり干してたりしておく時間を含めても、15分ほどでできてしまう家事でした。
感覚的にもっと時間をかけているような気がしていたので、隙間時間でもできることに驚くとともに、扇風機を洗うハードルが下がり以前よりもマメに掃除ができるようになりました。
何となく面倒だと思っている家事の「時間の見える化」、おすすめです。
まとめ

いかがでしたか?
汚れやすい扇風機のお掃除は「水洗い」で早く、簡単に、そしてスッキリと仕上げてしまいましょう。
面倒と感じてしまうかもしれませんが、水洗いにかかる時間はそれほどでもありませんし、水を使う掃除なので暑い日でも他の掃除よりは快適かも!?
お子さんのお手伝いの一環として取り入れてもいいですね!
扇風機は、部屋の換気にも一役買ってくれる優れもの家電です。
お天気のいい日にお手入れをしっかりして、爽やかな風に吹かれて夏の時間を楽しみましょう!
今回も、最後までお読みいただきありがとうございました。