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2021年08月06日 16:45 更新

【子どもの防犯クイズ】子どもが犯罪被害に! 打ち明けてくれたときの接し方は?『いやです、だめです、いきません』Vol.6

犯罪からわが子を守るために家庭で実践したい安全教育。いざというとき身を守るには、知識だけでなく「安全基礎体力」をつけることが必要です。そのノウハウが詰まった書籍『「いやです、だめです、いきません」 親が教える 子どもを守る安全教育』(岩崎書店)から子どもと一緒に安全チェックができるクイズを連載でお届けします。

【問題】どっちの接し方がいい?

2つの絵があります。親はどちらのたいどで接したらいいと思いますか?
きびしく言ったほうが、子どもが二度とやらないとも思えますが......。

【答え】子どもの勇気を認める

【解説】
「子どもも勇気をだして話している」ことを認め、そして、「話してくれて、ありがとう」という気持ちで接しましょう。

ふだんから話しやすいふんいきに

もし、子どもが「あぶない人に会った」ということがあったとき、家にかえって、親にちゃんと話せるかどうかはとても大切なことです。

それには日常の良好な親子関係が大事です。
ふだん、なにを言っても親から「あなたがダメだから」とか「ちゃんと気をつけてなかったんでしょ」と言われている子は、「言ってもしょうがない」とあきらめたり、あるいは「私がわるかったから......」「親が心配するから......」と話さなかったりすることがあります。
それでは、また、次の被害にあってしまうかもしれません。

日頃から「なにがあっても、あなたが大事。なんでも話してね」と伝え、親子で、家族で話しやすいふんいきをつくっておきましょう。
もし、子どもが話してくれたら、子どもの話を、ゆっくり聞いてあげ、
「あなたがわるかったから被害にあったのよ」とは決して言わず、「話してくれて、ありがとう。あなたが無事でよかった」と言いましょう。

親子で知りたい子どもの防犯について、連載形式でお届けしました。
この連載で紹介したほかにも、書籍では安全マップの作り方、あぶない子のタイプ、あぶないときの対処法など、知っておきたい防犯対策がより詳しく紹介されています。ぜひ手に取ってみてください。

書籍『「いやです、だめです、いきません」 親が教える 子どもを守る安全教育』について

岩崎書店の子育てシリーズ (5) 「いやです、だめです、いきません」 親が教える 子どもを守る安全教育
¥ 1,320 (2021/08/06時点)
(2021/6/21 時点)

小学校に入学すると、子どもが1人で外を歩く機会も出てきます。
犯罪から子どもを守るにはどうすればいいのでしょうか。
やはり「子どもに自分自身を守る力を身につけさせること」=家庭での安全教育が必要でしょう。

この書籍の著者は元犯罪者や警官などからその手口や心理などを聴取し、膨大なデータから子どもを守る方法を開発。千葉県警察本部の女性警察官とともに作った「いやです、だめです、いきません」をタイトルに、家庭でできる安全教育の実践方を紹介しています。

「走る」、「さけぶ」、「いやと言う」など、いざというときの対処を家庭で練習する方法、危ない人や危ないことが起きる場所の特徴、ねらわれやすい子どもの様子を丁寧に解説。「通学マップ」を作成しながら、危ない場所を喚起する方法も紹介されています。どの章も子ども自身も興味を持って親子で読めるよう、わかりやすいイラストが満載です。

小学校入学前の安全点検におすすめの頼れる一冊です。

(文:清永奈穂、イラスト:石塚ワカメ『「いやです、だめです、いきません」 親が教える子どもを守る安全教育』(岩崎書店)より一部抜粋/マイナビ子育て編集部)

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