
平日の家事・育児分担、パパの担当は何割? まだまだママの負担が大きい結果に
共働き家庭では、「パパの育児参加」などと悠長なことは言っていられません。「2人の子どもは2人で育てる」が基本! 休日だけではなく、平日の育児を分担してこそ家庭が回るもの。そこで今回は、平日のパパの家事・育児の参加率を調査。ママからの叱咤激励の声もまとめました。

平日、夫が担当する家事・育児の割合はどのくらいですか?

働くママにアンケートを取ったところ、パパの平日の家事・育児の割合で、まったくやらない人は約25%、4割以下の総計はなんと約85%! ママだって働いているのに、これではママへの負担が大きすぎます……。
そんなママたちの切なる願いや、パパに対する感謝の気持ちをご紹介します。
とにかく早く帰って来て!
労働者の就労時間は、原則として1日8時間を超えてはいけない、と法律で決まっていますが、残業のない会社のほうが珍しいのが現実。特に男性は、「家事や育児は奥さんがするからいいだろう」と遅くまで働くことを求められがちです。でも、平日働いたあとにひとりで家事・育児を担うのは本当に大変。少しでも早く帰宅してほしい! というママの切実な声が多数ありました。
感謝してます!
平日の家事・育児をしっかり分担するパパに対しては、感謝の気持ちが自然にわいてきますね。すべてを平等に分担することは難しくても、ひとつでもふたつでも仕事を受け持ってくれるとメイン担当の人が本当に助かります。
ゴミ袋の補充や生活雑貨の在庫管理など、いわゆる「名前のない家事」をリストアップするのもオススメです。そのなかから「平日遅くても、疲れていてもこれだけはやる!」という作業をピックアップして、パパに受け持ってもらうといいかも。
少しは手伝って!
日中働いて疲れているのは、ママもパパも同じ。ちょっとしたことでいいから、家事・育児を担当してほしい! という声も多くありました。もともと少ない夫の家事・育児参加時間の多くは、仕事のない休日に集中しているようですね。週2日の休日にがっつり参加するより、週5日の平日にこまめに参加するほうが助かるママが多いのかも。
「けっこうやってるつもりなのに不満を言われる」というパパは、ペース配分を見直してみてはどうでしょうか。ぜひママの意見を聞いてみてください。
クオリティを上げてほしい
家事・育児を積極的に担当するパパに感謝の気持ちがあるものの、あと一歩がんばってほしい、というのもママの本音です。パパのやり方を否定するとモチベーションが下がってしまうので、肯定しながらスキルアップをうながしていくのが大事。否応なく最前線に立たされているママとしては、イラつくこともありますが、諦めたらそこで終わりです。長い目で見るしかない!
私ばっかり! ズルくない?
平日まったく頼りにならないパパに対しては、ママの言葉も辛辣です。休日にどれだけがんばってくれても、マイナス面ばかり気になってしまいますね。「明日仕事があるのは私も同じなのに!」と文句を言いたくなります。
ただ、なかには「平日に家事・育児を頼むと機嫌が悪くなるのでかえって気を遣う」というお答えも。不満を感じていても諦めたり、我慢したりしているママもいました。
まとめ
休日は家事・育児を担当していても、平日までしっかり関わっているパパはまだ少数派のようです。帰宅時間や仕事の内容によって難しいこともありますが、できれば「やろうとする姿勢」だけは見せてほしいところ。1割2割からはじめて、いつかはフルコミットしてもらえるように期待しましょう!
マイナビ子育て調べ
調査日時:2021年12月3日~2022年1月15日
調査人数:108人(22歳~40代までのママ)
(マイナビ子育て編集部)