グループ分けが時短につながる!「調味料が収納しきれない……」は分散収納で解決!
キッチンの限られたスペースに使いやすく調味料を収納するコツは、「使うシーン」でグループを分けること。今回は、カテゴリーにしばられない調味料収納の事例をご紹介します。
こんにちは。名古屋在住ライフオーガナイザー®中矢くみこです。
種類も形もさまざまな調味料は、何をどこに収納するべきか迷うもののひとつです。料理の効率アップのためには「手を伸ばせば届く場所」に収納したいけれど、数が多いと収まりきらないし……。そんなときは、キッチンのあちこちに分散させて収納するのも手です。
分散するときのポイントはグループ分けの仕方。そこで今回は、我が家の分散収納の事例をご紹介します。
よく使う調味料はコンロまわりに集約
キッチンで「一番よく使う」基本的な調味料は、ガスコンロまわりにまとめています。掃除があまり得意ではないので、出しっ放しにはしていません。
背の高い液体調味料は、コンロ脇の高さのある引き出しに。上の段には、スパイスやコンソメなどを入れています。
この引き出しの、コンロを挟んだ反対側の浅めの引き出しには、塩などの固形調味料を置き、料理のときにさっと取れるようにしています。
よく使うワカメやゴマ、料理をするときに使うヘラやおたまなどのキッチンツールも、調味料と一緒に収納しています。
調味料に限らず「日々、コンロまわりで使うもの」をグループにして、1ヶ所に集めると、さらに時短にもつながるのです。
あまり使わない調味料はあえて一等地に収納
引き出しに収納するときは、「よく使うものを手前に」「あまり使わないものは奥に」が基本です。ただ、食品には賞味期限があるので、あまり使わないからと奥に置いてしまうのは危険です。持っていることを忘れて賞味期限切れを起こす要因となってしまうのです。そこで、あえて目につきやすい場所を定位置にしています。
お土産でいただいたものや、賞味期限が迫った調味料類も忘れず消費したいので、この場所に移動します。「優先して使う・早く使うコーナー」を作っておけば、賞味期限切れも減らせるのです。
調味料のストックはしない! という選択
コンロまわりの収納は「いつも使うもの」でパンパン! ストックを収納する場所はとれません。そのため、ストック調味料は別の場所にまとめています。
ただ、ストックの収納スペースも限られていて……。「無印良品」ポリプロピレン収納ケースを使っているのですが、最大限に入れても、このくらいの量しか入らないのです。
なので今では、常備する調味料ストックは、「詰め替えている塩・砂糖・片栗粉」だけに絞りました。醤油などのほかの調味料は、なくなりそうなタイミングで買ってきて、使いはじめるまでの数日間、一時的に置くだけにとどめています。
夫専用の調味料コーナーを作る
わが家では、月に数回、夫がご飯を作ってくれています。家にある調味料も一部使いますが、自分が好きな調味料を使いたいようで、お気に入りの調味料を自分で買ってきます。そこで、「夫専用コーナー」を作っています。
「専用コーナー」を作ってよかったのは、定位置に戻してくれるようになったこと。以前は、「しまう場所がわからないから」とコンロまわりにポイっと置きっ放しにしたり、冷蔵庫の空いている隙間に突っ込んでいました。今では、コーナーの中に収まるように、調味料が増えすぎることもなくなりました。
カテゴリーより使うタイミング別の収納を
普段の料理には使わないパン作り用の砂糖は、コンロまわりには収納せずにこの場所に。カテゴリーとしては塩などと一緒なのですが、使うタイミングで考えるとこちらにまとめたほうがわかりやすいのです。
パンやお菓子作りで使う材料もひとまとめにして、1ヶ所引き出すだけで材料が揃うので、「作りたいんだけど、なんとなく億劫……」といった、マイナスな感情を減らす効果も実感しています。
まとめ
調味料をグループに分けて5つご紹介しました。どれも、さっと手に取れる場所に置くこと、存在を忘れない場所に置くことは共通しています。管理する手間を省いて、楽に料理ができるよう、調味料をグループに分けてみてはいかがでしょうか。