ヤマボウシ(山法師)の花言葉|名前の由来や花言葉を解説
ヤマボウシはハナミズキとよく似た見た目をしていますが、ハナミズキがアメリカ原産なのに対してヤマボウシは日本原産です。九州などではよく自生しているヤマボウシを見かけますよね。ここでは、ヤマボウシの概要や特徴、花言葉、名前の由来などを詳しく解説します。
ヤマボウシの花言葉
さて、とてもきれいな白い花を咲かせるヤマボウシ。
どんな花言葉がつけられているのか気になりますよね。
ヤマボウシにつけられた花言葉は「友情」です。
友人に贈る花としてはこれ以上に素敵な花はないのではないでしょうか?
この花言葉の由来は諸説ありますが、ハナミズキの「返礼」という花言葉に由来していると言われています。
明治時代に日本がアメリカに桜を贈ったのに対して、アメリカはハナミズキを返礼として日本に贈ってくれました。
それがきっかけで、ハナミズキと似ているヤマボウシには、近い意味で「友情」という花言葉がつけられたと言われています。
ヤマボウシの花言葉に怖いものはある?
素敵な花言葉をご紹介したばかりですが、ヤマボウシに怖い花言葉はあるのでしょうか?
ご安心ください。
ヤマボウシに怖い花言葉はありませんので、プレゼントとして贈るのにもぴったりな花です。
ぜひ大切な友人に贈ってみてはいかがでしょうか?
ヤマボウシの特徴
ここでは、ヤマボウシの特徴について解説していきます。
ヤマボウシは6月〜7月の初夏に花を咲かせます。
樹高は5mから15mほどです。
ですので、プレゼントにはもちろんすてきですが、樹高が高く地植え向きの花木ということで広いスペースがある方への贈り物としておすすめします。
また、見た目の特徴としてこの白い花びらがありますが、正確には「総包」と呼ばれる部分で、葉が変化したものです。
そして、真ん中にあるヤマボウシの実は熟すと食べることができます。
下の写真のように、ピンク色のヤマボウシもあるんですよ。
どっちのヤマボウシもとてもきれいですよね。
ヤマボウシの基礎知識
・分類…ミズキ科ミズキ属
・原産地…日本、朝鮮半島、中国
・別名…ヤマボウ、ヤマグワ
・開花期…6月~7月
ヤマボウシの名前の由来
ヤマボウシの名前の由来は、見た目と関係しています。
真ん中の実の部分が僧侶の頭、花びらのような総包の部分を頭巾に見立てて比叡山延暦寺の山法師になぞらえたと言われています。
中国名では「四照花」なんですが、これは開花したヤマボウシの見た目が四方を照らすように美しく見えることが由来なんだそうです。
また、ヤマボウシの別名ヤマグワはヤマボウシの実が桑の実に似ていることに由来しているとされています。
ヤマボウシの誕生花
誕生花とは、生年月日にちなんだ花のこと。ギリシア・ローマの神話に由来するとされています。
ヤマボウシが誕生花となる生年月日は以下のとおりです。
ヤマボウシの実の食べ方
さて、先ほどヤマボウシの実は熟すと食べられるというお話をしましたよね。
ヤマボウシの実は始めの内は緑色ですが、熟すと綺麗な赤色になります。
そして実は生で食べることができて、とても甘いです。
食べるときは、外側の皮(イボイボの部分)を剥いて中の実を食べます。
また生で食べるだけでなく、甘さを生かしてジャムにしたり、果実酒にしたりといろいろな楽しみ方があります。
上にヤマボウシの実の写真を載せていますが、サクランボみたいで可愛らしいですよね。
ヤマボウシとハナミズキの違い
開花の時期
まず開花の時期が違います。
ヤマボウシは6月から7月ですが、ハナミズキは4月から5月です。
どちらかの開花時期が冬とかであれば違いが分かりやすいですが、なんとも近いですね。
花びら(総包)の違い
これは見た目の特徴としてわりと分かりやすいかもしれません。
上の写真はハナミズキの写真ですが、花びら(総包)の部分に注目してもらいたいです。
先端が丸っこいですよね。
ヤマボウシの花びら(総包)は先が少し尖っています。
この写真のように綺麗な赤色のハナミズキであれば、一瞬で見分けがつくのかもしれませんが、白いハナミズキもありますので、もし迷った時は花びら(総包)の先端を見てみてください。
開花の順番
そして最後の違いは、花が咲くタイミングです。
ヤマボウシは葉が開いた後に開花しますが、ハナミズキは開花してから葉を出します。
これも特徴的な違いですので覚えておくと役に立つかもしれません。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はヤマボウシ(山法師)について解説をしてきました。
おさらいをすると花言葉は「友情」です。
ハナミズキとの見分け方などもご紹介しましたが、他にも色々な花がありますし花の数だけ花言葉もあります。
ぜひ色々な花を調べてみて、大切な人にプレゼントしてみてはどうでしょうか。