やったことある⁉ 快適な夏を過ごすために行いたい「畳」のお手入れ方法
日本人ゆえなのか、畳のある和室があるとなんだかほっとしたり、ゆっくりとくつろぎたくなりますよね。でもそんな畳の内部! お手入れせずにいるとダニの棲家になってしまうんです。今回はそんな畳のお手入れ方法についてご紹介したいと思います。
こんにちは。新品の畳の匂いを嗅ぐと緑茶が飲みたくなりますankoです。(家ではもっぱら麦茶です)
夏の和室というと、涼しげな風鈴の音を聴きながら、広い畳のお部屋にゴロンと寝転がって夕方までのんびり……なんて気持ちのいい場面をよく想像してしまいます。
我が家の和室はというと2階にあり、今ではすっかり物置部屋に。夏場は猛烈な暑さで蒸し風呂と化しています(汗)。
普段から畳のあるお部屋をよく使ってらっしゃるお宅もあれば、我が家のように使わないお部屋の一室が畳であるお家もよく耳にします。
使わないお部屋こそ知らず知らずのうちに埃が溜まったり、換気が不十分で湿気も溜まりやすかったりするわけですが、皆さんはそんな畳のお手入れってご存じでしょうか?
知らないで何もせずに放置していると、寝転がっていた際になんだか体がムズムズ……なんてことも実際あるんだそうです。(昔インフルエンザで和室に隔離されていた旦那が、物凄く小さな虫が動いているのを目撃したという経験もあります)
では早速、どんなお手入れ方法があるのか見ていきましょう。
畳のお手入れのポイント
(1) 掃除機をかける
フローリングであっても畳であっても、まずは表面のゴミを掃除機で吸い取ることが先ですよね。
けれども畳の場合、実は注意しなければいけない点があります。
畳の場合、畳の目に沿ってゆっくり掃除機を動かしながらゴミを取っていきます。
畳の目に逆らって掃除をすると、畳が傷ついてしまったり、隙間に汚れが詰まりやすくなったりするので注意が必要です。
(2)クエン酸を使った拭き掃除
畳のお手入れの基本は、掃除機をかけることと乾拭きすることですが、少し汚れが気になるときなどに、クエン酸を使ったお手入れ方法があります。
クエン酸は殺菌効果があるため、カビやダニなどの発生を防いでくれる効果があります。
水200mlにクエン酸小さじ1杯を溶かしたものをスプレーボトルなどに入れておき、布巾に軽くスプレーしたら、畳の目に沿って拭いていきます。
畳は少しの水分も嫌うため、拭いた後なかなか乾燥させられない寒い時期であったり、梅雨のジメジメした季節などにはオススメしません。
畳に水分が残っている状態だと、畳が湿気てカビなどの原因になるので、拭いた後の乾拭き、乾燥をしっかりと行うことが大切です。
また使用の際に注意しなければならないのが、新しい畳や畳の縁の部分には使用しないということ。
我が家はたまたまクエン酸水が畳の縁のところに落ちてしまったことがあったのですが、少しだけ変色してしまった経験があります。
同じところを何度も擦ることも畳を傷める原因になるので注意してください。
(3)畳をあげて陰干し
こちらに関しては、正直なところ我が家もあまりできていないお手入れではあるのですが、プロの方に聞いたところ、半年か年に一度は畳をあげて陰干しするのが理想なんだそうです。
畳のあげ方は、ご家庭にあるマイナスドライバーなどで簡単に上げることができます。
マイナスドライバーをこのように畳の縁に差し込み……
テコの原理で持ち上げると簡単です。
無理に差し込もうとすると畳を傷める原因になるので、注意して行ってくださいね。
畳をあげたら、どの場所にどの畳を置けばいいのかよくわからなくなってしまうことがあるため、印をつけるなどして覚えておくと後がラクです。
季節や時期にもよりますが、1時間〜2時間、畳の裏側もしっかり乾燥させておけば、湿気やカビも防ぐことができますね。
まとめ
いかがでしたか?
いくつか畳のお手入れのポイントをご紹介しましたが、お手入れに際しての注意点もたくさんあったと思います。
大切な畳を長持ちさせるためにも、しっかりポイントを抑えて、いつまでも気持ちのよい状態にしたいですね。