才賀紀左衛門さんのパートナー・絵莉さんが男児出産を報告。スピード出産も「途中なんども気を失いました」
格闘家・才賀紀左衛門さんのパートナーで妊娠中の絵莉さんが、10月11日に男の子を出産しました。
「安産なんて言葉で片付けたくないほど辛かった」
才賀紀左衛門さんと絵莉さんは6月、新しい命を授かったことを公表。入籍はせず事実婚という形をとり、現在は才賀さんの娘と絵莉さんの3人で暮らしています。
ブログでマタニティライフについて度々明かしていた絵莉さん。10月7日の健診で赤ちゃんの心拍が安定していないことが判明し、別の病院に入院することになったと報告していました。
その後、赤ちゃんの心拍は安定し、9日と10日にはおしるしがあったそう。11日の朝には「前駆陣痛らしきもの」を感じたものの、すぐには産まれない可能性が高いということでいったん退院。しかし、退院直後に陣痛が「5分間隔になってきた」ため、タクシーで病院へ急行したそうです。
そこからは「痛すぎて吐きそう」 な状態だったといい、「一生忘れないな・・・。長い間つわりに悩まされたことも 胎動が激しすぎたことも ここに書かないくらい色んなことがあったことも 無事に生まれてきてくれ〜」と出産間近の心境を綴っていました。
そして、絵莉さんは11日の18時56分に元気な男の子が産まれたことを報告。「2時間かからない安産でしたが 安産なんて言葉で片付けたくないほど辛かったです。途中なんども気を失いました」と、スピーディーな分娩であったものの決して楽なものではなかったと振り返りました。
急遽、救急車で運ばれ入退院するなど、出産直前に予期せぬ出来事が続いた絵莉さん。出産から一夜明けた12日には、「まさか昨日の朝の前駆陣痛からそのまま生まれるなんて思ってなかったな」「あのまま帰宅せず、退院してこっちの病院直行してよかった。帰宅してたら自宅で生まれてたかも」と、出産当日の判断によっては自宅出産の可能性もあったことを明かしていました。
一般的なお産にはどのくらい時間がかかる?
初産婦の場合、分娩開始(陣痛が10分間隔になる)から胎盤娩出まで合計で12~16時間ほどかかるのが一般的で、経産婦の場合は5~8時間ほどだといわれています。ただ、所要時間は大きな個人差があります。
陣痛が規則正しく起こるようになり周期が10分以内、または1時間に6回の頻度になった時点を、産婦人科では分娩開始と考えます。ここから陣痛の間隔が少しずつ短くなるのに伴って子宮口が開き、胎児が降りてきます。子宮口が全開するまで初めてのお産(初産婦)の場合10~12時間かかります(経産婦では4~6時間)。この所要時間はあくまで平均的なもので、特に異常がないのに30時間近くかかることもあります。
破水は通常、子宮口が全開になってから起こります。その後、赤ちゃんが身体を旋回させながら狭い産道を通り抜け、お母さんの激しい陣痛(子宮の収縮)と腹圧(いきみ)が赤ちゃんを押し出します。こちらも平均ですが、子宮口全開大から赤ちゃんが生まれるまで、初産婦では2~3時間かかります(経産婦では1~1.5時間)。
また、赤ちゃんが生まれた後も軽い陣痛が起きて、胎盤が剥がれて娩出されます。これはいわゆる後産です。
お産の前兆がはっきりしない人もいますし、各期の所要時間は大きな個人差があり、たとえば子宮口全開大より前に破水が起きることもあります。臨月(妊娠10ヶ月)ごろになったら医師から説明や注意がありますので、妊婦さん本人はもちろん、パートナーなど家族もしっかりと聞いておいてくださいね。