ラミレス美保さん「ダウン症7歳ケンジの歯事情」長男の歯医者受診、気になっていた「顎の小ささと歯並び」今後は歯列矯正
プロ野球・横浜DeNAベイスターズ元監督のアレックス・ラミレスさんの妻で、働く四児ママの美保さんが、ダウン症の長男・ケンジくんの「歯事情」についてブログに綴っています。
歯がガタガタになってしまっている
美保さんは「ダウン症7歳ケンジの歯事情」と題したブログを更新。現在7歳のケンジくんは何本か生え変わった歯があるものの、顎の小ささと歯並びがずっと気になっていたといい、先日の健診でも、6歳臼歯に押されて「隣の乳歯が溶けている」と指摘されたことから、詳しく診てもらうため歯医者に行ってきたと明かしました。
歯医者が苦手な子どもは少なくありませんが、ケンジくんは「病院では本領発揮するタイプ」で、怖がったり嫌がったりもせず、この日もしっかり検査を受けることができたそう。
歯医者では「ガタガタになってしまっている歯のブラシの仕方とこれからに向けてのお話を聞いてきました」といい、今後は歯列矯正が必要になるとのこと。そのため次回は矯正歯科に行き、詳しい治療法を検討するといいます。
ラミレスさんも美保さんも歯の矯正経験はないそうで、親子ともども学びながら、最適な方法で矯正治療を進められるようサポートしていくと綴りました。
歯並びが悪いとどんな影響がある?
一生モノの歯。歯並びや噛み合わせの異常が及ぼす影響は多くあります。
・食べ物をしっかり噛めない
歯並びがよくないと食べ物をよく噛むことができない場合があり、それによって好き嫌いが増えたり、やわらかい食べやすい物ばかりを好んで食べるようになってしまうことがあります。そのような状態が長引くと、咀嚼機能(そしゃくきのう)の低下や不正咬合(ふせいこうごう:噛み合わせがよくないこと)の悪化を引き起こすことがあります。
・むし歯や歯周炎になりやすい
口の中に食べた物の残りかす(食物残渣)が溜まりやすく、むし歯や歯周炎(歯ぐきの病気)が起こりやすくなります。
とくに乳歯は、歯の表面を覆っているエナメル質やその下の象牙質が大人に比べて薄いため、いったんむし歯になると、その進行が速いことがよくあります。また、むし歯の痛みがあると、痛い歯を避けて噛むようになるので、顎関節症(がくかんせつしょう)のような症状を起こすことも。
・顎関節症になりやすい
歯並びの悪さによって、顎の動きがスムーズにできず、顎関節症につながることもあります。
・滑舌が悪い、発声・発音の障害
歯並びの悪さは滑舌の悪さ(言葉の発音がよくないこと)の原因にもなります。子供では、時に本人がコンプレックスを感じることもあります。
そのほかにも、歯並びが悪いと口の中を傷つけたり、口内炎になりやすくなったり、口をきちんと閉じられないために口呼吸になることがあります。
乳歯の歯並びは治療の必要がないことがほとんどですが、程度によります。さまざまな状態があり、最適な治療時期は異なるので、適切なタイミングを逃さないためにも、不安があるようであれば歯科で相談するといいでしょう。また、虫歯などができてから歯医者さんデビューするのではなく、定期的な検診で慣れていくことをお勧めします。