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2022年12月24日 11:51 更新

【漫画】コロナ禍の教訓 4/5|えっ…病欠の同僚からの思いがけない返事『外科医ミューの子育て試行錯誤』Vol.21

子どもに苦手意識を持ったままママになった外科医・ミューさんが職場復帰! フルタイム勤務のママ外科医として日々奮闘するも、子育てや仕事の悩みは尽きず――!? トライ&エラーを繰り返しながらも前に進んでいく、働くママのリアルをお届けします。

仕事を休んでいる同僚に、やむを得ず連絡を取ったら……

<人手が足りません! コロナ禍での教訓編 バックナンバー>
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ちょっと負担が大きい、外来診察のときの話です。

主治医をしている患者さんの話であれば振られれば説明できるのですが、他の患者さんはカルテを遡り遡り、それでも記録のないところでどんな会話をして今の経過を辿っているかはわかりません。今回も数人の患者さんは治療方針の転換のタイミングで、主治医がどういう方向転換を取ろうとしているかがわかりませんでした。

オフの時に仕事の連絡を入れることが野暮……というか、非常識なことは重々承知で、でも急な対応だったこともあり、LINEで2人の先生にそれぞれ連絡を入れました。そうしたら、なんと2人とも数分のうちに返信を返してくれました。それがどれだけ助かり安心感に繋がったことか。あまりの安心感と心強さに、「自分の急な休みのときも、いつでも聞いてもらえるようにしておこう」……と誓いました。

そして毎回添えられる、『ありがとう』『お疲れ様』と一言に、わたしの気持ちは一瞬で温かくなりました。焦る気持ちを晴らしてくれる魔法の言葉のようでした。

苦しくなる謝罪の言葉との、この違いは何だろう。改めて、『ありがとう』の言葉のパワーに気付きました。

感謝は、いくら言葉にしてもいいですからね。

おそらくこれからも、同僚に迷惑をかけることはたびたびあることでしょう。謝罪の気持ちの倍の感謝を形にしていきたいと改めて思いました。

(漫画・文:ミュー)

***

次回更新は12月25日です。お楽しみに!

ミューさんのプロフィール

30代外科医。息子を出産後、一年間育休をとり現在は大学病院勤務。
高齢者が好きで、専門は癌と緩和ケア。

Blog「外科医ミューのオペレコ☆」
Twitter @myumyumoon

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