【どうする? 親の免許返納】免許返納するよう伝えたら「渋っていた」親は15.5%、60歳以上の親を持つ472人に調査
イードが運営するカーライゼーションは6月5日、60歳以上の親を持つ男女を対象に実施した「親の運転免許の返納事情」に関する調査結果を発表しました。
親は何歳で免許返納した? 返納した理由は?
同社では最初に、回答者の親のプロフィールについて調査しました。
親の年齢を尋ねたところ、最も多い回答は「65~69歳」(24.6%)でした。次いで「70~74歳」(22.2%)となっています。親の現在の職業は、57.0%が「専業主婦・無職」でした。
親が住んでいる地域について聞くと60.4%が「田舎」、「親が車に乗っている」と回答した人は95.8%でした。
次に、親の免許返納について調査しました。親は免許を返納したか尋ねると、95.8%が「いいえ」と回答。ほとんどの親が免許を返納していない現状が明らかになりました。
親が免許返納したと回答した人に、親は何歳の時に返納したか尋ねると、最も多い回答は「70~74歳」(6.4%)で、次いで「75~79歳」(4.0%)となり、免許返納は70代が多いことがわかりました。免許返納した理由は、「身体能力の低下」(6.1%)が多くなっています。
子ども(調査対象者本人)の意思で返納させた時、親にはどう伝えたか聞くと、「事故を起こしては取り返しがつかない(2.8%)という回答が最も多くなりました。親に返納するよう伝えた際、渋っていたか尋ねると、15.5%が「渋っていた」と回答しています。
免許を返納していない親を持っている人に、親はどのくらいの頻度で車に乗っているか尋ねたところ、最も多い回答は「週1」(22.5%)で、2位は「週7」(21.4%)でした。「週8以上」と答えた人も6.8%みられました。親が車を使う理由は、「買い物」(43.2%)が最も多くなっています。
免許返納していない親は、何歳まで乗る予定か聞くと、72.2%が「分からない」と回答しました。返納時期を決めている人では、「80~84歳」(3.8%)が最も多く、「75~79歳」(3.6%)が続きました。理由としては、「公共交通機関がなく車がなく不便でなるべく利用させたい(原文ママ)」が最も多く、公共交通機関が整っていない場合、車に乗れないと不便になってしまうため、なるべく車を利用させたいと考える人が多いことがわかりました。
返納した後の代替案となり得る交通手段を尋ねると、「バス」(24.8%)が最も多く、次いで「タクシー」(21.2%)となりました。
「60歳以上の親の免許返納に関するアンケート」調査概要
調査期間:2023年4月25日~5月9日
調査方法:インターネットでの調査
調査機関:クラウドワークス
調査対象:60歳以上の親を持つ人
回答数:472人(男性:151人、女性:321人)
※年齢20~29歳:40人、30~39歳:165人、40~49歳:185人、50歳~:82人)
イード
https://www.iid.co.jp/
(マイナビ子育て編集部)