習い事をしている小学生は約8割、10人に1人は週に8時間以上!学校外の教育に熱心な家庭が多い
eスポーツを活用したメタバース教育スタートアップ企業のゲシピは、グローバル化やIT化が急速に進む中で最新の子育て教育事情を把握すべく、全国600人の小学生の子どもを持つ親を対象とした「子どもの教育に関する調査」を実施しました。
約8割の子どもが習い事をしている
全国の小学生の子どもがいる親600人に、子どもの習い事について聞きました。「習い事をしている」は76.2%、「習い事をしていない」は23.8%となり、約8割の家庭で子どもは習い事をしていることがわかります。
また、1週間の習い事の合計時間においては、「1時間~2時間未満」が最も多く23.9%となりましたが、特筆すべきは「10時間以上」が7.2%もいること。小学生の子どもの10人に1人が週に8時間以上の習い事があるという結果も明らかになりました。
習い事の数についても確認したところ、平均では1.96個となりましたが、最も多い家庭では12個の習い事を子どもにさせていることがわかり、学校の勉強以外にも教育熱心な家庭の実態が垣間見えます。
教育での夫婦の負担、妻側に偏っている
学校以外にも習い事など忙しい現代家庭において、習い事に関して大変だと思うことを聞いてみました。その結果「送り迎え」が56.7%でトップとなり、以下「月謝」51.9%、「子どものモチベーション管理」25.6%と続きます。
お金の問題は習い事に関してよく出てくることだと思われますが、それ以上に送り迎えが大変というのは興味深い結果ではないでしょうか。男女差を見たところ、若干女性の方が大変と感じている傾向があるものの全体平均からかけ離れることはありません。
しかし、子育て全般についての妻と夫の役割分担について確認してみると、妻側にかなり大きな負担があることがデータで明確に表れました。
妻がメインで50%の過半数を超えるのは、高い順に「子どもの料理や弁当づくり」83.7%、「PTAなどの親の集まり」75.5%、「授業参観や家庭訪問」69.5%、「子どもの勉強」60.5%、「子どもの送り迎え」57.8%と、子どもの教育の負担の多くが妻にかかっていることが明らかに。
夫が妻よりもメインで担当しているのは「子どもとの外での遊び」27.7%しかありません。男性の育児参加の動きがある中で、家事だけでなく教育においても子育ての負担が女性に極端に偏っている実態が垣間見えます。
子どものためにしてあげたいことは?
子育て・教育に関する親の意識として、子どものためにしてあげたいこと、習い事で重視していることの調査結果をそれぞれランキングにしました。
子どものためにしてあげたいことでは1位「自らやりたいと思ったことを学ばせる」60.3%、2位「色々な場所に連れていく」49.7%、3位「一緒に遊ぶ時間を増やす」40.2%に。自立性や経験、コミュニケーションを大切に考えているようです。
また、習い事で重視していることでは、1位「子どもが好きなこと」53.2%、2位「将来の役に立つこと」32.2%、3位「家に近く送り迎えが楽なこと」26.9%となり、学力よりも好きなこと、将来の役に立つことに重きをおきたいことがわかります。
習い事で大変なことでトップに挙がった「送り迎え」はこちらでも上位に入っています。
学力向上のタイパやエデュテインメントは半数以上が肯定的
子育て・教育に関するトレンド把握のため、子どもの時間でのタイパ(時間のコストパフォーマンス)やエデュテインメントについて聞きました。
タイパよくできたらいいと思うことのトップは「学力の向上」で、50.2%が子どもの学力向上の時間的効率を求めている結果となりました。
また、遊びや楽しむことから学ぶエデュテインメントは7.2%がすでに取り入れており、「やってみたい」も含めると67.5%が前向きに捉えていることがわかりました。
調査概要
1.調査方法:インターネット調査
2.調査対象:全国の小学生の子どもがいる親600人(男性300人、女性300人)
3.調査実施日:2023年5月31日(水)~6月1日(木)
※同調査では、小数点第2位を四捨五入しています。そのため、数字の合計が100%とならない場合があります。
ゲシピ
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(マイナビ子育て編集部)