「つい他の子と比べてしまう」のはダメな親じゃない!人気保育士てぃ先生のアドバイスに救われる!
保育士YouTuberのてぃ先生が、親なら一度は思ったことがある「我が子と他の子を比べるのはダメなこと?」という疑問について回答しています。
他の子どもと自分の子どもを比べてもOK!ただし注意点も
現役保育士のてぃ先生は、YouTubeでさまざまな育児情報を発信。SNSで公開している子どものほほえましいエピソードやパパやママの気持ちに寄り添った育児論も反響を呼んでいます。
一般的な育児論などでは、よく「自分の子どもと他の子どもを比べてしまうのは良くない」と言われますよね。とはいえ他の子どもに、自分の子どもよりも優れている点があると、ついつい比べてしまうことはあるもの。その度に「私はなんてダメな親なんだろう……」と落ち込んでしまう人もいるかもしれません。
しかし、てぃ先生によると、そもそも他の子どもと自分の子どもを比べること、他の子どもにあって自分の子どもに足りないことに目を向けることは決して悪いことではないといいます。「また他の子どもと比べてしまった……」と悩む必要はありません!
そもそも親は、無意識的に「子どもの足りないところを補おう」とするものだそう。親であれば、特別深く考えることなくとも、赤ちゃんのミルクの量や、睡眠時間を足りているかどうか気にするものですが、それも無意識的に子どもの足りないところを補おうとしているがゆえだといえます。
また、自分の子どもと他の子どもを比べることには、メリットもあるのです。親子で過ごしているだけでは気づかないことでも、他の子どもといることで気づける場合があり、自分の子どもに対する理解を深めるいいきっかけになります。
ただし、自分の子どもと他の子どもを比べる場合、注意しなければならない点もあります。
一つ目は、「比べても仕方ないもの」について、他の子どもと比べるのはやめることです。例えば、生まれ月による体の大きさの違いなど、違いがあって当然なことを比べるのは控えましょう。
また、自分の子どもと他の子どもを比べた上で「あの子はちゃんと挨拶してるのに、なんでできないの!」といった注意をするのもNGです。こうした言い方は子どもの自尊心を失うことにつながることがあります。比較して叱るのではなく「どうやったら挨拶できるようになるのか」などを考えて、別のアプローチで足りないところを補ってあげられるようにしましょう。
加えて、他の子どもができていて、自分の子どもができていない点を見つけた際には、「“フィルター”をかけて判断する」ことも重要です。例えば、自分の子どもが他の子どもに比べてお絵描きが苦手だった場合、「でもうちの子どもはねんどが上手だから、お絵描きが苦手でもいっか!」と考えることもできますよね。
特にトイレトレーニング中などは、同い年の子どもはもうオムツが取れているから自分の子どもも取れるようにしなければならないと考えがちですが、オムツが取れるかどうかは膀胱の発達具合なども関係し、個人差が大きいもの。その時は“時期・タイミングのフィルター”をかけて考えます。「子どもにとって今すぐオムツを取ることが本当に必要なのか?」「今すぐにできなければならないのか?」を考えてみた上で、トイレトレーニングの進め方を考えていけるといいですね。