【子どものしつけ】人前で子どものことって叱る? ママたちが実践してる「子どもを叱るときに気をつけていること」14選も紹介
子どもをしつけるのは大人の役目。社会の一員としてのルール、人としての善悪など、教えなければいけないことがたくさんあります。家庭内だけでなく、ときには人前で子どもを叱らなければいけないことも。そんなときどんなことに気をつけているのか、今回はママたちにアンケートをとってみました。ママも悩みつつ、がんばっています!
人前で子どもを叱りますか?
「人前で子どもを叱りますか?」と聞いたところ、「叱る」と答えた人は約35%、「人前では叱らず、人目につかないところに移動してから叱る」という人が約36%、「叱らない」と答えた人が約29%と、見事に三つ巴に! これだけ意見が分かれるということは、ママも悩みながらそれぞれ対応している証拠。
とはいえ、育児の中では叱らなければならない場面もあります。子どもを叱るときにどのような点に気をつけているのか詳しく聞きました。いくつかご紹介します。
大きな声はNG!
人前で子どもを叱るとき、気になるのは周囲の目。自分も気が動転してしまい、普段以上に大きな声が出てしまいそうになります。でも、大きな声や強い非難の口調は避けるように気をつけている、という答えが多くありました。怒鳴り声は言うまでもなく、大声、強い口調は、子どもを怯えさせ、言いたいことがきちんと伝わりません。人前でなくても、普段から気をつけたいポイントですね。
叱るタイミングははずさない
人前で子どもを叱ることに抵抗があるママもいますが、悪いことをしたらその場ですぐ叱ることも大事。小さい子どもの意識はすぐに次のことに移ってしまうので、あとから思い出して行為を反省するのは難しいのです。
ルール違反をしたら、まずはすぐに行為をやめさせましょう。「ダメだよ~」と口で言うだけでは、叱ったことになりません。子どもが学ぶチャンスを逃さないために、簡潔に注意、行動制限するといいかもしれませんね。
感情のままに叱らない
怒りの感情をコントロールする方法に、アンガーマネジメントという手法があります。「怒る」と「叱る」は似ているようで別のもの。自分の怒りにまかせて子どもに感情をぶつけてしまっては、しつけの効果は得られません。「何度言ってもきかない」「同じことを繰り返す」など、子どもの行動はコントロールが難しいもの。子ども自身も制御できず、パニックになって泣いたり、ダダをこねたりするときがあります。まずは親が落ち着いて、子どもに向き合う姿勢を整えましょう。
本人の気持ちも大事に
子どもの行動には、なにかしらの理由や感情の動きがあります。まずは、どうしてそんなことをしたのか聞いてあげるとよいケースも。気持ちを受け止めてあげると、親の注意を受け入れる下地ができます。
とはいえ、完全に理解できるわけではないところがしつけの難しさ。「ダメなものはダメ!」と言わなければいけない状況もあります。子どもは何度も叱られて学んでいくので、親は大変ですが、根気よくつきあっていきましょう!
パフォーマンスも必要?
公共の場所で騒いだり、人に迷惑をかけたりしたときは、人前でもしっかり叱るという意見もありました。周囲の人に、「ご迷惑をおかけしてすみません」という気持ちを親の態度で示すという意味合いも含まれているのではないでしょうか。実際、「そんなに怒鳴らなくても……」と感じるような叱り方をしているママを見かけることもあります。心ある人にはわかってもらえるはずなので、子どもや自分を責めすぎないでくださいね。
まとめ
人前で子どもを叱るという行為は、本当に難しいものです。誰でもいつでもうまく叱ることができるわけではありません。子どもが成長していく過程で、親としても成長していきます。子育て経験のある周囲の人は、案外あたたかい目で見守ってくれているものですよ。子どもと目線をあわせて、しっかり言い聞かせることを繰り返していきましょう。がんばっているママは立派です!
マイナビ子育て調べ
調査日時:2022年3月2日~3月24日
調査人数:151人(22歳~40代までのママ)
(マイナビ子育て編集部)