子どもも大人も楽しめる♪【ダイソー】「ガラス絵の具」の特徴と使い方
おうちで気軽に工作できるアイテムとして、今回はダイソーのガラス絵の具を紹介します。子どもでも使いやすく、大人も時間を忘れて楽しめますよ♪
こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。
工作時間は子どもにとって発想力や想像力を伸ばし、たくさんの驚きと学びを得る機会です。わかってはいるものの、おうちでやろうと思うと、準備や手間がかかるもの。安全に楽しく挑戦し、きちんと片づけることまで考えると、ちょっとハードルが高く感じてしまいますよね。
気軽にやるには、準備が簡単で場所もそこまで取らず、多少失敗しても気にならなくて、それなりに達成感が得られるetc.……ちょっと欲張りな条件を満たしてくれるアイテムを探すなら、実は100均がオススメ。次々と工作にぴったりの素材や道具が商品化されているので、チェックしてみるとおもしろいものが見つかります。
今回は大人も一緒にハマってしまうダイソーの「ガラス絵の具」に注目して、使い方や仕上がりをご紹介します。
ガラス絵の具ってどんなもの?
ガラス絵の具は、ガラスなどに色をつけたり絵を描いたりできる絵の具で、乾くとガラスのように透明感のある色になります。商品によって特性はさまざまで、中には家庭用オーブンで焼くことで高い耐水性が得られ、食器に模様をつけられるものも。色の濃さや発色、種類の数などもメーカーによって変わります。
ガラス製品のリメイクや、ステンドグラス風のものを作ったり、ツヤ感のある仕上がりを利用して、フェイクスイーツのデコレーションに活用することもできます。
【ダイソー】ガラス絵の具
ダイソーでは、絵の具コーナーなどでガラス絵の具も陳列されています。店舗によって品揃えが違います。こちらではどれも50ml入りが110円で販売されていました。
材質はポリアクリルエマルジョン、染料、水の3つ。ポリアクリルエマルジョンがガラスのような透明感のある質感を出す素材というわけです。
実はガラス絵の具と一緒に並んでいる金や銀は、ラメの入っているのり絵の具。こちらの材質は、ポリビニルアルコールとなっています。粘度や質感が少し違いますが、ガラス絵の具と同じように使え、ほかでは出せないキラキラ感がつけられるのであると楽しいです♪
ガラス絵の具の仕上がり
実は赤・青・黄などの原色カラーもダイソーではあるようですが、今回購入できたのはパステルカラー系ばかり。
パステルイエロー、パステルグリーン、パステルブルー、パステルピンク、ピンク、パステルパープル、パステルオレンジ、ペールオレンジ、白、黒、ラメのり絵の具の金の合わせて11色。
水彩絵の具やアクリル絵の具のように、水で薄めることなく、そのまま使用。ドロッとして粘度高めの液体です。出すとぷっくりした状態になります。
筆で伸ばすこともできますが、ダイソーのガラス絵の具は色が薄めなので(しかも今回はパステルカラーばかりなので)あまり薄く塗らないほうが色がしっかり出ます。塗ったばかりはマットな色なのでわかりにくいですが、乾かしてみるとかなり色が変わるので変化を見てみましょう!
ひと晩乾燥させて状態や色をチェック。
パッと見でも違いの差がわかりますが、光を通してみるとパステルカラーと黒は透明度があまりなく、マットな感じのまま固まりました。金はのりの部分が透明になり、ラメが全面に出てざらついた感触に。ピンク、ペールオレンジ、白は透明感があって、ガラスっぽさがより感じられるようになりました。
カラーによってかなり違いがあるので、狙う仕上がりを考え、塗るときの厚みなど調整したほうがよさそうです。
ガラス絵の具の使い方
ペン型
ダイソーのガラス絵の具はペン型。直接ガラスに描くことができ、手が汚れません。
押す力加減は色によって多少調整が必要。というのも、わずかながら固さに違いがあるからです。特に黒は縁の線を描くことに特化して、固めになっています。黒と同じ力加減でほかの色を塗っていくと出しすぎてしまうので、気をつけましょう。
また、先の穴の大きさを変えることはできないので、細かな線を描くのは難しいです。
細かい部分は爪楊枝で
では細い線や細かな部分を塗るにはどうすればよいかというと、爪楊枝が大活躍。絵の具を伸ばして隅まで塗りつぶしたり、線を描いたりできます。
気泡はつぶす
絵の具によっては気泡が出やすいものも。この気泡はそのまま固まって穴になってしまうので、乾かす前につぶしておきましょう。ここでも爪楊枝が大活躍します。
混色可能
ガラス絵の具は、実は色を混ぜることができます。あらかじめ絵の具パレットに出して混ぜたり、色づけするときに混ぜながら塗ったりもできます。
修正できる
ちょっとはみ出しちゃったな~、線が汚くてやり直したいな~と思ったら、爪楊枝の先で絵の具を削るように取ったり、濡らしたキッチンペーパーで拭き取ってしまったりもできます。
しっかり乾かす!
塗り終わったら、風通しのよい場所でしっかり乾燥させます。半乾きで触ってしまうと、つぶれたり、指紋の跡がついたりしてしますよ。
乾燥時間は目安として8時間と記載されていますが、湿度や温度、塗った厚みなどによっても変わるので、様子を見て完全に乾かすようにすると◎
使いやすい状態にする
子どもと一緒に遊ぶとしても、子どもがひとりで遊ぶにしても、サッと準備してサッと片づけられるとイイですよね。使いやすさも考えて、トレーなどにまとめて入れておくと効率的。
ガラス絵の具で塗ってみよう!
ガラス瓶をリメイク
おうちにある空き瓶は、気軽に遊べるアイテム。これなら失敗しても気にならず、思いっきり塗っても大丈夫!
そのままガラスに好きな模様を描いてみて♪ クルクル丸く描くだけのドット柄なら、小さな子どもでもできます。
ちょっと気泡が残っちゃったけど、ふんわり可愛い色合いになりました。透明度の低いパステルカラーも、薄く塗ることで光を通してやわらかな色合いに。小物入れにしたりしてもイイですね♪
ステンドグラス風シールの作り方
ダイソーのガラス絵の具に記載されているステンドグラス風シールも、作った後に貼ったり剥がしたりできて、子どもウケ抜群。まずはどんな絵柄にするか決め、下書きを用意。これは自分で描いてもいいし、フリーのイラストをプリントアウトしてもOK!
透明のシートを下絵の上に乗せて、ズレないようにマスキングテープで固定。
まずは黒のガラス絵の具で線を描きます。
ガタガタになったり、はみ出たりしたら、爪楊枝で修正。その後は1時間以上しっかり乾燥させます。
黒の縁取りが乾いたら色塗り。
ちょっと色を混ぜたりして、爪楊枝で隅まで絵の具を広げます。
色づけが終わったら、8時間以上乾燥させます。乾燥していくことで色も変わってくるので、途中で様子を見て、もう少し塗り足したいな~と思うところが出てきたら塗り足しても大丈夫。
今回、ジンベイザメのドット柄は最初の段階で塗り残しておいて、途中で白を塗って乾燥させました。
こちらが乾燥後の仕上がり。メンダコのピンクはかなり色がかわりました。
あとはそ~っと剥がします。剥がしにくいときは冷やすといいみたいです。かなりやわらかいシールになっているので、しっかり固い状態でインテリアやクラフト素材として使いたい場合は、透明シートごとカットするとイイですよ♪
インテリアに♪ フォトフレーム入りガラスイラスト
黒で縁取りするのもいいのですが、あえて黒以外で描いてみても。ちょっとキラキラ感を出したイラストを描いてクリアフォトフレームに入れれば、インテリアにもなります。多少線がガタガタしても、色塗りが下手でも味わいが出て◎。平面で描きやすく、そのまま乾かしてフレームに入れるだけなので、初心者でも挑戦しやすくオススメです。
シールを作るときと同じように下絵は自分で描いてもいいし、フリーのイラストなどを利用してもOK! フレームの大きさに合わせて下絵を準備し、透明シートを上に重ねてマスキングテープで固定します。
金で縁取りする箇所と、縁取りなしで色を塗る箇所をまずは塗ります。これを1時間以上乾かします。
のり絵の具の金は、描いていても質感がガラス絵の具と違って線もわかりにくいので、なかなか苦戦。下絵通りにいかなくても、臨機応変に描いてみて。
触っても手につかない程度に乾いたら、縁の内側の色塗りをします。絵の具を重ねて塗る場合、最初の色が乾く前だと色が混ざってしまうので、時間をおいて表面が乾いてから乗せるようにしていきます。
しっかり乾燥させれば完成です。光を通すと、塗り残しや色むらのチェックがしやすいので、最後に確認してみて。イラストなら塗り残しがあっても味わいになるので、あまり気にしなくてもイイかも。
あとはフレームに入れるだけ。フォトフレームのガラスに直接描いてもいいし、ほかの透明シートに描いて挟んでもイイですね。取り替えるのも簡単にできるので、季節に合わせて作っても楽しそうです。
透明シートなので、置く場所の背景が見えます。裏に好みの色の紙を当てたり、見えるのを活かしても♪ 飾り方で雰囲気も変わりそうです。
まとめ
ガラス絵の具は、ガラスなどに直接描くことのできる絵の具です。ダイソーでは色も豊富にそろい、ペン型なので手も汚さずに手軽に描くことができます。
空き瓶のリメイクやシール作りなど、ガラスのような作風にするための素材としてはもちろん、ツヤのある質感を活かして、スイーツデコやワイヤークラフトに活用したり、アイデア次第で活躍できるアイテム。色によって透明度や固さが異なるので、どのように仕上げたいかによって使い分けるとイイですよ♪