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忙しいときに限って発生しがちな「子どもの忘れ物」をなくすために。暮らしの専門家が実践してる“4つのポイント”
新学期がはじまったものの、子どもの忘れ物にお困りではありませんか? 我が家には子どもが4人いますので、忘れ物を届けにいったことが何度あったことか……。その経験を通して我が家が編み出した、忘れ物を防止するため押さえておきたいランドセル収納のポイント、そして忘れ物をしにくくなる日々の仕組み作りをお伝えします!
4人の子どもと暮らす、名古屋在住ライフオーガナイザー®︎中矢くみこです。
学校に通う子どもにとって、切っても切り離せない「忘れ物」。親がサポートするのもある程度は必要ですが、最終ゴールは子どもが自分自身で持ち物が管理できるようになるといいですよね。そこで、今回は忘れ物をしにくくなる環境づくりのポイントについてご紹介します。
1.「準備に必要なもの」を1ヶ所に!
学校の準備をするとき、必要なものがいろんなところに点在していると、移動している途中で準備をするものが頭の中から抜け落ちてしまいやすくなります。できれば「1ヶ所で完了」できることが大切です。
![子ども, 小学生, 忘れ物, 防止](https://cdn.kosodate.mynavi.jp/uploads/content/image/776632/%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%88_2023-08-24_18.42.51.jpg)
教科書やハンカチ・ティッシュ、給食セットなどは、ランドセル置き場1ヶ所にまとめて収納します。
出し入れしやすい収納は子どもによって違います。親が決めた方法がうまくいかないときは、子どもに聞いてみるのもひとつです。
2.「今」必要なものだけに!
1ヶ所にまとめて収納した際に問題になるのが、物がありすぎてゴチャついてしまうこと。数ヶ月先まで使わない絵の具セット、習字道具、教科書「下」、使いかけのノートなど、あっという間に溜まってしまいます。
物が積み重なってしまうと、見た目の圧迫感も出てきますし、どこに何があるか把握しにくく感じることも。
![子ども, 小学生, 忘れ物, 防止](https://cdn.kosodate.mynavi.jp/uploads/content/image/776636/%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%88_2023-08-24_17.27.38.jpg)
そこで、ふたつ目のポイント。ランドセルまわりには「今、使うもの」だけにすること。
「今、使うもの」の目安は、1ヶ月の間に使うもの。それ以外のものは、目につきにくいように収納します。ランドセル収納と同じ場所なら「少し見えいくい場所」、別の場所に移動するなら「比較的近い場所」に収納するようにしましょう。
3. 特に忘れるものは出しっぱなしに
「うっかり!」で、忘れ物が多い子どももいます。子ども自身で管理するのが難しいときは、まわりのフォローが必要になります。
忘れやすいものは、目につきやすいところに見えるように置いておきます。家族が忘れ物に早く気がつけるので、声をかけやすくなりますよ。
![子ども, 小学生, 忘れ物, 防止](https://cdn.kosodate.mynavi.jp/uploads/content/image/776643/%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%88_2023-08-24_17.12.39.jpg)
4. ツールも活用! 支度ボード
日々のルーティンの持ち物ついては、支度ボードも有効です。毎日のことでも、疲れているときに10個近くやることを思い出しながら準備をするのは、大人だって難しいはず。
さまざまな支度ボードがありますが、写真のように、簡単に1枚の紙に書き出して貼っておくだけでも、思い出しやすくなります。
![子ども, 小学生, 忘れ物, 防止](https://cdn.kosodate.mynavi.jp/uploads/content/image/776640/%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%88_2023-08-24_22.17.45.jpg)
こちらは、表に登校前にやること、裏側に帰宅後にやることを書いてあります。準備が終わったらくるりん! とひっくり返しています。紐でくくりつけているので、扱いに勢いのある子どもでも使えています。
忘れ物! 気がついたとき親はどうする?
忘れ物対策をしても、うっかり忘れてしまうことはありますよね。どこまでフォローするのがいいのか迷ったときは、事前に基準を決めておくと判断がスムーズです。
我が家の基準は「誰が困るか?」。お困りレベルごとに、3つのグループに分けています。
1:子ども以外が困る忘れ物
2:子どもがかなり困っている状況
3:そこまで困らない忘れ物
子どもが忘れ物をしたときは、どのグループに当てはまるか? を判断するだけ。3つくらいなら悩まず、サッと行動に移せます。
筆者の場合、夏場に子どもが水筒を忘れたなど、2に該当すると判断したら学校まで届けにいきます。
小学生ともなると、どこまで親がフォローするべきなのか判断が難しい場面も多くなります。しかし「忘れ物をして困る」というのも、子どもにとってひとつの経験。あえて「届けない」という選択も、親としては必要だと感じています。
まとめ
なんでもフォローしてきた未就学児とは異なり、小学生ともなると、やはり自分のことは自分でできるようになってほしいですよね。忘れ物を減らす環境づくりは、片づける力をつけることにも繋がり、やがては子ども自身の自立にも繋がってきます。
小学校6年間という長いスパンで、子ども自身が管理しやすい方法がわかるように、トライ&エラーを温かく見守っていけるといいですね。