【レシピ付き】「料理の面倒くさい工程は工夫で省ける」! 料理系人気インスタグラマー・Akkaさんインタビュー②
耐熱容器やポリ袋を使ったレシピがインスタで話題の時短料理研究家・Akkaさん。最近では「手間をかけずにおいしいごはん」をモットーに日々、投稿をしています。
Instagramのフォロワー16.4万人(2024年2月現在)と圧倒的な支持を受け、『耐熱容器・ポリ袋をフル活用! Akkaの時短おかず308品』(宝島社)も好評発売中のAkkaさんにインタビュー!
前回は主にポリ袋調理の魅力を語ってもらいましたが、後半となる今回は、プライベートにまつわる質問をしてみることに。Akkaさんのオリジナルレシピも紹介します!
※記事内の「ポリ袋」は耐熱・耐冷ポリ袋を指します
お話をしてくださった方
Akkaさん(時短料理研究家)
家事は好きじゃないからこそ、仕組みで手間を省く
――手間のないおいしい料理をインスタで発信しているAkkaさんですが、ほかの家事で「手間だなぁ。苦手だなぁ」と感じているものはありますか?
Akka 家事はだいたい嫌いです!(笑)。ただ、例えば片付けにしてもとくに好きじゃないんだけど、散らかっているのは苦手なんですよ。なので、物の住所を決めていて、出したらそこにすぐ戻す習慣をつけています。週末とかに一気にやろうとすると逆に大変なので。
――苦手だからこそ、仕組み作りで手間を減らしているんですね。それは「手間なしでおいしい料理」を掲げているAkkaさんのレシピにも通じますね。
Akka 確かにそうかもです。自分では当たり前のようにやっていることなので、気がついていなかったですが……。ほかにも洗い物に時間をかけるのも嫌なので、寝る前にまとめて食洗機を回したり、簡単なものは料理中にちょくちょく手洗いしたり。何かと効率化はしていると思います。
ちなみに共働きなので家事は分担しています。改めて話し合ったわけではありませんが、夫とはうまくお互いの得意・不得意をカバーできている気がします。
料理にはやらなくていい工程がたくさんある
――共働き家庭には毎日の生活を送るのも大変!という家庭が多いですが、Akkaさんのおうちはいかがですか?
Akka めっっっっちゃ大変ですね! 子育てに関して言えば、長男と次男に気力・体力を吸い取られてますし、いつも怒ってばかりです。仕事は今、フリーランスですが、インスタをスタートしたころは保育園で給食を作る仕事だったんですよ。パートだけどフルタイムで働いていたので、時間がなくて仕事と育児の両立に本当に悩みました。だからこそ効率的に料理を作りたい思いも強くて、ポリ袋調理をメインに発信をし始め、同じ立場の人に私のレシピが届いて料理をラクに感じてほしかったし、今もそうですね。
料理ってそもそもやらなくていい工程がたくさんあるんですよ。とにかく面倒くさいことが多いから苦手に感じる人もたくさんいるけど、ポリ袋や耐熱容器で省ける工程があるし、省けたら料理が楽しいって感じられる人も増えると思うんです。
実際、フォロワーさんにもみんなが当たり前のようにしている調理工程を、ポリ袋や耐熱容器の活用で省く“目から鱗“な裏技が人気です。例えば、ブロッコリーを耐熱ポリ袋でレンチンする方法などですね。みんな茹でるもんだと思っているけど、この方法を知ると「レンチンでしかもうしたくない」って声もよく聞きますね。
夫婦で晩酌をするときにおすすめのレシピを紹介!
――今回、パートナーである旦那さんのお話も伺いましたが、Akkaさんのオリジナルレシピの中で「夫婦で晩酌するときのおつまみ」レシピを紹介していただけますか? 料理が苦手なパパでも作れるものでお願いします!
Akka おいしくて、とくにお気に入りの一品を紹介しますね。「甘えびのしょうゆ漬け」です。韓国風のピリ辛味なんですが、漬けるだけと簡単! 数あるレシピの中でもよく作るレシピで、夫からの評判もいいですよ。
甘えびのしょうゆ漬け
✅ 材料(2人分)
甘えび(刺身用)…20尾
にんにく… 1片
A ---------------------------
しょうゆ・水…各50㎖
酒・みりん…各30㎖
砂糖…小さじ2
しょうがチューブ… 2㎝
長ねぎ(青い部分)…10㎝
輪切り赤唐辛子…少々
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✅ 作り方
①にんにくは薄切りにする。
② 耐熱容器に①とAを入れて混ぜ、ラップをせずにレンチン2 分。取り出して、完全に冷ます。
③ ②に甘えびを入れ、3時間以上漬ける
Akka あとお刺身つながりで、もう一つ紹介したいレシピがあります! 最近、値上げの影響を皆さん受けていると思うんですが、我が家でもとくにお刺身は安い切れ端を買うことが増えたんですね。その切れ端を漬けにした海鮮丼が本当においしい! もちろん、晩酌時にごはんなしでおつまみとして食べるのも、お酒にぴったりですよ。
海鮮漬け丼
✅ 材料(2人分)
好きな刺身(マグロ、白身魚など)…150g
酒・みりん・しょうゆ・白すりごま…各大さじ1
✅ 作り方
①耐熱容器に酒、みりんを入れ、ラップはぜずにレンチン1 分。しょうゆを加え、粗熱がとれるまで冷ます。
②ポリ袋に刺身、白すりごま、①を入れて袋の口を閉じ、冷蔵庫で1 時間以上漬ける。
③ 器にごはん(分量外)を盛って②をのせ、好みで卵黄をのせる。
手間なく作れるだけではなく、お財布にもやさしいなんて、優秀すぎるレシピ! こちらを読んでいる男性の皆さん。パパが作ってくれたら、ママはとっても喜びますよ。ぜひ、トライしてみてください。
(解説:Akka、取材・文/江原めぐみ)
どちらのレシピも、工程が少なく、驚くほど簡単ですよね! まさに共働きが多い現代の家庭にぴったり! 気になった皆さん、ぜひ作ってみてくださいね。
(解説:Akka、取材・文/江原めぐみ)
『耐熱容器・ポリ袋をフル活用! Akkaの時短おかず308品』(宝島社)
「料理に手間をかける時間がない」「おいしいものをラクして作りたい」そんなママ・パパにこそ、おすすめのレシピ本。だし巻きだって、鶏の照り焼きだって、いつもより簡単においしく作れて、きっと驚くこと間違いなし!