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2024年05月17日 07:07 更新

仕事と子育てに追われて毎日へとへと…! そんなお疲れの毎日でも「痩せたい!」が叶う、にーよん流ダイエット方法とは?

ダイエット系インスタグラマーのにーよんさん。今はすっきりとスリムな体型を持つ彼女ですが、5回の妊娠・出産を繰り返した影響で今より+20kg以上あったそう。ただし、その脂肪を健康的なアプローチで“ちぎり捨てる”ことに成功してからは、小さなリバウンドは起こしつつもその都度乗り越えてを繰り返し、体型を維持し続けています。

今回はそんなにーよんさんにワーママ・ワーパパの「痩せたい!」悩みを相談することに。時間がないなかでも、疲れていてもできるダイエット方法を教えてもらいました!

Lazy dummy

お話をしてくださった方
にーよん さん
(ダイエット系インスタグラマー/@sango_diet24)

スーパーでは鍋の食材を買う。冷蔵庫の中身が変わればこっちのもんです!

――にーよんさん、単刀直入にお伝えしますが、とにかく痩せたいんです! でも、仕事と子育てに追われて時間がありません。おまけに毎日へとへとです。何からすればいいでしょうか?

にーよんさん 食べ物の内容を変えるのが一番の近道です。量じゃなくて品を変えるイメージです。何を食べているかでボディラインは確実に変わっていきますよ。家族と別メニューにするなど、手間と時間をかけたりしなくていいので、まずはスーパーに行った時に「いつでも鍋ができる冷蔵庫に」をテーマに買い物をしましょう。スーパーに入ったら、一回深呼吸。余計なものに気が向かないように「お気を確かに」と自分に声をかけます! そうして淡々と鍋の材料をカゴに入れていく。買い物さえうまくいけば、こっちのもんなんです!

にーよんさん(本人提供)

にーよんさん 思い返してもらいたいのですが、太る食べ物って結局自分が買っているんですね。私自身、ダイエットに成功する前はとにかく家族がよく食べるもの、簡単に用意できるものをと思って、インスタントラーメンやレトルトカレー、菓子パンなどを買って、ストックしていたんです。毎日忙しいし、子どもってなぜかそういう簡単な食べ物を好みませんか? だからスーパーで「カップ焼きそばが安い! 子ども達に買っておこう!」とカゴによく入れていました。

それ、結局自分が食べていたんですよ。子どもに買っていたはずなのに、自分が食べてました。インスタントのものってすぐに食べられるんです。でも、鍋の食材はそういうわけにいきません。そんなふうに簡単に食べられない環境を作る。要は仕組み作りが大事でして、その第一歩が冷蔵庫の中身を変えることだったんです。食事を変えるのは最初辛いかもしれませんが、慣れてくると、自分の体が油物をあまり受け付けなくなったり、自分で作ったヘルシーなもののほうがおいしいなと思うように変わっていきます。すると、インスタントラーメンがもし家にあったとしても食べないメンタルが育ってくるんです。

ちなみに、夕飯作りで残った野菜は夜のうちに切って朝の味噌汁に入れれば、家族全員でヘルシーな朝ごはんが食べられます。味噌汁だったら、たとえ子供が残して余ったとしても、自分のお腹が空いた時の非常食にすればOKですしね!

▲にーよんさん宅の“リアル冷蔵庫”。パクパクつまみ食いしても太れる食材がない!
『ダイエット母さん、20kgの脂肪をちぎり捨ててみた。』(KADOKAWA)より

食べないダイエットは厳禁。原型のあるおやつを用意しよう!

――ダイエットの相談をしているのに言いにくいんですが、どうしてもおやつが我慢できません。やっぱり我慢しかないですかね?

にーよんさん 食べましょう。ダイエット中でも食べられるおやつを見つけて、用意しましょう。小さいお子さんをどこかに連れて行く時って、おやつをバッグに入れて行きますよね? あれと一緒! ダイエットしている私たちって、「おなかがすいた」って駄々をこねます、絶対に(笑)。なので、それに備えて準備しちゃえばいいんです!

ちなみに私は原型のわかるものをおすすめしています。加工されたチョコやクッキーではなくて、おにぎりとかさつまいもです。ほんとに小さい子の子育てをしてるみたいですよね(笑)。市販の甘いお菓子に体が慣れていると、最初の1日目・2日目はすごく食べたい欲に囚われると思います。だけど、2日くらい続けると、そういった強烈に甘いものを食べなくても生きていけるんだなってことがわかってきます。だんだん味覚が研ぎ澄まされて、さつまいもでもすごく甘く感じ始めますよ。

――食べてもいいんですね。安心しました!

『ダイエット母さん、20kgの脂肪をちぎり捨ててみた。』(KADOKAWA)より

にーよんさん 量を少なくするとか、食べないダイエット方法は続かないと思います。なので、ダイエット=量を減らすって固定概念を無くしてもらえれば! 量はそのままに、いかに自分の食べたいものをたくさん食べられるか考えるといいですよ。

例えば「あータルタルソースたっぷりのチキン南蛮食べたいっ! タルタルソースに溺れたいー!」って日があったとしますよね(笑)。でも、マヨネーズはカロリーが高くて使いたくないから、どうしよう……そうだ、水切りヨーグルトでタルタルソースを作ろう! みたいな。そんなふうに自分の「食べたい!」欲をどう叶えるか考えていくと、ダイエットに楽しく取り組めます!

――確かに! ゲームをクリアしていくみたいで、ワクワクしますね! 

絵本を読みながらでもできる“コルセットブレス”がおすすめ!

――ちなみに運動はどうですか? 

にーよんさん 食事内容を変えたら、その次に運動です。ただ、時間がないですよね。そんなとき、まず最初に正しい姿勢を意識して生活してみてください。お腹を凹ませようって意識すると、自然と姿勢がよくなりますよ。

それと呼吸です! 私は“コルセットブレス”という名前をつけているんですけど、お腹周りを支えるコルセット筋を誰もが持っているんですね。だけど、使わないから緩んじゃってて、下っ腹がボコっと出てきちゃう。だから、そのコルセット筋を中央にきゅっと集めて、ぎゅうぎゅうに締めるイメージで、深く呼吸する。

▶︎Step1. コルセット筋を意識する
ちょうどチャンピオンベルトを巻くような位置にあるのがコルセット筋。この部分を意識しつつ、足を肩幅くらいに広げ、子宮を持ち上げるように背すじを伸ばします。
▶︎Step2. コルセット筋でお腹を凹ます
まずはお腹の中心に自動ドアがあるとイメージしましょう。ゆっくり口から息を吐きながら、その扉をグーッと閉じていくようにお腹を凹ませます。そのとき、腰を曲げたり肩を上げたりしないように気をつけて。
▶︎Step3. 息を吐いて腹ペタキープ&呼吸続行
息をぜんぶ吐ききって、お腹がこれ以上は凹まないと感じたら、腹ペタをキープした状態で浅めの呼吸をくり返します。お腹の自動ドアは限界まで閉じておくことがマスト。10~30秒キープしたら、お腹をゆるめます。
『ダイエット母さん、20kgの脂肪をちぎり捨ててみた。』(KADOKAWA)より

にーよんさん 時間を使わないので、仕事中や電車の移動中、子どもの絵本を読んでいるときだってできますが、これを1日何回かやるだけでも確実に体型は変わっていきます。本当に少し意識するだけでボディラインの変化って起きるんです! それに慣れてきたら、家事の隙間時間やテレビや子どもの相手をしながらできる、ながら筋トレをしてみるといいですよ。

――最初のハードルを下げることが大切ですね! なんだか自分にもできるような気がしてきました!

こちらの前編ではダイエットの取り掛かり方を教えてくれたにーよんさん。後半はにーよんさんがダイエットにもっとも大事だと考えるメンタルの話をお送りします。ぜひ、チェックしてみてくださいね!

(解説:にーよん、取材・文:江原めぐみ)

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