面倒な寝具の入れ替えもこれでラクラク! 本棚のように出し入れできる簡単収納法【IKEA&無印良品】
季節の変わりめでの寝具の入れ替えって大変ですよね。干したり、洗濯したりする手間に加えて、大きなものを出し入れするので、時間もかかってしまいます。そこで、定番の収納用品を使って、出し入れが億劫な方でも楽に、本のように出し入れができる収納をご紹介いたします。
こんにちは。名古屋在住のライフオーガナイザー®︎中矢くみこです。
ボリューム感のある布団の収納場所といえば、押入れ。しかし、布団以外にもさまざまな物を収納したい場所であるがゆえに、出し入れしやすく収納することが難しい、とご相談を受けることがあります。
そんな私もライフオーガナイザーになる前は、押入れの中をうまく使えずに困っていたひとりでした。1年を通して使う寝具。出し入れのしやすい収納を見つけるために大切だったのは、自分の苦手と向き合うことだったんです。
布団圧縮袋収納で失敗……
我が家の寝具の中で、季節ごとに入れ替えが必要なものは「掛け布団」「毛布」「シーツ類」です。それを、布団圧縮袋に入れて押し入れにしまっていました。
ところが、これが私には向かない収納で……。
圧縮した布団は、形が凸凹。バラバラの凸凹が数個重なった状態は好みの見た目ではなく、押入れの中での安定感もよくありませんでした。
さらに、圧縮するために「掃除機を持ってくる」→「掃除機で吸う」と2つのアクションが増えることも、布団の入れ替えを億劫に感じさせる一因となっていました。
アクション数の少ない収納へ!
そこで、寝具の入れ替えで感じていた負担を減らせる収納にするために、できるだけアクション数が少なくて、面倒に感じにくい収納に変えていきました。
ポイントは3つ。
・適当に放り込んでもOKな収納用品
・ひとつだけ出したい! にも対応できる
・できるだけ少ないアクション数
そのために使ったのは定番収納用品の2アイテムです。
掛け布団には「IKEA」SKUBB
ひとつめはIKEAの「SKUBB(スクッブ)」です。
SKUBBに収納しているのは、掛け布団です。持ち手を引っ張り出せば、本棚から本を出すように出し入れできる優れものです。
以前は、床に這いつくばりながら袋のサイズに合わせて掛け布団を入れ、さらに掃除機で圧縮するという手間がかかっていました。それがSKUBBを使いはじめてからは、8つ折りにして突っ込むだけ(笑)。
多少はみ出てしまっても、ふわっと押し込んでファスナーを閉めればOKです。側面はプラダンシートが入っているので、布団でぱんぱんになっても形をゆるくキープしてくれ、立てて収納することもできます。
掛け布団の上には突っ張れる棚を2つのせて、棚板代わりに。SKUBBは四角く安定感があるので、中身が入っていない冬の時期でも形をキープし、しっかり支えてくれます。
シーツ類は「無印良品」引き出しに
ふたつめは無印良品の「ポリプロピレン衣装ケース」です。
無印良品の「ポリプロピレン衣装ケース」に収納しているのは、季節外や来客用のシーツ、毛布です。引き出しの中に立てて入れています。こちらも、本を出し入れするように、上から1枚ずつ出し入れができるところが便利です。
IKEAの「SKUBB」、無印良品の「ポリプロピレン衣装ケース」に共通した収納のしやすさは、1枚だけ抜いたり、1枚だけしまっても、収納の形が崩れないこと。
寝具の入れ替えのタイミングは家族によって違いますし、「洗濯をして干してからしまう」となると、家族全員分を一気にやることは難しいですよね。「バラバラ」と出し入れできるのはうれしいのです。
まとめ
寝具の収納を考えるときに大切なのは、季節の入れ替えのときに出し入れがしやすい収納かどうか。ふわっとした掛け布団はある程度かっちりしたケースに、コンパクトになるシーツ類は押入れの奥行きに合った引き出しを使って、奥に深い空間を無駄なく使いながら出し入れしやすい収納を作ることができますよ。
今回の記事が、みなさまの寝具収納の参考になれば幸いです。