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2024年05月08日 11:08 更新

「未来のお金」or「今のお金」、あなたはどっち? 20代〜50代の7割以上が「年金に期待していない」と回答!

WeCapitalは、全国の20代〜50代の男女合計1,005人を対象に、「年金への期待」に関する意識調査を実施しました。

年金に期待していない!? 年金引き上げの認知率は3割に届かず

年金引き上げの認知率は3割に届かず

はじめに、「2024年の4月以降、年金が上乗せ(=新年度の年金支給額が2.7%引き上げ)されることをご存じですか?」と質問したところ、7割以上の方が「いいえ(74.7%)」と回答しました。

年金が上乗せされることを知っている人は少数派ですが、将来受給される年金に対してどの程度期待しているのでしょうか。

そこで、「将来、受け取ることのできる年金にどのくらい期待していますか?」と尋ねたところ、「とても期待している(6.5%)」「ある程度期待している(15.9%)」「あまり期待していない(42.1%)」「全く期待していない(35.5%)」と回答しました。

「期待していない」の割合を合計すると7割以上となることからも、年金への期待が薄い様子がうかがえました。

さらに、2024年4月から年金が引き上げられることについてどのように感じているのか、詳しく聞きました。

年金の引き上げについて、あなたはどのように考える?

【あまり期待していない・期待していないと回答した人】
・物価高で仕方ないと言いたいが、負担が増えるばかりで手取りが減るので賛成できる部分がほぼない。(20代/女性/会社員)
・今後世代間の人口のバランスが変わっていくなかで、現行の年金システムで財政が破綻しないのか。破綻するならば早めに教えて欲しい。(20代/女性/公務員)
・生活が豊かになるほど年金が引き上げられるとは思えません。それを想定して若いうちから資産形成する人に対して、将来、資産があるから年金減額といった構図にはならないでほしいです。(30代/男性/公務員)
・引き上げ率が物価上昇率に追いついておらず、支給額が多少増えても得した気分にはならない。(40代/男性/パート・アルバイト)

【とても期待している・ある程度期待していると回答した人】
・物価の上昇が家計にかなり響く上、今後も物価の上昇が予測できるが、少しぐらいの年金額上昇があったとしても実質マイナスになるから、カバーできないと思います。(20代/女性/専業主婦)
・年金を将来いくらもらえるかわからないけど、支給額引き上げは普通に嬉しいです。(40代/男性/会社員)
・引き上げされること自体は嬉しいですが、生活していくのに十分な金額ではないと思います。できれば、大幅に引き上げてほしいです。(40代/女性/会社員)
・物価が上がってるのだから、年金の引き上げは当たり前であって、このまま実質目減りしたままの状態が続けば、ますます年金を納める若者が減っていって、この制度は崩壊するとしか思えない。(50代/女性/自営業・自由業)

年金の引き上げについて、期待はしているものの、物価高といった厳しい状況に「当たり前」「実質目減り」といった意見も挙がっており、将来の生活に不安を感じていることがうかがえます。

大事なのは「今」使えるお金? それとも「未来」のお金?

年金は、老後や就労困難となった際に、国民同士で暮らしを支え合うという社会保険の考えで作られた制度です。しかし、電気料金や食品、生活用品、サービスの値上げなどの物価高が続くなか、現在の生活に不安を感じている人も多いのではないでしょうか。

大事なのは「今」使えるお金? それとも「未来」のお金?

「“今”のお金と“未来”のお金、どちらのほうが大事だと思いますか?」と聞いたところ、「今のお金(21.5%)」「どちらかと言うと今のお金(31.0%)」と、合計で過半数が今のお金のほうが大事だと考える傾向があることが明らかになりました。

そこには、どのような理由があるのでしょうか、「今のお金」「未来のお金」それぞれを具体的に聞いてみました。

今のお金と未来のお金、それぞれに大事だと思う理由を聞きました

【今のお金】【どちらかと言うと今のお金】
・今必要なことにお金を使って充実した人生を送りたいと思っています。今を楽しみたい。(20代/女性/学生)
・子どもが3人いるため暮らすのがやっとです。どうやって3人を社会に送り出せるか。今が大事です。(40代/女性/パート・アルバイト)
・いつ何が起きるかわからないので未来のお金のことばかり考えるのは……(50代/男性/会社員)

【未来のお金】【どちらかと言うと未来のお金】
・まだ若いので就職先も見つけやすいけど、年齢が高くなるにつれて働くのが難しくなると思うので、未来のお金のほうが大事だと思います。(20代/女性/専業主婦)
・老齢年金だけでは老後の生活に足りないということが予想されているため。(30代/男性/会社員)
・目先のお金は何とかなるが高齢となった未来のことは予測が難しいので今のうちから貯蓄等をしておく必要はあると思う。(50代/男性/会社員)

今使えるお金のほうが大事だと感じている人がわずかに多い結果となったものの、未来のお金も疎かにはできないと考えている人も多いことから、どちらも大事であることがうかがえます。

それぞれの理由には、どのような背景があるのでしょうか。

それぞれの理由には、どのような背景がある?

まずは、前述の質問で「今のお金」「どちらかと言うと今のお金」と回答した人に、「“今”のお金が大事な理由を教えてください(上位2つまで)」と質問したところ、「生活水準をあげたいから(39.3%)」との回答が最も多く、「趣味や好きなことに使いたいから(35.9%)」「旅行に行きたいから(19.2%)」と続きました。

続いて、反対に「どちらかと言うと未来のお金」「未来のお金」と回答した人に、「“未来”のお金が大事な理由を教えてください(上位2つまで)」と聞いたところ、「老後が不安だから(68.8%)」と回答した方が最も多く、「病気・介護に備えるため(25.3%)」「生活水準を維持するため(20.3%)」と続きました。

それぞれが、日々の生活で重視するポイントが見えてきたようです。

調査概要

【調査概要】「年金への期待」に関する意識調査
【調査期間】2024年4月4日(木)〜4月5日(金)
【調査方法】リンクアンドパートナーズが提供する調査PR「PRIZMA」によるインターネット調査
【調査人数】1,005人
【調査対象】調査回答時に20代〜50代男女と回答した全国のモニター
【調査元】We Capital
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ
【出典】WeCapital「年金への期待」に関する意識調査(https://we-capital.co.jp/journal/money-business/research-report-04-2024/


WeCapital
https://www.we-capital.co.jp/

(マイナビ子育て編集部)

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