約半数が「高いと思う」 月々の保険料の支払い額 2位「5000円以下」1位は?
アントプロダクションが運営する保険の無料相談サービス「グッドカミング」は2024年7月、生命保険に関するアンケート調査を実施しました。
万が一の際、家族や自分のために備える「生命保険」。加入を検討する時期や目的、必要な保障は人によって大きく変わります。
自分にとって必要な保障と適切な保険料を考える時、他の人の意見を参考にしたいと考えている消費者は多いことでしょう。
今回実施された調査では、そんな生命保険の実態に迫っています。
「現在生命保険に加入している」回答者は6割超に
アンケートを実施した2024年7月時点で「生命保険に加入している」と回答したのは、300名のうち約61.3%(184人)でした。
一方、生命保険に加入していないのは、解約済み・満期を合わせると38.0%(114人)。加入している保険への理解に関連する結果として「生命保険に加入しているのかわからない」人も、約0.66%(2人)いました。
「生命保険に加入している」と回答した184人に対して保障内容への理解度を聞いたところ、結果は下記の通りでした。
・ほぼ完全に理解している……17人
・だいたい理解している……118人
・あまり理解していない……48人
・全くわからない……3人
「生命保険に加入している」ことはわかっていても、「どんな生命保険に加入しているか」をあまりわかっていない層が51人いることが明らかとなりました。
ひと月あたりの保険料は「5,001円〜10,000円」が最多
現在の生命保険に加入している回答者に対して、ひと月あたりの保険料を聞きました。
最も多かったのは 5,001円〜10,000円で約34.9%(65人)。次いで1〜5,000円以下が約25.8%(65人)と、約60.8%はひと月あたり10,000円以下の保険料になる生命保険を選択している結果となりました。
現在加入している生命保険の種類(複数回答可) (n=186)
◎種類/回答者
・生命保険(終身)/123人
・生命保険(定期)/63人
・個人年金保険/35人
・養老保険/9人
・学資保険/22人
・その他/10人
中には生命保険(終身)、個人年金保険、養老保険、学資保険に加入していると回答した人も。
ひと月あたり35,000円を超える支払いをしている回答者も複数人出ているため、適切な保険料はライフプランや選択する保障次第で大きく変わると言えるでしょう。
現在の保険料を「高い」と感じる回答者は約半数に
現在保険に加入している186名に対して、支払っている保険料をどう感じているか調査しました。
「妥当」と考える層が約41.4%(77人)の一方、約49.4%(92人)は「高いと思う」と回答。保険料について「安いと思う」回答者は約3.2%(6人)にとどまりました。
月々の保険料について高いか安いか「わからない」層も約5.9%(11人)と少なくはない様子。将来の生活に必要なお金や今後のライフプランを考え、今加入している保険を見直す時間が必要な人も多いのではないでしょうか。
保険に加入しない層にとってのネックは「保険料の負担」
最初の設問で「現在生命保険に加入していない」と回答した114名に対して、生命保険に加入しない理由を聞いたところ、最も多い理由は「保険料の負担が大きい」約37.7%(43人)でした。
「保険金を遺す相手がいない」「保障に魅力を感じない」もそれぞれ約16%前後の層が理由として挙げていましたが、保険料の負担感が大きな差をつけて多数派となりました。
生命保険を検討する情報源は「保険代理店(営業職員)」が最多に
生命保険への加入を検討した経験がある回答者に対して、主な情報源を質問したところ、最も多かったのはやはり「保険代理店(営業職員)」約46.5%(105人)でした。
次点で多いのは「家族・親戚」約20.4%(43人)、「比較サイト等」約16.8%(38人)。自分で保険について調べる、家族の勧めで加入する層は少なくありませんが、最終的には保険代理店でプロの意見を聞いて決断する人が多いようです。
調査概要
概要:生命保険に関するアンケート
有効回答数:300人
調査対象:日本在住の男女
調査実施日:2024/7/19〜7/22
調査方法:インターネットによる任意調査
アントプロダクション
https://ant-production.jp/
(マイナビ子育て編集部)