
「子育てや家庭運営の経験が社会で役立つ」と感じている人は約7割! 身についたスキルは「作業効率化」「マルチタスク能力」
ベンドが運営する「スキルアップ研究所」は1月20日、全国の20代~60代の子育て経験のある人を対象に調査した「子育て経験のある人のリスキリングに関する実態調査」の結果を発表しました。
家庭でのスキルが社会でも活かされている結果に
子育て・家庭運営の経験は社会で価値があると思うか尋ねたところ、6割以上が「非常に役立つ」「ある程度役立つ」と回答しました。

年齢別に家庭スキルの強みについて聞くと、仕事と育児が本格化する時期である30代では、短い時間で成果を出す「作業効率化(時短術)」、40代は「マルチタスク能力」(22.1%)が多くなりました。同社では、「40代は受験や習い事の送り迎え・親の介護が始まるケースもあり、同時に複数の役割をこなすためにプロジェクト管理やスケジュール調整の力が磨かれやすいと推測される」としています。

続いて、子育て経験者のリスキリングが必要と思うか尋ねると、「必要性を感じる」と回答した人は8割を超えました。その中で、全年代において50%以上が「必要だが行動していない」と答えています。

この調査結果を受けて、同社では『育児や家事を通じて得られたスキルは決して「ブランク』ではなく、『ビジネスに直結する下地』であることを強調したい。この認識を広めるためには、企業の評価制度、国や自治体の支援策、個人の積極的な学び直しが三位一体となる必要がある」とまとめています。
調査概要
調査名:子育て経験のある人のリスキリングに関する実態調査
対象者:20代~60代の子育て経験のある方
調査方法:インターネット調査
調査期間:2025年1月5日~2025年1月12日
回答数:300
調査詳細:https://reskill.gakken.jp/4667
スキルアップ研究所/学研ホールディングス
https://reskill.gakken.jp/
(マイナビ子育て編集部)