
菊地亜美さん、第二子出産を振り返り「産後の元気さが一人目のときと全然違う」
第二子を出産したタレントの菊地亜美さんが、一人目の出産を振り返りながら、今回の出産について語りました。
一人目の陣痛がよみがえり、計画無痛分娩に
4年前、第一子の出産は自然分娩で壮絶な出産だったという菊地亜美さん。第二子の出産については迷っていたものの、臨月に入った頃から陣痛を想像すると怖くなってしまい、計画無痛分娩に決めたそうです。
もともとは出産予定日の1週間前に計画無痛分娩を予定していましたが、臨月に入り、お腹がはちきれそうなほど大きくなり、恥骨痛や腰痛、鼠蹊部の痛みもあり、日常生活が大変になったため、もう1週間早めることに。
入院後、お産の進行を促すバルーンを入れることとなり、「子宮口が3~3.5㎝ぐらい開くと自然にバルーンが落ちる」と説明を受けた菊地さん。そのまま部屋のベッドで子宮口が開くのを待ちながら、「一人で何もせずに泊まるなんてなかったから、こんなにゆっくりできるの久しぶりかも。ベッドに横になってスマホ見ていられるなんて……」と、幸せに浸ったと明かします。
バルーンを入れている間、生理痛のような痛みはあったものの耐えられるほどで、産前に見たいと思っていた韓国ドラマを見るなど束の間の一人時間を楽しみますが、バルーンがなかなか落ちてこず、徐々に不安に……。助産師さんに相談し「このままとれなかったらまだ早いかもしれないから一度退院しましょう」という話にもなったものの、その夜にバルーンは落ちて翌朝7時頃に人工破水をしてもらったと説明しました。
一人目の出産のとき、人工破水をした10分後に壮絶な痛みに襲われたという菊地さん。そのときの記憶がよみがえりますが、今回は10分経っても強烈な痛みは伴わず、じわじわと痛みは増すものの、前回の痛みに比べれば全然耐えられる痛さだったそうです。促進剤を打った後も痛みはそれほどではなく、お昼頃に無痛分娩の麻酔を背中から注射。
すると菊地さんは「もともと腰痛がひどいんですけど、腰痛の痛みをとるブロック注射みたいな感じで、腰痛が和らいで気持ちいいと思っちゃって」と意外な反応。さらに子宮口が全開になるまで待っていたときも、「麻酔が効いてきたら体がぽかぽかして、下半身は動くんだけど、温かくて気持ちがよかった」と振り返りました。病院の先生いわく「温泉に入ったみたいな感覚でリラックスできる人もいる」とのことで、人によっても麻酔の効き方や感じ方はそれぞれのようです。
自然分娩も無痛分娩も「どっちも後悔してないし、どっちも経験できてよかったな」
いざ産まれそう、となったタイミングで、立ち会いのタイミングで夫と長女も入室。長女はドキドキワクワクの様子で、1時間ぐらいみんなでおしゃべりしていたそうですが、いきむタイミングになって、この日の麻酔の効き方からは想像できないような痛みがきたそうです。
「イタタタ……」と耐える菊地さんを、長女と夫は「がんばれ!」と応援。助産師さんは「楽しい、笑いながらのお産にしましょう」と場を和ませてくれ、長女がおもしろいことを言って笑わせてくれようとするなど、菊地さんは「ほっこりしたし、うれしかった」と明かします。
出産の瞬間は痛みもなく、「あたなだったのね~、このお腹にいた子は~」という慈しみの言葉が自然に出てきたほど穏やか。産後の元気さも前回とは全然違ったようです。産前は、赤ちゃんが生まれたら上の子がどうなるかな……と心配もありましたが、生まれた瞬間から「かわいい~」とお姉ちゃんっぷりを発揮。菊地さんはそんな娘さんの姿にも感動したそうです。
「前回のお産だったら、トラウマになっちゃいそうでとても見せられなかった。今回、上の子が立ち会うのに計画無痛分娩にしてすごく良かったと思う」と菊地さん。また、お腹の中にいるときの赤ちゃんの位置やお腹の出具合から、助産師さんから「自然分娩だったら壮絶な痛みでしたよ」とも言われたそうで、「無痛にしてよかった~」としみじみ。「でも、それも前回の自然分娩を経験したからこそ思えたことでもあるから、どっちも後悔してないし、どっちも経験できてよかったな」と振り返りました。